【国土地理院25000図・軌跡ログ】

【山記録】
日時・天候 2019年06月06日(木)/晴   
山名 鳴子山(374.8m・国束山(413.8m)・積良山(276.1m)・的山(269m)
山域・区分 三重・玉城町/伊勢近辺
コース・タイム 新池(11:01)~鳴子山(12:10-17)~国束山(12:39-13:15)~寺跡(13:17-30)~的山分岐(13:47)~積良西峰(14:16)~積良山(14:30)~P246(15:03)~的山(15:15-45)~P246(16:00)~積良山西峰分岐(16:11)~積良登山口へ下山(16:27)総タイム5時間26分(昼食休憩等80分程度含む)
距離/ 高低差 沿麺距離9.5キロメートル/累積高度差638m  /高低差m
人数 単独  積良山三角点

【足跡】
<初めに>
 メインの国束山は、参詣道とし古くから地元の玉城町や度会町から登られている。今回は、「新池~鳴子山~国束山~積良山西峰~積良(ツムロ)山~P246~的山」からアストピア玉城へ戻る。個々の山には、それぞれ一般道があり短時間で山頂に到着できる。これを周回するとなると厄介だ。ヤブやルート不明 なところもあり地図読みの中級コースとなる。 今回、新池から鳴子山へ初めて歩く。 国土地理院の地形図に書かれている道だが、踏み跡は薄く途中で消えていた。 地形図を見ながら道を探しながら歩いたが、地図通りのルートを歩くことはできなかった。展望のない積良(ツムロ)山も分かりにくいところ。積良(ツムロ)山から、東に伸びる尾根筋は広くて雑木に覆われ手入れされていないので障害物を右に左に避けて進む。 先端は、谷で切れていて広い山道に戻る。一般道は、下を巻いて行くので迷うことはない。この広い山道は、起点が国束山の弘法の石(国束山原登山口)で終点は的山。
<鳴子山>
 通常は、弘法登山口からから谷道を歩いて国束山や鳴子山へ。テープや案内板もあり。弘法登山口から1時間余。
<国束山>
玉城町原参詣道。登山道は、整備され一般道として登山者が多い。テープや案内板もあり。弘法登山口から1時間余。 平生参詣道。参詣道には、石地蔵が1町石毎に置かれている。石字には「天保15辰年」と刻まれている。西暦1844年幕末後期となる。今から170年前ということか。石地蔵は、風雪に耐え痛みは少ない。朝熊の石地蔵と比べて石が大きくて立派である。2013年8月来た時は、寺跡一帯は木が鬱蒼とし暗い感じがした。今は、周辺一帯が伐採され明るくなった。短く切られた木は、自然と調和するような造形物として寺跡に置かれていた。山頂前も伐採されたので、伊勢湾から牛草山方面までワイドに見えイメージチェンジした。 
<積良山>
 西峰・本峰、ともに展望はなし。本峰、三角点標石あり。山頂には、プレイトがあるので確認できる。本峰から東の尾根は、広くて分かりにくい。シダが類密生し倒木など障害物多し。
<的山>
 芝生が張られた小高い上に立派な東屋が建っている。ここから伊勢湾や伊勢平野がワイドに見える。東屋には温度計・湿度計等観測器や雑記帳も置かれている。ノートを見ると沢山の人が記帳されている。今日は、5人の名前がサインしてあった。玉手箱には、大きな富士山の写真が数枚。南ア・赤石岳の写真も置かれている。正月早朝の気温-3℃とある。寒いのを我慢して日の出の写真を撮るために多くの人が登っているようです。玉城町の観光の目玉は、弘法温泉とこの的山ではなかろうか。登山口は、3か所あり。短時間で登れる。

【11時01分ー登山口の新池】
上左、新池。
上右、弘法登山口への道と別れ右の谷筋に入る。標識テープなど何もなし。
左、
薄い踏み跡の谷筋を行くが、人が歩いた気配なし。蛭も見かけなかった。

【谷筋から尾根に乗る】
上、丸太の橋を渡ると間もなく道は消える地形図を見て尾根を目指す。
下、
尾根上に出る。地形図の山線は、尾根上少し下にあり。探したが分からなかったので、尾根筋を行く。尾根筋は、荒れ放題で手間取る。


【12時10分ー鳴子山】
 鳴子山は樹林にに覆われ展望なし。 山名札が沢山ぶら下がっていた。三角点ありの山だが、雰囲気は極く平凡。ここは、風もなく暑いので国束山で昼食をとることにした。 

【谷道との分岐
弘法登山口から谷道を登ってくるとこの場所に出る。

【12時39分着・13時15分発ー国束山】
 国束山で昼食をとる。正面に朝熊ケ岳。手前は、前山から鷲嶺へと続く。下、
神岳。

【13時17分ー国束山寺址】
国束寺境内跡。古文献によると、平安時代の創建。 九握(くつか)の神剣を奉納した山というので国束の嵩という。聖徳太子が皇大神宮の神勅に従って本尊を作ったという 現在の国束寺は、平生に移転した
昔の涌福智山国束寺の絵図。 江戸時代の絵図と思われる。山上に大きな七堂伽藍があり、寺中に三十六院あったといわれている

【13時47分ー的山分岐】
 的山分岐。少し先で、岩屋道と弘法道に分かれる。

【14時16分ー積良山西峰
 西峰も本峰もヤブの中で展望なし。

【14時30分ー積良山】
 いせ青木の標識には、積良山、「ツムロ山」とのフリカナあり。確かに難しい名だ。この先は、広い尾根で迷いやすい倒木で障害物も多い。

【15時45分着・16時15分発ー的山】
 立派な東屋が建っている。伊勢湾や伊勢平野の眺めがよい。東屋には温度計湿度計の設置あり。テーブル上には日記帳・アルバム集が置かれている。今日も5人の人がが記帳されていたアルバム集には、富士山や南アの赤石岳も見えるのか大きく写っていた。
上、
朝熊山~鼓ケ岳~前山へと続く
左、
二見浦の音無山が望める。
下、
大仏山が正面に見える。

【16時25分ー積良登山口へ下山】
登山口。左の門を開けて出入する。鍵はかかっていない。

2019.06.06国束山