【山記録】 | ||
日時・天候 | 2019年09月25日(水)/天候・晴れ | |
山名 | 太郎山(2367.6m)・小太郎山(2328m)・山王帽子山(2077m) | |
山域 | 奥日光 | |
コース・タイム | 新薙登山口(07:30)~新薙岩場(10:00-10)~太郎山(10:50-11:45)~小太郎山(11:55-12:30)~ハカタテ薙分岐(13:10-20)~山王帽子山(13:40-50)~三王峠(14:22) 総タイム6時間52分(休憩タイム120分程度含む) シルバーマーク登山者なのでゆっくり歩きです。参考程度にしてください。 |
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距離/累積高低差 | 沿面距離7.5km 累積標高+1179m -1067m |
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人数 | 単独 | 太郎山三角点 |
【国土地理院軌跡ログ・山旅40000地図 |
【カシミール3D・鳥瞰図】 |
【カシミール3D・標高グラフ図】 |
【動画】 | |
動画の内容は、 ①9月25日快晴。 太郎山から日光白根山・男体山の大展望を撮影。 ②9月26日は、戦場ケ原から見た草モミジの奥に男体山の絶景を撮影。 |
【足跡】 |
<前書き> 2年前、奥日光湯元から日光白根山へ登山した。奥日光の美しい峰々に魅せられ再び山行を決行した。 今回は、二百名山の山「太郎山」への挑戦である。 山と高原地図で計画を練った。 当初、光徳~太郎山~小太郎山~山王峠~湯元の周回コースを考えていたがーー。 ヤマップを見ると、周回コースをする人は少数。多くのの人は、山王峠からの往復である。 その原因を探ると、ヤマップにヒント記事あり。 それは、「裏男林道」が車両通行止で車が入れないようだ。 林道歩きとなると、新薙登山口まで2時間ほどかかるので敬遠する人が多いのではないかと推測する。 「裏男林道」を歩くのを断念し、宿の車で志津林道:経由で新薙登山口へ行くことにした。 コースは、新薙登山口~太郎山~小太郎山~山王帽子山~山王峠~切込湖~湯元温泉と決定した。 だが、山王峠で見知らぬ方のご厚意で湯元温泉へ同乗させて貰ったので切込湖はカットした。 <山レポ> 25日の天気は、1日中快晴の山日和。 6時25分頃、宿の車(礼金2500円)で中禅寺湖温泉出発。 志津林道分岐から先は、未舗装で荒れ気味の道である。 林道は延々と続いているが、谷筋から落石が見られたところで車を降りる。 時刻は、7時前。 そこから500mほど歩いた先に、(字も消えかけた)太郎山と書かれた標識が建つ。 入口付近は、背丈の低い笹とダケカンバの森である。 熊の出そうな雰囲気なので鈴と笛を付け7時30分出発する。 登山道周辺は、コメツガヤウラジロモミほか針葉樹・ダケカンバが見られる美しい森である。 踏み跡や標識などもあり快適に登れるが、標高2000m付近からはロープが連続する急登でペースダウン。 心臓破りの苦しい坂を喘ぎながら登っていくと樹林の切れ間から奥日光の山々が顔を出す。 真っ青な空に天高く突き上げる大真名子山、直ぐ左に小真名子山から帝釈山へと続く。 大真名子山は、お隣に並んで聳える奥日光のボス(親父)・男体山にもひけをとらぬ立派な山でした。 山で出会った人数は、 新薙登山口から太郎山へ登る人、0人。 山王峠登山口から太郎山へ登る人、10人ほど。 ●新薙のガレ場。 距離は短いが傾斜が谷側にあり、滑りやすい。滑落すれば奈落の底へ、。 大岩は、ややオーパハングぎみで掴みところがなくバランスがとりにくい。 カニの横バイで通過。雨など足場が軟弱な場合は、とても危険である。 ●お花畑 とてつもない大きな広い大地の草地である。山と高原地図には花は期待できないとある。 