【山記録】 | |||
日時・天候 | 2016年07月02日(土) 天候 晴 | 青峰山三角点336.3m |
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山名 | 青峰山(336.3m) | ||
山域 | 鳥羽市・志摩町 | ||
コースタイム |
国道166号駐車地(9:10)~松尾駅(9:12)~青峰山登山口(9:45)~ますきち岩(10:04)~168.7三角点(10:14-22)~眺望岩(10:32-42)~~あまかぼうか岩(10:56)~護摩岩(11:12)~正福寺(11:19-41)~青峯山・昼食(12:00-12:45)~正福寺(13:10)~沓掛道分岐(13:22-28)~県道47号出会い(13:54-14:05)~上之郷駅(14:53) ●総タイム5時間43分。ロスタイム100分程度(休憩80分+カメラタイム20分)含む |
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距離/累積高度差 | 沿面距離12.1km 累積高度+475m-423m |
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団体名・参加人数 | 単独 |
【軌跡・40000図71%縮小】 |
【足跡】 |
<初めに> 青峯山は、近鉄志摩線が開通していなかった頃(昭和50年代後半)に登ったことがある。 コースは、「朝熊岳~山伏峠~五知峠~青峯山」です。 この時、ダニに食われ病院へいった嫌な記憶が今も残る。 マダニに喰われほっておくと熱が出て下痢などの症状がでるようです。 ワクチンもないので死亡率が高いと聞きました。。 昨年、中日新聞三重版に「三重県南部の山域はマダニが多いので注意」との記事を見た。 夏は、この地域のヤブ山には入らないことにしています。 青峯山は、標高336.3メートルの低山ではあるが三重の百山にも掲載されている。 青峯山といえばその中心は正福寺である。 近年、近畿自然歩道、「舟神様"青峯山"を訪ねる道として東屋や案内板が整備された。 手ごろなハイキング道として近鉄や地元が力を入れているようです。 登山口へ行く交通の便が良いのが売りのようである。 近鉄志摩線の松尾駅・沓掛駅・上之郷駅からアクセスができるので変化に富んだコースが組めるのが良い。 今回は、一番遠い「松尾駅~上之郷駅」を歩いた。 <舟神様青峯正福寺> 海上守護の本尊を祀る正福寺は、奈良時代聖武天皇の命によって創建との伝承。 本尊の十一観音は、漁師の腰みのをまとい相差(おうさつ)から船に乗って飛来し、四海に光明を放って救いたまうとされ、漁業や海運業の信仰は厚く。奉納されている絵馬を見るとその信仰心の表れである。 境内には、金堂・太子堂など17棟の建物があり堂塔伽藍の立派さは県内屈指の寺院である。 山門は、天保13年(1842)に完成との説。 入母屋造り本瓦葺の楼門で各部に多用された彫刻は、江戸時代末期の特色をあらわしている。日光東照宮のような立派なもので一見の価値がある。 <舟神様をたどる道> 松尾集落に入ると、新旧2つの「青峯山」案内標識が混在する。 新しい標識は、近畿自然歩道として整備されたもので道案内・説明板・東屋がポイントにある。 初めて来たものでも歴史など学習ができる。 今日は、30度を超す夏日でした。 登山道の道幅は広く常緑樹に覆われている。 陽はあたらないので思ったより汗はかかない。中腹からは、風が通り涼しいので気分よく歩けた。 青峯山へは、正福寺山門から西へ。広いコンクリートの緩い坂道を20分ほど登る。 山頂は、樹林の中の小広場で隣にNHKの電波塔が建つ。 小広場には、「天跡山」という石碑と三角点あり。「P336.3イセ青木」の名札が木にぶら下がっていた。 何処にも青峯山という名はなかった。 お寺でそのことを聞くと、 寺を含めた一体が青峯山と云われている。一番高いところが「天跡山」と教えてもらった。 分かるような分からない話しだが、高いところを「青峯山」と云っても間違いではないということです。 復路は、上之郷駅まで歩いた。 磯部の田舎道は単調で長いので余りお勧めできない。 一般的には、沓掛道が手頃なハイキングコースではないかと思う。 |
【駐車地】 |
