【山記録】
日時・天候  2009年8月27日/晴   
明王谷シラクラのカベ
山名 武奈ケ岳(1214m) 
山域 比良・滋賀県 
コース・タイム (往小川新道~複西南尾根) 
坊村登山口(8:40)~牛コバ(9:30-9:40)奥深谷渡渉(10:25-10:30)~オニギリ岩(11:10)~中峠(12:10-昼食-12:55)~コヤマノ岳(13:10)~武奈ケ岳(13:35-14:05)~御殿山(14:45-14:55)n)~730m(15:30)~坊村登山口(16:15)
距離/ 難易度 沿面距離13.3km  累積標高(+1210m-1160m)    
 人数  5名(男3女2) 

カシバート(長池1660メートル上空から撮影)

【足跡】
 武奈ケ岳「往路は小川新道、複路は西南尾根」を歩く。
 小川新道は、複路で歩いたことはあるが昔のことで全く記憶なし。
 7時、R1号水口アレックスシネマでK氏の車に乗り換える。JR堅田駅で3名乗車。
 8時20分坊村橋を渡り市民センター前広場へ駐車する。
 8時40分坊村バス停を出発する。
 地主神社の前を通り明王谷沿いの林道を奥へと進む。
 「口の渓谷」出会いでシラクラの壁を見る。地図を見るとこの壁の尾根はP846に連なっている。その先5分ほどで牛コバの標識が見えてきた。
 Iさんの友人が、この「牛コバ」の標識を見落とし、奥へ進んでしまい登山口が分からず引き返したとの話をきく。
 牛コバに到着する。
 ここは、武奈ケ岳・比良スキー場・堂満岳などへの登山口である
 林道は、広い道で右カーブしやや暗い。標識は、林道の左側(少し山道より)にあるので「I氏の友人」は見落としたのだろう。立派な看板なのでベテランなら見過ごすことはとない。
 堂満岳へ登るという中高年の男性が一人休憩していた。
 このあと小川新道分岐まで一緒に行動することになる。彼は、しきりに地図を見て(現在地を確認しながら)歩いていた。
 登山口の標識のあるところに黄色いチラシがぶら下がっていた。「この人を探しています」どうやら遭難した人の警察への情報提供である。
 71歳男性で本人の顔写真や当時の行動も記されていた。この付近は、山が深く一歩中に入ると山の様相も変り怖いところである。老人は、道を間違ったのだろうか。

 9時40分牛コバ発。
 ここからは、急な山道となる。
 20分も歩くとAさん体調が悪く立ち止まる。この先、ゆっくり歩いて「戻るか進むか」決めたいとのことで、グループから離れる。その後、何度かAさんに携帯電話を入れるが圏外である。
 シャクシコバの頭へ来てやっと通話が可能となった。
 ひょっとしたら坊村へ戻ったのではないかと思っていたら、驚いたことに「月見岩の近くにいる」との返事で皆がホットする。中峠で食事をしていたら遠くからリンリンと鈴音が聞こえてきた。
 
 10時25分奥深谷渡渉。
 雨が降っていないので水量は少ないが流れは速い。着地点の岩は水に濡れツルツルで滑りやすい。ロープに捕まり岩を超すが滑って尻もちをつく。安全に行くなら靴を脱いで渉るのが無難だ。対岸に渉ると岩が点在する小広場で休憩をとる。標識に従い進む。この先道が少し分かりにくいが直ぐ明確な登山路となる。杉の変木やモミの大木が現れ退屈はしな
い。
 小川慰霊碑。
 クサリのある岩場を上がると慰霊碑がある。1965.5.4小川潔君やすらかにと刻まれている。針の木岳で遭難したとのこと。懐かしい名前だ。大雪渓が頭に浮かぶーー。
 堂満岳
 シヤクシコバ付近で樹林の隙間から堂満岳が見えた。格好良い山に登高欲のわく。
 13時10分コノヤマ岳
 ブナの森コノヤマ岳に来ると抜けるような青空に出くわす。この空を見ているだけで心も晴れやか山に来て良かったと思う。
 13時35分武奈ケ岳。
 山頂の雰囲気がとても好きだ。

【坊村橋を渡り駐車する】

【牛コバ】

奥深谷を渡渉

大杉

分岐→小川新道へ左折、急登となる。直進は、堂満岳

モミの珍木

慰霊碑

シャクシコバの頭

中峠で昼食

コノヤマノ岳

分岐

武奈ケ岳遠望

武奈ケ岳山頂

三角点

北稜

西南稜

ワサビ峠付近からの武奈ケ岳