こんな高いところに特殊地形があるとは、思いもよらなかった。 ●太郎山 山頂は、広い平地で岩が適当に露出し雰囲気がとても良い。 特大の三角点、立派な祠もあり個性がある。 展望は、360度の眺めである。 男体山や中禅寺湖がセットで眺め良し。中央に2年前に登った日光白根山が居座る。 何時間居ても飽きることはない。遠くから見ても風格のある山でした。 ●小太郎山 山頂は、緩い斜面で広いで先端は展望の良い大岩あり。 大岩の先端から太郎山へ行く。鞍部までヤセ尾根で背丈ほどの岩を越えて行かねばならぬ。 男体山や中禅寺湖の眺めが極めて良し。360度の大展望。 ●山王帽子山 山名札がないと太郎山への通過点ともいえる山。展望なし。 山と高原地図には、太郎山まで2時間半とある。 |
【新薙登山口、標高1660m】 |
上、 登山口には、 太郎山と書かれた標識あり。字が消えかかり見にくい。 下、 道は、踏み跡がしっかりある。 |
【標高1820m付近休憩→地図上番号①】 |
上、 標高1820m付近。 倒木に腰掛けて休憩をとる。傍には食べられそうなキノコがある。 左、 樹林の隙間から男体山が見えた。空が青いので美しい。 |
【標高2000m付近→地図上番号②】 |
上、 大真名子山から小真名子山、帝釈山へと続く 左、 標高2000m付近に来るとロープが連続する急登となる。 |
【標高2020m付近→地図上番号②】 |
上左、 2000mを超えると、左に新薙の岩場が見えてきた。 上右、 鎖の岩場をロープを使って這い上がる。 下、 凄い急登で一服。 |
【標高2100m付近→地図上番号③】 |
左、 上の所から少し先に来ると、キレたところに出ると 男体山が見えた。 下、 同じ場所から 男体山と大真名子山を撮る。 |
【新薙・崩壊地】 |
山と高原地図に書かれている「危険・ガレ場足元注意」地点。 傾斜が谷側にあり、滑りやすい。滑落すれば奈落の底へ、。 大岩は、ややオーパハングぎみで掴みところがなくバランスがとりにくい。 カニの横バイで通過。 下、 反対側から見た崩壊地全景。 |
【お花畑】 |
山と高原地図には、「花は期待できない」と書かれている地点。 花は見かけなかった。 ここは、とてつもなく広い大地で癒しの空間である。 |
【お花畑から太郎山への道】 |
【太郎山】 |
上、 右、男体山と左、大真名子山 左、 山頂広場。 天気は快晴360度の眺めである。 下、 正面に白根山が、 次の下、 北方向の山並。奥鬼怒方面の山。 |
左、 大真名子山に続く山々。 左端は女峰山の方向。 下、 中央右端、 小太郎山。 |
【小太郎山への道】 |
左、 途中の道から、男体山を撮る。 下、 小太郎山。 ヤセ尾根で危険と言われている場所が見える。 |
【小太郎山】 |
上、 三角点から絶景が見える。こんな景観見たことがない。 左、 小太郎山山頂。360度の絶景。 下、 男体山と左、大真名子山。 太郎山から見るより小太郎山の方がアングルは良い。 |
【小太郎山からの下り】 |
小太郎山から登山口までは安全な道。 14時頃から登ってくる人が二組いたがいた。小太郎山辺りまでとか。 このコースは、気軽に登れ人気の山であることを感じた。 |
【ハカタテ薙分岐】 |
左、 山王峠と太郎山の標識が建つ。 下、 長い尾根の鞍部がハカタテ薙。 |
【山王帽子山】 |
上と左、 山王帽子山。 山頂は、平凡なところで休憩に良い。 下、 山王帽子山からの展望集落が僅かに見える。 |
【山王峠への道】 |
左、 笹の深い山道を降りて行くとコンクリートの道に出る 下、 県道らしき道端に登山口の標識が建つ。 |
【湯元温泉泊】 |
左、 湯元温泉。 昔、男体山が大爆発。湯元が源泉とのこと。 旅館の湯は90度位とか。水を補給しないと熱くて入れない。 この熱い湯は、山行きの疲れをとるのに最高。 |