【山記録】
日時・天候 2017年11月19日(日)/曇り 
山名 網掛山(544m)・大内の高(503.8m)・白石山()
山域 三重・大紀町
コース・タイム 駐車地(09:35)~登山口(09:40)~女浅間山(10:25-30)~幸の森(10:50)~林道終点(11:00)~もみじ谷西コースをとる~網掛山(11:45-50)~大内の高(12:40-13:15)~白石山(14:05-10)~林道出会(15:00-05)~駐車地(16:10)
●総タイム6時間25分(休憩60分程度含む)
距離/ 高低差 沿面距離12.6km /累積高低差+1042m-1020m
団体名/人数  ゆっくり歩きの単独登山

【軌跡・山旅25000図】

【足跡】
<前書き> 
 網掛山へ初めて登ったのは、2007年.06月.27日である。もみじ谷で、宮川流域・もみじ谷案内人の小野幸年さんとお会いした。小野さんは、(定年退職後)荒廃した山道を一人でチエーンソーを片手に道なき山に「道」をつくりコツコツと全長40キロ整備しながらガイドや歩こう会の世話もしているとのこと。網掛山の秋は、紅葉が素晴らしいのでぜひ11月にも来て欲しいと話されていた。その後、小野さんは山の名本「大紀の山々」というガイド本を書かれ今や登山愛好家の必携本となっている。ガイド本をみると網掛山から国見岩山(県道阿蘇峠へ)まで縦走する上級コース(7時間・12K)もあることが分かった。
 あれから10年経ち老いぼれとなった。今回が、二回目の登山である。
 小野さんおすすめの「もみじ谷周回」も考えたが、「網掛山~大河内の高~白石山」コースを計画した。後半の白石山から林道へ降りる道はない。ヤブ覚悟で登山することにした。

<撮影不備>
 山行きのカメラは、軽量でバンバン撮れる画質の良いコンデジLeicaCを愛用。
 今回、撮影した中で大内の高以降の写真が何故か撮れてませんでした。
 原因は分かりませんが、操作ミスしたとは思えないので悔しい。

<網掛山>
 国道42号線大紀町阿曽で信号を左折しJRの踏切を渡り右折れすると駐車場がある。
 道路沿いには指示板もあり分かりやすい。駐車地にも詳しい登山の案内板あり。
 説明文を見るかぎり、危険個所もなく登山道も整備されている。
 駐車地より50m先が登山口。
 シダの海と植林の中を登る。400m先、林道コースと登山道コースの分岐に出る。
 分岐で登山道コースをとり10分ほどで女浅間山に着く。
 女浅間山からの展望は、阿曽の集落が箱庭のように見える絶景。
 急阪を少し登ると阿曽浅間山に着く。ここは、展望もない平凡なところ。
 その先、雑木林の広いところに「幸の森484m」標識あり。
 女浅間山から30分で林道終点に到着。
 広場に6台駐車していたがは30台位は駐車可能である。
 広場の一角に詳しい案内板が建っている。ここは、谷コースと尾根コースの分岐でもある。
 秋は、モミジ谷の紅葉を見ようと谷コースを歩く登山者が多い。
 説明文には、展望台(東コース)からは全景が見える。
 もみじに混じりケヤキやタカノツメの黄色が映え感動からを与える。と書かれていた。
 今日は、西コースから入り途中の谷筋から網掛山に直登するので東コースは残念ながらカット。
 12時前、網掛山に到着。そこには4人(男1女3)いた。 
 山頂は、樹林に覆われてはいるが明るくて広い。展望は、今一だ。
 時間が予定より遅れているので昼食は大内の高でとることにした。

