【山記録】
日時・天候  2019年02月13日(水)/曇り 
山名 小女郎ケ池(1060m)
山域 比良山系
コース・タイム 駐車地(08:32)~H570mアイゼン装着(09:22-30)~H700m休憩(10:08-16)~P762(10:27)~H790m休憩(10:30-40)~H970休憩(11:20-27)~H1120小女郎ケ池南丘陵地で昼食(11:50-12:42)~P964休憩(13:26-39)~H700m(14:00-06)~P618(14:39-46)~駐車地(15:30)
総タイム06時間58分(休憩+昼食70分程度含む)
距離/ 高低差 沿面距離8.0km /累積高低差+1262m -1203m
団体名/人数 関西ハイク山友会28名

【軌跡・国土地理院25000図】

【カシミール3D鳥瞰図

【足跡】
<神秘の池伝説>
 文献によると、
 
南船路村(現木戸南船路)に住むお孝は、ある日、この池の主に魅入られてしまう。
 夫久右衛門は、乳飲み子を家に残し、夜な夜な池に通う妻を心配し、その後をつけてみると・・・・。
 お孝はことのてん末を夫に話し、自分の左目をくりぬいて子供が泣いたらこれをしゃぶらせてほしいと頼んで池に消える。以後、この池は小女郎ヶ池とよばれるようになったという。
 
 小女郎ヶ池は、
 比良山系に点在する池や沼地の中でも最も高地(1060m)に位置し、約6300年前に誕生したと推測されている。
 山頂にある空の青さを映した神秘的な水色は今も変わらず、多くの人を魅了してきた。
 地元では、雨乞いの池としても崇めらている。

<尾根周回ルートを行く>
 Hリーダーが計画した坂下集落から「尾根を周回する」コースである。
 登山道はないが、尾根筋をワカンやアイゼンを使って自由に歩けた。
 積雪期ではならの楽しみのある雪山でした。
 今回の登山記録を見ると
 尾根下(登山口)の標高420m、小女郎池の標高1060m、標高差640m。
 累積標高差は、1200mとアップダウンの少ない比較的登りやすい。
 但し、風弱く・積雪10-40cmと気象条件が良かったことが一番である。

 標高800m付近に来ると、北側に見えた突き出た山が見える。
 さて、この山名はとーー皆さん関心を持って見ていたが誰も分からず。
  帰宅後、カシミールで見たらピーク1080か比良岳か(1051m)ではないかと思えます。
 標高950mを過ぎると、右尾根との合流点となる。
 尾根が一つになる辺りから景観は一変する。
 樹氷のトンネルが小女郎池南側の丘陵地まで続く。
 見事な樹氷で今日一番の見どころでした。
 小女郎池南側の丘陵地で昼食をとる。
 風弱く、気温-2℃の雪山で気持ちよく食事ができた。
 雲の流れが変わった一瞬、ホッケ山の向こうに大津市街が見えた。
 ここから北側は、小女郎池へと緩やかに落ち込んだ丘陵の大雪原である。
 食事を終え小女郎池へ降りて集合写真を撮る。
 池は、雪で隠れて見えず。謎の池は、謎のままであった。
 伝説の池へ再び訪れたいとの思いを残し復路に向かった。
 復路は、一般道を経由し最短の尾根筋を歩いて屑川坂下へ下山した。

【駐車地】
 道路脇に車を留める。
 ここが、出発地で坂下町の集落へと向かう。

【葛川橋を渡る】
 葛川を渡り近畿自然歩道を歩く。
 橋から5分ほど歩く。   P762張り出し尾根先端から登る。

 復路は、橋近くに降りる
 そこには、
「小女郎:ケ::池~権現山打見山」と書かれた標識あり。


【P762へ取り次ぐ尾根先端】

Hリーダが、計画した雪山新コースとか。

【標高570mでワカン装着】
積雪は、10cm程度。
雪はある程度しまっていたので、この辺りの沈み込みは浅い。

【P762付近】
緩くなった地点がP762。一息入れるのに良い。
 左のヘク谷が迫る。

【標高810m付近で見た山名は】
何処の山でしょうか

帰宅後、カシミールで見たら
白滝山(1022m)か
比良岳か
(1051m)と思われます。

【標高950m付近】
このポイントは、右から谷道ルートと合流点。
11時16分撮影。

【標高1050m付近の樹氷】
 標高1000m
付近からは、樹氷が張り付く。

【標高1070m付近の緩い斜面で昼食】
 風の流れで一瞬太陽が顔をだした時もあったが、一日中、風弱く曇り空のお天気でした。
 気温、マイナス2℃、
 食事中は、寒いという感じせず。

【小女郎ケ池へと向かう】
約45分昼食タイム。
その後、小女郎ケ池へと向かう

【雪に埋もれた小女郎ケ池】
 伝説の小女ケ池は、雪に埋もれて見えず。
 すみ絵のような美しい景観でした。

 全員で記念撮影。
無雪期の小女郎ケ池
パンフ拝借。

【復路は、一般道へと向かう】

【復路ー標高1000m付近】
標高1000m付近に来ると樹林の尾根になる。

【P964】
左、
P964で休憩。

【P618付近】
上左、
坂下の標識。
一般道は右へ。我々は、左の尾根道へと進む。
 最後は、一般道と合流する。

左、
P618から尾根下る。
 ワカンからアイゼンに履きかえる。

【標高520m付近で一般道と合流】
 手入れされた植林の中を通る。
 アイゼンを外す。

【葛川橋へ下山】
 7時間ほどかかって葛川橋に戻ってきた。

【全員の記念写真】