【三重県南伊勢町の山】
山名 鶴路山(かくろさん・291..9メートル・三重県南伊勢町)
日時・人数  2010年9月29日(水)・単独
交通・駐車 県道721号(サニーロード)を経て国道260号で南伊勢町押淵へ。
伊勢市から車で40分
高速利用の場合は、伊勢自動車道玉城IC下車、サニーロードに入る。
駐車場は、南伊勢町押淵バス停付近。
登山口 福浦口〜鶴路山〜内瀬浜〜北尾根〜鶴路山〜西尾根〜福浦口
タイム 駐車地(押淵バス停)ー0:20ー福浦登山口ー1:30ー鶴路山ー0:40ー内瀬浜ー0:30ー浜集落
浜集落ー0:50ー北尾根ー0:30ー鶴路山-0:20ー西尾根分岐ー0:40ー駐車地(押淵バス停)
展望 登山路からは望めない。内瀬浜から見た鶴路山と中津浜の海岸線が美しい。
山頂 東に五ケ所湾。右に穂原集落。左に宿、田曽。
西に霧間の八、タコラ山、三界坊、牛草山方面。
ウバメガシ、コナラ、モチノキ、アセビなどが多い。
足跡  鶴路山は、「三重の百山」本に掲載され「志摩の景勝五ケ所湾の展望台」と紹介されている。また、福浦口から登るコースは、近畿自然歩道にも指定とある。
 鶴路(かくろ)という山名は、
 昔、この辺りに飛来した鶴が、どこかより持ってきた稲穂を落とし、稲作が始まった  鶴の渡り道からきたとの伝説らしい。
 鶴路山は今回が初登頂につき、探索を含めたタイムは少しゆっくりめである。
 主な、登山路は二本である。
 一つは、近畿自然歩道という標識はないが、押淵バス停から迫間浦に出る旧道を歩いて福浦口から登る。
 二つ目は、内瀬から登るコースである。
 但し、双方のコースを結ぶには、かなり登山口が離れているのが難点。
 以外の道も今回探索したが、テープもなく踏跡も薄く迷いやすい。

 山頂付近で、70代の男性4人と出会う。
 町長に頼まれて登山道整備をしているとの話し。
 おじさんの話によると
 南伊勢町は、漁業の町だが昔のような活力がない。
 産業に乏しいので若者は都会に出て行くので老人が多い。
 そこで、目をつけたのが山である。
 南伊勢町には低山ながら多くの山がある。この財産を生かして多くの人に来て貰おうということらしい。
 国の補助を受けて、作業しているとのこと。
 なるほど近畿自然歩道の指定にも関係しているのだ。
 云われて見れば、
 南伊勢町殆どの山に南勢テクテク会さんの「黄色い標識」があり、ファミリーでも山歩きができる。全国でもこのようなポリシーを持った市町村は少ない。 美しいリアス式を持つ南伊勢町の取り組みに敬意を表したい。
 <彼らからの質問>
 山道は、自然のまましておくのが良いか。それともマムシが近づかないよう整備して行った方が良いのか。意見を聞かせて欲しい。
 <答え>
 自然のままのほうがベストだが、整備して貰うことには感謝の気持ちです。

【軌跡50000

 【福浦登山口】

福浦の集落。
遠くに見えている尾根の向こうに登山口がある。

 登山口からポイント@の分岐までは緩やかな登り。

 【ポイント1。三浦峠・迫間浦・鶴路山との分岐】
主尾根(ポイント2)へ登る。ここはかなり急登

 【ポイント2。主尾根に出る。】
主尾根から鶴路山まで450mとある。整備されていて歩きやすい

【鶴路山頂、東方面の眺め】
前面が伐採され五ケ所湾の眺め良し

【西方面の眺め】
 伐採されているが、角度が狭い。
中央にある集落は、南伊勢町押渕(左)。と南伊勢町始神(右)
背景の山は、左から霧間の八、タコラ山、三界坊へと続く。

北東尾根から内瀬浜へ下りる】
途中、「 内瀬」へ0.9Kmの標識がある。 このルートが、鶴路山登山のメインである。(跡図上ピンク色の点線)岬まで1.1Kmの道 この道は、荒れ気味で途中からテープも消えていた。 下山地点で間違い一つ手前の尾根を降りたようだ。

【袖引古墳城屋敷」近くに降下する】
下山した地点の直ぐ東に、「袖引古墳城屋敷」があり。
 その奥に南勢テクテク会さんの登山口表示板があった。
 ここが本来の登山口か。登りに使うと間違わないだろう。

【内瀬浜へ降りる】
 波静な入江は、穏やかで海岸線が美しい。
 癒しの場所である。白い建物が穂原浄化センター
 背景の山。前は、日踊山連峰。奥は七洞岳から獅子ケ岳と思われる。

浜から見た鶴路山】
右の北尾根から再び山頂を目指す

【北尾根の登山口が分からず。浜の町道を上がり谷筋から北尾根に出る】
 南勢テクテク会 発行の地図を見ると、北尾根先端から登るようになっている。(地図上、ピンクの点線)地元の人にも聞いたが誰も知らなかった。

【途中、鹿に遭遇する。】
鹿は、まだ気がついていません

【再び鶴路山に登る。】
下山は、西尾根へ。分岐で押淵道で降りる

【ポイント3は、押淵道・始神道との分岐】
押淵バス停付近くへ車を留めたので、押淵道をとる。
 この道は、途中からテープが消え下に来ると尾根が枝別れし、どれが本道か分からぬ。GPSで確認しながら進む。
 らないような気がした。

【押淵・福浦口(手前の小道)へ下山する】
 福浦集落に来ると、動物侵入を防止の金網あり、集落へ簡単には入れない。

 始神道は、テープも踏み跡もあり。
 多分こちらがメインだろう(地図上、ピンクの点線)。駐車地へ戻る時間は、福浦道とさほど変わ
らぬ