<大内の高>
 網掛山から大内の高は見えづらいが、東南に向かって鉄塔を目指す。
 正面に大河内の高があり「アップ・ダウン・アップ」の尾根筋は架け橋を渡るイメージである。
 網掛山から下る道は、勾配がきつく岩がゴロゴロして歩きにくい。
 要所要所にロープが張られている。山頂から150mほど下ると鞍部にくると東モミジ谷口に着く。
 ここは、落ち着いた雰囲気で休憩に適している。
 反対側には、らくらくコースとの看板あり。
 この先は、ヤセ尾根の岩場でロープがある急登である。
 余り危険という感じはしないが、足を踏み外すと大怪我につながる恐れがあるので慎重に歩く。
 二つ目のコブ(標高490m)に来ると胡桃方面との分岐尾根である。
 ここで、単独中年女性と出会う。
 大内の高往復した帰り道で大内の高から15分ほどでここに来たと話されていた
 12時40分、大内の高到着。(網掛山から50分かかった)
 山頂は、周囲が開け眺めが良い。
 中央に鉄塔が建ち少し離れたところに三角点と山名標識がある。
 大内の高の主役は、鉄塔であり。三角点は、脇役で隅に追いやられている。
 ここからの展望は、360度の眺めである。
 日出ケ岳・三津河楽山・迷岳・高見山・局ケ岳など台高の山々が見えた。

<白石山>
 大内の高から白石山へは、尾根筋の緩いアップダウンのある道を50分歩く。
 白石山は、八重谷山縦走路から100mほど離れたところに位置する。
 分岐に来ても標識が見当たらなかったので素通りしやすい。
 白石山は、カレフエントを形成するピークである。岩の下に「いせ青木」の山名札があった。
 白石山からP524を目指し下降する。ここはヤブで踏み跡は薄いので的確な地図読みが必要。
 P524に来ると鉄塔がある。下山地の大河内林道にも鉄塔がある。
 この間には巡視路がありこの道を歩いた。
 鉄塔から大河内林道を1時間弱下り駐車地に戻った。

【駐車地】
上左、
R42号線から阿曽の街中に入ると「網掛山」の指示板がポイントにある。

上右、
駐車場。30台位停められる。

左、
駐車地にある説明板。

【登山口】

駐車場から300m先に登山口がある。

【植林の中を行く】
上、
シダと植林の中に登山道がある。

左、
少し上がると自然林も現る。

【林道コースと登山コース分岐】
分岐。
右の登山コースをとる。

【女浅間山と網掛山との分岐】
 女浅間山への道をとる。分岐から少し下って行く

【女浅間山】
上右、
阿曽浅間山

左、女浅間山から阿曽の集落が見える
女浅間山があるなら、男浅間山はどこだ。阿曽浅間山のことをいうのだろうか。
 しかし、ここを山というのも変だなあ。崖っぷちの一部だ。

【阿曽浅間山】
 山頂は、広い台地状。 
 展望はなし。明るく広々とした森という感じで、山頂という雰囲気はしない。

浅間とは、祠など探したが、それらしきもの見あたらず。

【幸の森付近】

【林道終点】
上、
林道終点にある案内標識。

左、
林道終点。30台位は駐車可能。
林道終点北から滝原浅間山や七洞岳が見える。

【林道終点にあるもみじ谷の看板】
 東側の谷を降りていくと大木の立派なもみじが多数ある。
 西側は、もみじの木が少なく、雑木を伐採し若木を育成している。
 今回は、網掛山から大内の高コースをとるため西側から網掛山に登った。
 次回は、本命の東側へ行くことにしよう。

宮川流域ルネッサンス2006VOL.32掲載のもみじ谷
 網掛山の東西傾斜に約1kにわたり数百本の野生もみじのが発見されたが、長らく手付かずに来た為、木が大きく、肌も白く美しく、見事な光景をつくりだしている。
 もみじは落葉樹のなかで遅くまで葉をつけている

【西もみじから入る】

【もみじ谷西から網掛山へ】

もみじ谷東と網掛山との分岐。標識のあるところから網掛山へ登るが入口付近が分かりにくい。

【網掛山】
 山頂は、樹林の中にある。広くてこんもりしたところに標高544mの標識あるのみ。
 11時45分で昼食タイムだが、予定より遅れているので大内の高へと急ぐ。

【東もみじ谷分岐】
 山頂からご一緒した中高年女性2人とここで別れる。2人組は、ここからもみじ谷東コースへと向かう。
 大内の高は直進。岩場のヤセ尾根を過ぎると緩いアップダウンのある快適な道となる。

【岩場】


【標高490mのコブ】
標高490mのコブは、胡桃方面へとの分岐尾根。大内の高から単独女性と出会う
 ここから大内の高まで15分程度話していた。
 この後、自分の後ろにいた60歳台夫婦組と大内の高までご一緒した。

【大内の高】