山記録
七洞岳一等三角点
 日時・天候 2014年07月16日(水) 晴 
 山名・山域  七洞岳(778.0m)/ 三重・南伊勢町(伊勢近辺)
 コース・タイム   千ケ谷橋へ駐車(9;25)〜主尾根標高410m付近に取りつく(10:40-50)〜P478(11:15)〜藤越峠分岐(11:45)〜一之瀬西道分岐(12:20-45)〜七洞岳(13:20-13:35)〜藤コース分岐(13:50)〜大滝(14:40-50)〜板取登山口(15:20)〜千ケ谷橋(15:55)

 総タイム6時間30分(ロスタイム30分程度含む)
 距離・累積標高  沿面距離11.2km 累積標高+856.6 m−976m
 人数  単独

【軌跡図】

【足跡】
 関西百名山の七洞岳。新たなる道を探して登ることも登山の醍醐味である。
 時には、当てが外れ苦戦を強いられることも多々あり。
 今回も、大紀の山々(小野幸年著)本にある「板取南尾根〜板取道」を周回コースを登ることにしたが入口から躓いた。
 登山口付近に来たが地図に書かれている道がないのだ。
 上流から谷に降り堰堤周辺を探索する。
 踏み跡やテープを探すが何もなし。谷筋に沿って上がる。
 ここは、風の通らぬ蒸し暑い谷で前進もままならぬ。
 足元を見たら蛭に吸われ赤くなっていたので谷筋はあきらめ尾根へ方向を変える。
 P423へ上がるまで踏み跡は分からずヤブを漕いだ。

 <板取南尾根> 
 南尾根は、樹林の中を地形を読みながらひたすら歩き続ける。マニアー好みの山でした。
 自然林の雑木でブナは見かけられない。
 夏は、蒸し暑くて不適。虫がいなかったがのが救い。
 春は、花が咲くのだろうか。シロヤシオはあったがシャクナゲは見かけなかった。

 <板取道下る> 

 
藤コース分岐から尾根を100mほど下る。
 この地点で東方向に進む。(テープあり)斜面をトラバース気味に降りて行くと本谷に出る。
 谷沿いに道があり滝や岩なとがあり変化がある。
 今回は下り道に通ったが、なんか素通りしてしまったような感じがする。
 上り道に使うならじっくりと楽しめお勧めできる。
 林道終点から山頂まで4.4km3時間とある。

【千ケ谷橋袂へ駐車する】



【ガイド本の登山口は、板取川下流堰堤付近から登るように書かれているが道はなかった】

 左、堰堤と谷。 右、谷筋に道はなし。
 板取南コースの登山口は何処だ

【帰路。「板取南尾根コース」の標識を発見したので図面にて検証すると下記のようになる】
 左、今回歩いた軌跡と林道分岐にあった板取南コース標識」の位置図。(下の写真参照)
 右、「大紀の山」本に書かれているルート図
 登山口は、堰堤付近にあり。道を見つけられなかったが。昔は、ここが正規の登山口だったかも知れぬ。著者に聞いて見ないと何とも云えぬ。
 板取南尾根コースは、最近整備されたことが今回の山行きで分かった。町の取り組みが積極的なことを実感す。

【板取南尾根コースの登山口は、別林道沿いにあり】

、「板取コース」と「板取南尾根コース」分岐標識。
右、分岐標識の建っている場所。板取林道P164手前(上左図参照)。
 この標識は、最近になって設置したもので大紀本の登山口とは明らかに違う。

【道のない尾根を登る】

【南尾根に出る】
 10時30分縦走尾根(標高410m付近)
 に出る。
 堰堤から1時間余かかった。

【南尾根は、展望の効かない尾根でシンドイ】

 南尾根は、 地形を読みながらひたすら歩き続ける。
 マニアー好みの山でした。
 

【P478】

ピークは、ヤブの中。

【大岩】

【藤越峠コースとの分岐標識】

【P693付近は、ヤセ尾根でアップダウンあり】

P693手前は二重山稜のような地形であった。ピーク辺りに来てやっと七洞岳の展望が開けた。
 P693前後は、厳しいアップダウンが続く。

【一之瀬西道分岐】
藤越路は、難路との看板が横たわっていた。
 3年前来たときにもにもあったがかなり傷んでいた

七洞岳まで、距離600m
タイム20分との表示あり。


【七洞岳山頂の標識】
上左、平成25年1月13日撮影。
上右、本日(平成26年7月16日)撮影。
上から三番目の表示が違っていた。
 新しく板取南尾根コースが追加された。
 板取南尾根は、最近になって登山道として新たに認知したことの証です。

  左の標識は、平成26年3月9日建つ。
 七洞岳は、度会町宝の山と云われるだけあって地元の熱意を感じます。
 

【七洞岳山頂】
 晴れてはいるが、北西方向にある局ケ岳方面は霞んで見えずらい。
 誰もいない山頂でした。
 

下、熊野灘方面。

【山頂近くから撮影】
 明野から飛んできた攻撃へり「アパッチ」が何度も七洞岳を旋回していました。  七洞を目標物にして訓練しているみたい。

 下、栃谷山方面の山並みが見えた

【藤コースとの分岐】

 

【風のテラス】

 上から崩れ落ちている岩場が他にもありました。ここが、通称「風のテラス」と云われている所ではないかと思う。

【一之瀬方面との分岐】

一之瀬登山口・藤越峠方面との分岐

【谷の上流部に来る】

四角大岩が横たわっていた。

【大滝】


【板取登山口に帰る】
 川を渡ると林道終点に着く。
 板取登山口の標識あり

【板取林道】

 林道の終点が板取コースの登山口となる。
 板取バス停から終点まで2.4キロ。
 終点手前は、道がかなり荒れているので1.0キロ手前(右写真)で留めておくのが無難。