【山記録】
日時・天候 2019年10月26日(土)/天候・晴れ  
山名 倭ノ姫山(706m)
山域/区分 三重・度会町/伊勢近辺
コース・タイム 上の登山口(11:35)~一之瀬(12:20)~倭ノ姫山(13:30-14:10)~林道分岐(14:55)~下の登山口(15:57)
所有時間4時間22分(休憩+ロス80分程度含む)
距離/累積高低差 累積標高5.9km 累積高低差+772m-815m
人数 単独  上の登山口標識

【国土地理院25000図・軌跡ログ

【山レポ】
 今夏、伊勢新聞を見て「わたらいセブンマウンテン」の存在を知りました。
 7座のうち未踏の山は、2座(神出の峰と倭ノ姫山)です。
 神出の峰も倭ノ姫山も伊勢神宮と関わりのある山名のようです。
 神出ノ峰は、9月10日に登頂したが難路でした。

 今回は、倭ノ姫山への挑戦です。
 山名の謂れは、倭姫が(天照大御神の御鎮座場所探しに)度会町の山奥へにも来たことの証しかとも思われます。
 倭ノ姫山は、標高706m度会町の奥深い里山です。
 登山路が整備されたのは、極く最近のようです。
 テープや標識もあり危険なところも有りませんが、人が来ない山なので自然と荒れてしまう。
 課題の多い山でした。
 林道と登山路との接点にあるテープや標識に紛らわしいものあり。(赤色や黄色のテープ多々あり)
 登山路は、木や草が延び放題で前が分かりにくい場所もあり。
 展望もなくひたすら地図を見ながらGPSで現在地を確認しながら登る。
 マニアー登山者が、喜びそうな環境でした。
 この山を一口で云うと、展望のない暗い山で登山道も今一分かりにくい。
 イメージは余り良くありませんでした。
 良かった点は、「アサマリンドウ」が多く咲いていたことです。

 登山口は、上か下か迷ったが「上登山口」から登ることにした。
 「上登山口」の標識は、林道口にあり雑草が伸び隠れていた。
 この付近も探索したにもかかわらず標識を見つけられず30分ほどロスタイム。
 標識を見つけたものの、この先の行く道が定かでない。
 周囲を見渡すと、
 谷側の尾根筋に赤いテープを確認できるが、離れすぎている。
 林道を上がって行くとしても周囲にテープが、見当たらない。
 思案の上、林道から登って行くことにした。
 その結果、尾根道は上部で林道と合流していた。(どちらから登っても同じ所に出る)
 このことから、「下登山口」から登る方が分かりやすい。

【落合橋袂に行方不明者情報提供の掲示あり】

 落合橋の袂に左の「お尋ね人のパンフ」がはられてありました。13日前の出来事なので近日中の出来事です。文面を見ると、1人で車を運転し宇治山田駅午後6時頃出発しその後行方不明とのこと。車は、川上林道で脱輪した状態で発見されたとある。 
 個人の勝手な推測ですが、夕刻は、悪天候で風雨が強く視界が極度に悪かったのではないかと思われます。川上林道に入り道を間違えたことに気づき、Uターンを試みたがうまく回転できず脱輪した。その後、救助を求め暗闇の道を歩いたが方向を誤り道に迷ったような気がします。現場付近は、車道や林道が入り混じる奥深い山中で登山者か山作業者しか入らないようなところです。もし、この辺の山に行かれたときは、笹野誘子さんのことにも気をとめてやってください。

【駐車地】
上、
県道151号度会大宮線。

左、
4.5km地点へ駐車する。
上の登山口と下の登山口付近には、駐車可能な場所が、3か所ほどあります。下の登山口手前には、車が多く留められる広い空地あり。

【倭姫伝説の神水】
左、
川上の清水。「倭姫伝説の神水」と書かれた標識あり

【林道あり】
 いせしま森林組管理の林道。一般自動車通行禁止の看板あり。

 上登山口へ行くまでに幾つか林道が出てきます。
地図には書かれていないものもあり。

【落合橋】
上、
落合橋から見た一之瀬川。橋を渡ると川上林道。

左、
県道151号度会大宮線。
左へ曲がると落合橋。
 分岐、ガードレールのところに笹野誘子さん情報提供依頼のパンフが張られている。



【上の登山口は分かりにくい】
上、
上の登山口と書かれた標識が雑草の中にある。この標識を見つけるのに30分ほどロスタイム。雑草を刈り分かりやすくした。
左、
周囲にテープは、ないが林道を登っていくことにした。
下、
谷側には、赤いテープが巻かれている尾根道。上で林道と合流。

【林道を上がっていく】
上、
林道を上がっていくと、上の標識あり。
「20m先登山道」と書かれている。20m先は、谷筋で踏み跡なし。(標識の解釈に疑問あり)

左、
100mほど先の尾根上がる。

【林道に出る】
上、
黄色テープのあるところから小尾根を登る。

左、
小尾根を行くと林道に出る


下、
林道を登る。

【林道を離れ尾根を上がる】
上、
林道との分岐地点。
「下山道50m先」と書かれた標識あり。これを行くと登山口の林道口に出るのだろうか。
 

左、
林道と山道との分岐地点。

【一の瀬・標高352m】
標高352m付近にある標識。
ここは、「一ノ瀬」というところですが、ピンとこない。
 仮に「一の瀬川頭」という名前なら理解できるんだが

【標高427m地点の標識】

【標高540m付近に大岩】
上部に来ると大岩が出てきた。白い岩もあり。

【山頂手前から撮る】

【倭の姫山】
 ここが、倭姫山の山頂。
 樹林に覆われた小コバで暗い感じがする。
 ここで昼食をとる。

【上の登山口道へー標高600m付近】
 左の画像は標高600m付近。直ぐ先が姫のコブでそこから北の尾根に乗り換えなくてはていけないが、直進してしまった。このポイントは、意識しないと間違いやすい要注意です。
 但し、下の登山口から来た場合は、間違うことは有りません。
 

【朝熊リンドウが咲く尾根を下る】

【林道に出る】 
左、
姫のコブから下ると
標高470m
付近で林道に出る。

下、
林道から山道へと下る分岐。

【黄色のテープを頼りに下る】
 林道から別れた登山道は、踏み跡薄く分かりにくい。黄色テープを頼りに下る。

【小沢を渡る】
今日は、水量が多かったが問題なく渡れた。

【下の登山口へ下山】
 下の登山口は、県道沿いから見て分かりよい。
 登山口の後ろに小屋が建っているのが目印。