【山記録】 | |||
日時・天候 | 2016年03月29日(火 )天候/晴 | 大河内山三角点545.9m |
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山名(・伊勢近辺) | 路木屋山(501m)・桧尾越山(510m)・笠松山(521m)・寒谷の頭(507m)・寒谷山(456m)・大河内山(545.9m)・大河内山西峰(520m) | ||
山域/区分 | 三重県大紀町・南伊勢町 | ||
駐車地までタイム | 伊勢高速から紀勢高速大内山IC下車。60分 | ||
コースタイム |
駐車地(7:48)~登山口(8:14)~4号鉄塔(9:15)~P456(9:28-9:47)~路木屋山(10:07)~桧尾峠(10:23-27)~7号鉄塔(10:43)~寒谷の頭(11:18)~古和峠昼食(11:50-12:10)~寒谷山(12:23)~県道古和峠(12:53-58)~大河内山登山口(13:23)~大河内山(13:38-43)~大河内山西峰(14:04-08)~83号鉄塔(14:16)~標高327分岐(14:36)~県道下山(14:50)~県道口(14:58)~駐車地(15:26) ●総タイム7時間38分(休憩40分+ロスタイム40分含む) |
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距離/累積高度差 | 沿面距離15.1km 累積高度+1176m -1172m) |
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団体名・参加人数 | 単独 |
【軌跡ログ・山旅25000図】 |
【足跡】 |
<未知の山行き> 初めての山行きは、ネットやガイド本から情報を得て現場に向かうのが常である。 だが、低山となると登山口を見つけることさえ厄介なこともある。 また、新しい林道ができ登山道が寸断され消えてしまったり赤テープがコース外に巻いてあったりすることもある。一番困るのは、ガイド本のルートが必ず正確とは云い切れないない場合である。 今回もそのような場面に遭遇した。 大河内山西峰(520n)の下降口に来て踏み跡がないので周辺を探したが分からなかった。変だなぁと思いながらもガイド本に書かれている北方向へと降りた。 100mほど下った先で踏み跡のある道(巡視路)と合流したので安堵した。 帰宅後、このルートを歩いた人がいないかネット検索したら1件だけ見つかった。 この人のの軌跡ログと照合したらガイド本から更に西へ40mほど先にある鉄塔から降りていた。 確認していないのでどちらか正解ともいえないが、82号鉄塔には巡視路があるものと推測する。このことからガイド本が間違っているものと確信した。 <今回の山行き> 三重県の南部、大紀町と南伊勢町の境界線に連なる500m級の低山7山を縦走しました。 鞍部には、檜尾(ひのさお)峠と古和峠があり魚の道塩の道として歴史ある峠が目玉の一つです。 縦走路の展望は余り期待できないが、大河内山と83号鉄塔尾根筋で開けたところあった。 緩いアップダウンのある尾根筋15キロほどひたすら歩いた。 登山口(胡桃)は、工事で変更されたのかガイド本とは違う場所にあり注意のこと。 胡桃(くるみ)から県道紀勢南島線間のコースは、標識やテープはあり分かりやすいが檜尾(ひのさお)峠までには、林道の分かれ道が何度か出てくるので注意のこと。数回間違ってバックした。 鉄塔コースへの道は、標識が乏しく分かりにくい。 県道古和峠に来ると尾根がズバーと切れているので急に道が途絶え大河内山へ行く道が分からない。 峠付近は、両側は断崖で取りつき不可能だ。 大河内山へいく道の標識は、何処を探しても見当たらない。 前を見ると、NTT所有の電波塔へ行く道路がある。これしかないと思い通行させてもらうことにした。 後から考えると、この付近の山全体がNTT所有地らしい。そのことから案内板や赤テープなどは取り付けができないものと思った。県道古和峠から大河内山へは行く道は、正式にはないものと考えるのが正解だ。 電波塔へ行く道路の入口には、バリケートがあり通行はできないが隙間から人は通れる。 曲がりくねった広い舗装路を20分位登って行くと小さな字で「大河内山登山口」とある標識を見つけた。 だが、NTT所有地を通して貰わないとここにはこられない。遠慮気味に標識が付けられていた。 この後もハプニングが起こり緊張させられたが何とかクリアできた。 ある意味で満足できた山行きだった。 |
