【山記録】
轆轤山662.5m三角点
日時・天候   2016年01月10日(土)/曇り
山名・標高 三十三間山(842.3m)・轆轤(ろくろ)山(662.5m)
山域  福井県
コース・タイム  倉見パーキング(8:07)〜登山口(8:24)〜標高347m休憩(9:00-05)〜夫婦松(9:23-27)〜風神(10:05-09)〜分岐(10:15)〜三十三間山昼食(10:39-11:42)〜分岐(11:56)〜P692(12:22)〜轆轤山(12:35-52)〜P685(12:57)〜林道出会い(13:43)〜倉見パーキング(14:53)

総タイム6時間46分(休憩タイム110分程度含む)
沿面距離11.1km 累積高度差(+963m -m) 
人数

【軌跡ログー山旅40000図】

【カシミール鳥瞰図ー若狭有田駅1660m上空から゜撮影】

【足跡】
<前書き>
 伊勢から三十三間山(福井県)までは遠い。前夜、湖西の旧朽木村役場で車の中で寝ることにした。
 例年なら雪景色の朽木村だが、今年は温かくて雪のない寒村であった。
 ここは、寒冷地(夜間の気温はマイナスとなる)につき車の室内にも防寒対策をしてきた。
 その結果、何度か目を覚ましたが寒いという感じはしなかった。

 当日、5時半起床。外はまだ暗いので少し明るくなってから湯を沸かし軽食をとる。
 倉見パーキング集合時間は、7時半。地元の人に聞くと倉見パーキングまで30分位はかかるとのこと。
 6時30分旧朽木村役場出発。
 暫く走ると、カーナビの画面は二つの道が現れる。
 近道を選択して走ったが、これが失敗だった。
 このルートは、山越えの道で峠付近に来ると積雪でバリケードが置かれていた。車が通れるだけのスペースはあいているが車のワダチがないので引き返す。
 再び、国道を走るが倉見峠に来て三十三間山の案内標識がないのでモタつきロス
 (案内標識は、倉見峠を1kmほど行った先にある)。
 倉見パーキングには、30分遅刻で到着し皆に迷惑をかけてしまった。

 昨年、10月カーナビを取り替えたので道路地図
を持っていなかったのが失敗だった。

 
<三十三間山>
 三十三間山は、関西百名山の一つである。
 山と渓谷社の案内本によると、「南の稜線は延々と続く草稜で頂上手前はS字形に曲がる」特徴ある山と紹介されている。この山は、三方五胡の展望台とも云われている。
 三方町から見た「三十三間山」の写真がブックにも載っている。(下記掲載)
 登りたい山の一つになった。
 この山名の由来は、「平安末期の京都の三十三間堂造営の際、適当な練木になる材がなくこの山から切り出した」ところから山名がつけられたとある。
 登山口は、倉見パーキンク゜に車を留める。
 ここはかなり広いスペースで立派なトイレもありハイキングやスキーをする専用の施設である。
 ここから、三十三間山への道標もあり一本道で分かりやすい。
 灌木の中に杉や松が多い。
 道は、山頂まで整備されている。
 山頂は、灌木で展望がない。
 山頂手前のS字形辺りからの景観はは素晴らしい。

<轆轤山>
 三十三間山から南へ延々と続く草稜の一つが轆轤山である。
 三十三間山から灌木の緩い尾根をアップダウン、50分で轆轤山に着く。
 山頂は、広々とした高原的な雰囲気で何も遮るものはない。
 山頂に着いたときは、ガスで何も見えなかったが突然神風ならず山風が吹く。
 一瞬ではあったが、三十三間山・日本海・三方五湖・倉見の集落・反対側に三重ヶヶ嶽など大展望が見えた。
 晴れた日にもう一度ここに立ちたい思いを強くした。
 大曲林道への下山は、明瞭な道がなく下りは要注意である。

関西百名山に掲載されている三十三間山(三方町から見る)左が轆轤山でしょうか。



【倉見パーキング】
上、倉見パーキング。  ここが三十三間山の登山道入口できれいなトイレも整備されている。
 国道沿いには立派な看板もあり分かりやすい。

左、駐車場の上に堂々とした三十三間山が見える。

【登山口へはフェンスの扉を開け入る】
 左、登山口
8時24分出発。

【谷道】

登山道入口から、最後の水場まての谷道は、一本道で分かりやすい。

【谷から尾根へ】

左、最後の水場から尾根に向かって進む。
標識には、「山頂まで2.4km」との表示あり。

【標高340mに来ると雲海が見られた】

【標高347mで最初の休憩】
上右、
最初の休憩地は標高347m。

左、「いっぷくしませんか」の標高は、404m。

【夫婦松】
 山頂まで残り1.5kmと、ほぼ中間地点。松は、枯れてしまったのか、無残な姿だった

 夫婦松から「日本海と三方五胡」の展望がよい」と紹介されているが、今日はガスでなにも見えず。

【風神】
 石字を読むと「国家安全悪風退散」の碑あり。
 その昔、この地に疫病が流行ったとき、行脚中の僧が村の辻の石塔を山中に祀れと告げて去った。村人は、三十三間山のこの場所まで石塔を運び上げて供養したところ、疫病が治まったとの伝説。

【視界が開け雪の三十三間山が見えた】
下、晴れていればこんな景観です。 (奥の高い山が先日登った武奈ケ岳)
この画像は、インターネット
から借用しました暫くの間ご容赦ください

【三十三間山】
 山頂は、準平原状であり、北から南に向かって、ゆるやかに下がり、見かけ上二段の平坦面を形成している。  平原は、ササや野芝の群落に覆われている。
 山頂からの展望はなし。 

【山頂から50mほど離れたところで昼食】
 山頂は誰も来ていない新雪でチョウ気持ちいい。    積雪は、約30cmほどあり。
 雪を固め車座になって昼食をとる。 

【轆轤山を目指すー雪原を歩いて倉見分岐へ】
上、
三十三間山からの下り道で分岐までは雪平原を行く。

左、
倉見道と轆轤山道分岐付近。
手前が分岐で標識は見当たらなかった。

【P711m付近】
左は、標高707m付近。この上がP711m。
ピークから少し下った地点は直進しやすいので要注意。
(地図参照)

【P692】
 晴れていれば 三方五胡なと展望の良いピークだが、今日はガスで見えず残念。

【轆轤山】
 轆轤山(12:35-52)
山頂に着いたときはガスで何も見えなかったが、暫くいたら上空の風雲が動く。太陽と青空が見えたり見えんだり。周りの景観も一瞬だが、三十三間山・三方五湖・倉見集落が見えた。なお、山頂には山名標識がなく三角点を確認した。

【P685】
P685
12時57分着 

【13時、下山開始】
 左の地点にテープあり。
 この先、大曲林道への明瞭な道なし。
 下りは、要注意。
 

【下り道は分かりにくい】
 下山後、検証。
 左の写真がポイント地点。

 ここは、尾根が二つに分かれる。
 左尾根(P369の方向)へ降りたが、地図を見ると右尾根の方が早く林道に着けるように思う。林道への着地が気になるが
 

【13時35分大曲林道へ】
 P369辺りに来ると林道が見える。
何故か、降下地点のみテープあり。

【大曲林道】
 国道出会いまで林道を1時間弱歩く。
 1月というのにミツマタの蕾が大きく膨らんでいた。

【倉見パーキングへ】
 上、林道終点近く。
 岩の全体を木の幹が何本も絡み岩を掴んでいるようだ蛸足のような木に驚いた。

 左、国道沿いにある「三十三間山登山道」の標識。