【山記録】
高い所にある山名札。
日時・天候   2016年02月28日(日)・曇り/晴
山名・標高 T子山(1011m)・湧谷山(1079.7m)
山域  奥美濃
コース・タイム  駐車地(07:50)〜スキー場入口(07:52)〜リフト終着地(08:12)〜標高600m地点(08:57)〜広瀬神社分岐(09:54)〜T子山(10:26-34)〜湧谷山(10:56-12:11)〜T子山分岐(12:22)〜P854(12:50-12:56)〜此地の頭(13:26-13:36)〜標高550m(13:59)〜林道へ下山(14:25)〜駐車地(14:34)

総タイム6時間44分(休憩120分程度含む)
沿面距離8.1km/累積標高+1259m−1146m
人数 GIsuzuka14人

【軌跡ログ・山旅25000図】

【足跡】
<前書き>
 広大な山域を持つ奥美濃の山に数回登ったことがあるが登山道が整備されていないヤブ山が多いと聞く。
 2013年9月、奥美濃の名峰「蕎麦粒山に登りドーム状の「湧谷山」を見て感激した記憶がある。
 今回は、その「湧谷山」へ登ろうという計画である。
 山仲間のK氏とI氏のプランに参加させてもらった。ガイドは、I氏が担当する。
 日帰り山行きだが、伊勢から揖斐川上流坂内まで150キロほどあるので前日に出発する。
 前夜、揖斐川上流国道417号線沿いにある天然温泉道の駅「たなはし」で車中泊する。
 温泉は、午後8時まで営業していた。ギリギリ間に合った。
 集合地は、道の駅「山又ケ池の里さかうち」7時30分。道の駅「たなはし」から車で20分ほどの距離である。

 湧谷山は、新・分権登山ガイ゛ト本「岐阜県」の本にも紹介されている。
 タイトルは、「揖斐川の奥明るいブナ林の静かな山」とある。
 主な内容は、次のとおりである。
 坂内スキー場駐車場から登山道が新しく整備された。
 コースの難易度は★一つだが、ネットを見ると湧谷山までは登り一方できついことには変わりない。ヤブっぽいところもありそう甘くはないと書かれていた。
 
 この道は、坂内村が2年かけて整備した道で登山口が分かりにくいとある。
 登山口は、遊ランド坂内スキー場のゲレンデ上部左端の杉林の中にあると記されいる。
 我々が歩いたルートは、ゲレンデ上部右端(リフト構築物)から入ったのでルートが外れていたようである。
 その結果、道の不明瞭なヤブに手こずった。
 

<丁字山>
 ちようじ山と読む。標高850m付近に来るとブナ林に覆われた山頂部が見えてくる。
 この辺りから見ると丁字に見えることからこの山名に付いたのだろうか。
 この山は、深雪なのか名札はブナの木の上部に付けられていた。
 眺望はなし。

<湧谷山>
 ブナ林に覆われているので新緑や紅葉の季節には展望は得られない。
 今回登頂した2月28日の涌谷山は、快晴で風もなく温かい絶好の好天気で春山の感じがした。
 昼食を取りながら1時間余も居座った。
 奥美濃の白い雪の奥山が幾重にも重なる。奥の能郷白山まで見えた。
 ガイドのI氏から、右から左へその奥にある山名を聞くが整理ができない。
 家へ帰ってからカシミールで周辺の山地図を作成し、山座同定をした。(下記参照)
 我々が昼食を終えた頃、2グループ(併せて30人位)が登ってきた。
 山頂は、大賑わいで我々と交替した。

<復路>
 
湧谷山からワカンを履いて来た道を戻る。
 標高1054m付近に来ると
T子山との分岐。ここから北尾根に入りP854へと進路をとる。
 この付近は、雪が深くてワカンよりスノーシュウで歩くのが適当なようだ。
 P854を経て此地谷の頭まで比較的緩いアップダウンの尾根で歩きやすかった。
 此地谷の頭から南尾根は、ワカンからアイゼンに履き替える。
 標高500m位までは急斜面は雪解けの道で滑りやすい。
 林道へ降りる手前も植林の急斜面だった。

【集合地、道の駅・山又ケ池の里さかうち】

【駐車地】

 スキー場入る手前、大谷川に架かる甚田原橋袂に案内板と登山届BOXがある。距離2km・所要時間2時間30分とある。距離も時間も変だ。

【スキー場内のゲレンデを登っていく】
 スキー場には、三角屋根の管理棟とリフトが2機が上に向かって伸びている。人の気配はなく営業はしていない。
 休眠中か廃業したのか分からないが人のいない建物は侘しい。

【上部、リフト建築物の裏から入る】

入口には、標識など何もない。
灌木のヤブへ突入。積雪不足で枯れ枝は雪に隠れず剥き出しのまま強行突破。

【ブツシュに悩まされる】

 枝が絡まりリュックにひっかるやらメガネは飛ぶやら悪戦苦闘する。
 標高500メートル過ぎた辺りに来てヤブ解消した感じ。  登山道に出た模様である。
 

【標高740m付近雲が切れ雲海が現る】
上、
H650m付近
を行く。

左、
H740m付近
気温が上がり天気も回復して雲海が湧く。

【H821m・広瀬神社道分岐】

本来は、植林作業道。新道ができるまでは、メインとして登山していたとブックに書かれている。

【標高872mからの展望】

【標高878m付近】
 T子山(1011m)のブナ林に覆われた山頂部が見えてきた。
 

【T子山】

 ブナの木に囲まれた山頂はである。木の隙間から蕎麦山・五蛇池山が見える

【湧谷山への尾根道】

【湧谷山から能郷白山辺りまではっきりと見えた。】帰宅後、山座同定。

【湧谷山】
 

【復路、P854とT子山分岐付近。】
左、P854。
右、T子山。
 この付近は、膝下辺りまである深雪。

【P854付近】
上左、
P854から坂内の集落が見える。
上右、
東側の山を背景に記念撮影を撮る。背景の山は、黒津山か天狗山辺り。

左、
P854から降りて来た尾根。

【此地谷の頭】
 此地谷の頭748.5mの三角点を探すが見つからず。
 ここからワカンを外し下開始。


【此地谷の頭から降下開始】

雪解けの道は、軟弱で滑りやすい。
二回転んでズボンが汚れた。

【スギー場に無事到着】

14時30分。スキー場に戻ってきた。

【橋を渡ると駐車地】

甚田原橋。読みにくいわざと難しい名に?