【山記録】
日時・天候 2013年05月07日(火
ヤマシャクが咲く
山名 犬戻リ高(1013m)
山域 三重県大紀町
コースタイム 駐車地(7:05)~エボシ岩(9:30)~90鉄塔(10;25-35)~91鉄塔:(11:00-11:15)中の股の頭(12:00)~P963(12:45)~昼食(13;00-13:35)~犬戻り高北峰(13:40)犬戻り高()13;55-14;04)~鉄塔87号-(14;50-15:05)~登山口(15:30) 総タイム8時間25分(但し、滝ヤ谷で3回迷い80分ほどロスタイムあり。)
距離/累積高度差 総距離 キロメートル 高度差(+m )
団体名・参加人数 単独

【山旅25000軌跡図.】中の股~天保尾根途中までは電池切れで軌跡とれず手書き。

【足跡ー滝ヤ谷で迷う】 
<犬戻りの高登山レポ>
 今日は、晴れているが1日強風が吹きまくる。ベストコンデションとは云えないが何かも吹っ飛ぶし景観は素晴らしかった。
 4月28日、下見をしたとき突然大滝に出くわした。
 帰ってから大紀の山本を改めて見てみたが、この滝の名前や記事が見当たらない。
 滝ヤ谷は、昔、炭を運ぶため作られた道である。谷に次々と滝が現れる。小さい滝が多いと書かれているのみである。
 突然、大滝が現る。
 水量も多く高さもありそれにも増して美しい見事な滝なのでとても小滝とは違う。
 著書の小野氏が何故か。この滝のことを触れていないのは何か理由があってのことだろうか。

 この大滝(仮称)は、谷から入らないといけないと思い途中から谷道へ入った。
 中に入ると大岩をたちはだかり前進するには厳しい谷である。テープがあったりなかったり恐らく沢を歩いた人が付けたのだろう。巻き道はありそうでないので苦労した。谷を行ったり戻ったりしかなり体力を消耗した。僅かな距離なのに大滝(仮称)は遠かった。
 
 エボシ岩に来てようやく一服する。
 予定よりかなり遅れ。真っ青な空に突き出た奇岩が見える。 エボシ岩と云えば、北アルプス烏帽子岳直下の岩場から記念写真を撮ったことを思い出す。
 エボシ岩から直ぐに谷を渡り尾根へ行くのが正規の道。
 下見のときは、何の迷いもなく90鉄塔へ行けた。

 今日は、山感が狂っていた。
 エボシ岩から直進してしまった。更に谷を渡ってからもテープを追うが間違った方向へ進んでいった。
 90号鉄塔に10時25分着。
 予定より80分の遅れである。
 91号鉄塔で休憩。
 相変わらず風か強い。そのお蔭で遠くにある台高の山々がはっきりと見える。
 春日嶺の奥に見える西の山脈は何処だろうか。家へ帰って地図を見たら仙千代ケ岳方面に突き当たった。
 それにしても、山が幾つも重なる壮観な眺めである。
 東の南股山は新緑に燃え山が鮮やかだった。

 中の又肩へ出るショートカット道を見送り鳥尾越から入るとバイケソウの海である。中の又の頭付近まで続いている。P901から先は平坦な尾根と稜線のアップダウンを繰り返しである。
 P963(幸平)に来ると台高方面の展望か見え雰囲気も良く似てる。突然ヤマシャクの群落に出会い吃驚する。
 花は、最盛期は過ぎ茎だけのものもある。
 白玉の中を覗くと何とも愛らしい上品な花である。
 
 犬戻ノ岳北嶺の山名板のあるコブに到着。自然林の美しい広い尾根に見とれ行き過ぎた。山頂まで戻り南にコブが見えている。ここが犬戻ノ高である。
 犬戻ノ高は、樹林の中で展望なし。天保尾根は、シャクナゲの樹林が続くが今年の花付は悪い。
 それにしても87号鉄塔までは、急勾配の下り道でした。

【登山口】 
 谷の奥は、天保尾根コースの88号鉄塔でしょうか。朝日に輝いている。

【滝ヤ谷沢道に入る】 

【小滝】 

【突然大滝(仮称)に出る】 

【エボシ岩】 
北ア烏帽子ケ岳へ登ったときのことを思い出した。

【エボシ岩から対岸渡る】 
 エボシ岩の標識のあるところから谷を渡り右岸に出る所を、直進してしまい20分ロスをする。

【谷を渡ったところで紛らわしいテープあり】 

【90号鉄塔】 
 双子峰の犬戻り高が見えた。
 天保尾根の下りはきついと思ったが、ここか見るとそうでもない。

【91号鉄塔】 
上左、91号鉄塔。
上右、紀伊長島の海。
左、南股山は新緑で絵に描いたような美しさだ。
下、西方面。奥、台高仙千代方面か。
中央、春日越の尾根。
 手前の鞍部は90号鉄塔とエボシ岩。
その後が天保尾根の一部で87号鉄塔が見える
 

【犬戻り高道へ】 

【鳥尾越山】

【台高の雰囲気がする】


 見晴は良いし。雰囲気は台高に似てる。
 上の三角の山は、何処でしょう。
 一目見て局ケ岳?

【中の又の頭への道】 

【幸平への道】 
 谷底まで見える壮観な眺めです。
 宮川村の龍頭山?

【犬戻北峰への道】 

【犬戻ノ高北峰】 

 自然林の美しいフラットな道で森林浴を満喫する。

【犬戻ノ高】 

 ここも、森林浴に浸る。

【天保尾根下る】 
 しゃくなげの樹林が延々と続く。花芽は少ない。今年は不作か

【87号鉄塔】 
 上左、春日越。

左、90号鉄塔
と南又山。

【犬戻ノ高登山口へ下山】