近鉄松尾駅周辺には、駐車できるところはない。 左は、国道166号線松尾集落へ入る信号50mほど先の空スペースで小型車なら5台程駐車可能。 松尾駅へは右の細道を行くと1分。 |
【登山口にある近畿自然歩道マップ】 |
【松尾駅周辺】 |
上左、 近鉄松尾駅 上右、 松尾集落入口にある近畿自然歩道の標識。 青峯山まで3.9km。 左、 松尾集落入口にある標識。 新しいものと古いものと並んでいる 右折れして集落の中を進む。 |
【しょうぶ園】 |
しょうぶ園、案内板と東屋が建つ。 花は、終わっていた。 |
【登山口】 |
登山口も古い標識と新しい標識がある。 |
【三丁目】 |
22丁まである。 |
【ますきち岩 】 |
船首のような形をした岩。 その昔、「ますきち」という男がオオカミに追われここまで逃がれて助かったという伝承のある岩 |
【三角点は何処だ】 |
標識は、あれど三角点標石が見つからない 周辺を探したらシダの中に標石は埋まっていた。 草を抜いて頭を清掃する。 |
【あまかぼう岩】 |
正福寺にお参りする女性(海女)たちが生まれてくる子供の性別を占った岩。 石を投げて岩の上に乗れば男の子、落ちれば女の子と言われたことからあまかほうか(女児か坊か)岩と呼ばれています。 岩の上にたくさんの石が乗っているのが証拠です。 |
【眺望岩からの展望】 |
あまかぼうか岩の隣に「眺望岩」への標識がある。 ここから5分ほどで眺望岩着。 左、 奥に見える集落は、松尾・白木辺り。 |
【おとく茶屋跡】 |
【御大典記念碑】 |
昭和天皇の即位を祝いたてられた。 |
【眺望岩】 |
16町付近に来ると、眺望岩がすぐ下に見える。 左の写真は、登山道から撮影したもの。 |
【護摩岩】 |
弘法大使が護摩を炊いたといわれる岩。 護摩岩の上で灯をともせば、鳥羽志摩沖を航行する船から、一目で確認できたとある。 現在は、木が成長し見えない。 |
【正福寺入口】 |
正福寺入口にある標識。 右、正福寺600m。左、青峰山へ。 |
【青峰山正福寺大門】 |
山門は、天保13年(1842)に完成との説。 入母屋造り本瓦葺の楼門で各部に多用された彫刻は、江戸時代末期の特色をあらわしている。 的矢の大工棟梁中村九増蔵が建てとあり。 日光の東照宮を見てるみたい。 |
【正福寺】 |
奈良時代、聖武天皇の命によって創建されたという。 本尊は、十一面観音菩薩立像。丈一寸八分の黄金仏で秘仏として厨子に納められている。 金堂、聖天堂、太師堂など整然と並ぶ。 |
【青峰山正福寺・金堂】 |
上左、 金堂の見事な彫刻。 上右、 海上保安を祈願した船関係者の絵馬が多くある。 左、 金堂。 建物の外観に施された見事な彫刻に圧倒される。 |
【正福寺・境内】 |
平清盛が手植えした夫婦杉。休憩所・トイレなど17棟の建物があると聞く。 堂塔伽藍の立派さは県内屈指の寺院であり、一見の価値がある。 |
【正福寺大門を潜って青峰山へ。】 |
左、大門を潜り50mほど先で山道発見。 右、薄い踏み跡を辿り山頂を目指す。 |
【青峯山(336.3m)には、別名の石碑あり】 |
上左、 NHK電波塔 上右、 以前は、青峯山という名がぶら下がっていた 現在は、 「P336.3」という表示に変わった。 左、 天跡山と三角点。青峯山といっても間違いではないとお寺の人はいっていた。 |
【五知道との分岐】 |
五知道は、山頂から100mほど戻った地点から入る。 |
【観音山との石碑】 |
しめ縄は残っていたが祠は崩壊し無残な現場だ。 観音様は、岩陰にでもいるのかなぁ。 |
【復路は、上之郷ルートへ】 |
磯部町上之郷まで舗装された広い道。車で楽に来られる。寺付近には車が多くとまっていた。 近畿自然歩道の距離表示によると、正福寺大門から近鉄上之郷駅まで.5kmほどある。 |
【青峯山から正福寺をショートカットして上の郷道に出る】 |
【沓掛道との分岐に東屋あり】 |
古い「沓掛道」標識がある。 |
【広い舗装道を下る】 |
下に来ると直進の道 |
県道47号線との出会い(磯部登山口) |
傍らに建つ自然歩道の標識には、青峯山まで3.9km。近鉄上之郷駅まで2.3km・1時間弱。 |
県道47号線、磯部の田園風景。 |
【近鉄上之郷駅】 |
14時52分上之郷駅に着。 14時58分の電車に間にあった。 |