【山記録】
日時・天候  2008年8月07日(土)/曇り    第一休憩地点の
  
四等三角点
山名 人形山(1812.8m)・三ケ辻山(1764.4m)
山域 石川・富山県境
コース・タイム 中根平登山口(8:10)〜第一休憩所(09:00-(09:05)〜第二休憩所(09:35-(09:42)〜宮屋敷跡(10:07-10:10)〜県境尾根分岐(11:05-11:10)〜人形山(11:30-12:00)〜県境尾根分岐(12:20)〜三ケ辻山(13:00-13:05)〜宮屋敷跡(14:00)〜中根平登山口(15:25)
○総タイム7時間15分(上り3時間20分下り3時間25分)
○ガイド本タイム7時間40分(上り4時間00分下り3時間30分)
距離 沿面距離13.5km 標高差950メートル。累積標高差+−1253メートル
人数・難易度  関西shc16 体力度★★★ 危険度★★(ガイド本による)

【軌跡図】

鳥瞰図

【足跡】
<まえがき>
 人形山とは、可愛い名である。由来は、民話から付けられたとのこと。
 登山口の田向に病気の老母と2人の娘が住んでいた。姉妹は、母の回復を祈願しようと山頂の白山権現に登って行ったが、吹雪に倒れてしまった。
 春になって、山肌に手をつないだ姉妹の雪形が現れたということが山名になっている。
 人形山は、岩崎元郎氏が選んだ新日本百名山の一つである。
 (車でのアクセス)
 五箇山の観光中心地、上梨で対岸の田向へ渡る。
 湯谷橋の手前で左折れし、林道に入って川沿いに進む。約2キロ先の分岐点で川を離れ、左側の尾根の道に入る。標高750メートルの中根平に中根山荘があり、その先1キロであずまやのある広場に出る。ここが登山口である。広い駐車場とあずまやが立っている。
 前日、新しい国民宿舎の温泉に浸かり五箇山の民宿に泊まる。

<登山道>
 登山道は、一本道であり、杉の植林地をすぎたところが第一休憩地(1218メートル)として刈り開かれている。ブナの巨木が連続する道を登ると、第二休憩地(1380メートル)になる。
 ベンチの前に富山県一とされる大きなドウダンツツジガある。樹木の背丈が低くなって視界が開けると、宮屋敷跡に出る。 
 今は、御神体が上梨に移され鳥居だけが残っていて、山頂まで1.5キロという標識がある。
 このあとゆったりとした尾根コースになり、途中で巨大なダケカンバが地面をのたうつようにはっているところを通る。そのあとは稜線の道は展望がよく、ゴゼンタチバナ、マイヅルソウ、アカモノなどが咲く。均整のとれた美しい三ガ辻山が目の前に見えてくる。最低鞍部から県境稜線に向かって山腹を登る。

 稜線に出ると、梯子乗越分岐点の標識がある。
 右へ高原状の尾根をたどると、ニッコウキスゲ、イワカガミ、コバイケソウ、ササユリなどが美しい。小さなピークを二つ越えて人形山頂上に立つ。展望がよく、袴腰山、三方山、猿ケ山、大笠山、笈ケ岳と県境の山々が手にとるように望まれる

 撮影ポイント地図上に番号を付す。

登山口

宮屋敷跡→撮影ポイントA
円内の写真、宮屋敷跡。今は鳥居しかな いが、昔は白山宮があった。    

背景は、宮屋敷から少し行ったところから三角錐をした三ケ辻山。
 

【梯子坂手前の平地から東方向。→撮影ポイントB
 岩長谷は、深く切れこんだ谷で開けていた。その奥には山々が幾重にも連なる。

人形山山頂
 晴れていれば槍ケ岳をはじめ北アルブスの眺めが素晴らしいと書かれている。

 午後からガスが出て遠くは見えなかった。
 三角点のある広場で食事したあとは、三ケ辻山に向かう。

梯子坂手前の平地から三ケ辻山撮影ポイントC
 三ケ辻山頂は、展望なし。
 道も荒れていた。遠くから眺める山であった
。     

咲いていた花
【咲いていた花】