【駐車地】 |
大紀町胡桃(くるみ)の河川敷きに留める。伊勢から高速で1時間余で到着。 |
【登山口は、変更されていた】 |
ガイド本は、「奥伊勢大紀の山々」小野幸年著(定価1500円)。発行年月日は書いてありませんが2010年頃購入したように思います。上の写真を見るとガイド本の登山口付近は、河川工事が完成し地形が変わってしまったようです。従って、登山口が下の場所に変更されたものと考えます。 |
左、現在の登山口。 完成した水路の上部を探索したので20分ほどロスしてしまった。 |
【尾根近くに林道が走る】 |
谷筋を登っていくと尾根が見えてきた。 |
尾根に出ると巡視路と林道が交差していた。 地形図を見ると林道は胡桃まで続いているようだ。 林道で来れば近いのに登山口にこだわりぼんやりしていた。 |
【標高383m付近尾根が張り出した地点からの展望】 |
鉄塔を挟んで左が桧越山。右か笠松山。右へ稜線のコブが寒谷山の頭で更に右の切れたところが古和峠。 |
【分岐。左道が、正解なのだが間違って右道をとると鉄塔に出てバックする】 |
左、林道分岐。右、5号鉄塔。 |
【大紀柏野から林道が上がってきて桧尾峠へと延びている。】 |
左、林道を離れ右尾根を行くと路木屋山へ。 |
【路木屋山】 |
標高501m。 天井は明るいが展望なし。 |
【三谷山へ行く林道へ降りたが】 |
三谷山へ行く林道は、獣柵で通れません。扉は、左右にガッチリガードされていた。谷側に少し降り脱出した。 |
【桧尾峠】 |
倭姫伝説によると「滝原から志摩に行宮されるとき桧尾峠を越えて行かれたとある。歴史ある峠である。 桧尾越山へは正面の尾根を登って行く。 |
【桧尾越山】 |
プレイトがないと通り過ぎてしまう。 |
【7号鉄塔】 |
鉄塔から中央のに見える丸い山が路木屋山。 その後ろが三谷山。奥は、八重谷山辺りと思われる。 笠松山は、鉄塔の直ぐ上で標識を見つけらず通過してしまった。 |
【寒谷山の頭】 |
小広場で天井は明るいが展望なし。この先、降りていくと古和峠に出る。 |
【古和峠】 |
魚の道・塩の道として南伊勢町古和浦と大紀町胡桃を往来した歴史ある峠。 下、 平成18年6月7日南勢テクテク会・宮川ルネッサンス協議会と書かれた朽ちた標識あり。宮川ルネッサスの行事で来られたようだ。 |
【寒谷山】 |
ここも標識がないと通過してしまうような山。 |
【県道古和峠の道】 |
【県道古和峠】 |
県道古和峠で道は切れていた。 登山路を探したが見つからず。 やむ得ずNTTの車道を歩いた。 帰宅後、検討したが正式な登山道はここで終わり。 後は、 NTTさんの許可を貰って専用道路を通してもらうしかない。 |
【電波塔への道】 |
左、上に電波塔が見えてきた。道路は、整備され広くて歩きやすい。NTTの専用道路で一般車は通れないし正式には人も通れないようだ |
【大河内山登山口】 |
【大河内山】 |
【大河内山西峰への道】 |
鞍部に来るとキワダ登山口1.6kmの標識あり。 |
【大河内山西峰】 |
ガイド本に従って、西峰から83号鉄塔へ降りたが、道のないルートだった。帰宅後、検証した結果は、次の通りです。 |
【下降口の検証】 |
上左、ガイド本。 上右、いせ人の山楽誌shunonの軌跡。 左、ネット検索で歩いた人の軌跡。 これらを分析すると、 大河内山西峰から83号鉄塔ルートは現状道なし。 ネット検索で歩いた人の軌跡を見ると、 緑線は、計画ルート。赤線が、軌跡と読める。 赤線は、82号鉄塔から83号鉄塔へ上空の送電線沿いに北へ向かって歩いている。下に巡視路があるものと判断できる。 P190の箇所も緑線は上にあり。赤線は下にある。 shunonの軌跡と赤線は一致している。 この二か所でガイド本との相違がある。 ガイド本を作成した頃は、正当だったかも知れないが現状は違っているので要注意である。 |
【83号鉄塔】 |
上左、 83号鉄塔。 上右、 NTT電波塔 左、 83号鉄塔からの眺め。 下、送電線尾根筋からの眺め。 送電線が中央の奥、大内の高まで伸びる。 左は、網掛山。右は、八重谷山。 |
【標高327m付近で谷道へ降りる。】 |
巡視路標識84番のところから尾根を離れ谷へ降りる。 |
【県道へ下山する】 |
橋の手前が巡視路入口。下りは総て巡視路ほを歩いた |
【県道紀勢南島線入口】 |