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【山記録】 | ![]() 高須の峰三角点(797.8m) |
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日時・天候 | 2014年06月04日(水)・晴 | ||
山名 | 高須の峰(797.8m)/春日山(726m) | ||
山域 | 松阪市 | ||
コースタイム |
蔵ケ野林道終点P(8:30)~高須林道で登山口探索(8:50-9:50)~巡視路口(09:55)~伐採地広場(10:10-15)~14号鉄塔(10:25-30)~P492(10:40)~尾根に出る(11:20-30)~P758(11:45)~17号鉄塔(12:20-12:55) ~春日山(13:15)~高須の峰(13:50-14:07)~九丁付近谷降下地点(14:55)~蔵ケ野林道終点(15:15) 総タイム6時間45分。 登り約3時間50分(ロスタイム約1時間含む)・下り1時間10分 |
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距離/累積高度差 | 沿面距離 10.7キロメートル累積高度差(+1120m -983m) |
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メンバー | 単独 |
【足跡】 | |||
白猪山と局ケ岳の中間に高須の峰という標高798mの奥山がある。 余り知られていない山だが、近年「三重の百山」に掲載されたので興味があった。 以前、蔵ケ野林道から高須の峰へ登り、P759付近で道が分からず撤退したことがある。 三重百山本の記述には、 「植林でヤブ山歩きの愛好家に登られ静かな山。静かな故に熊もいるそうだ。 地味な山だが、登り方によっては楽しめる。」と記述されている。 登り方によっては、楽しめる。この言葉は意味深である。 熊がいるヤブ山なのに何故楽しめるのか。この言葉に気になり登山する決意をした。 登山の準備として、 熊除けの鈴をリュックに二つ付け、ホイッスルを胸ポケトに入れる。いざという時のため大型の登山ナイフをペルトに付け出発する。 蔵ケ野林道終点に車を留め林道を歩いて再び神名原集落へ。 集落の家は、山の厳しい地形なので2軒位が固まり飛び飛びに建っている。 林道を犬と散歩していた老人に尋ねる。 「山に熊がいるんですか、登山道はありますか」と その答え、 「山師からきいた話では、山中で何度か熊と遭遇し里でも見たとのこと。巡視路は、知らない。登山道はない」とのとの返事でした。 夫婦連れで歩いて人からも登山等の情報をきく。 「この林道沿いから高須の峰へ登る道はない。登山口は、蔵ケ野林道から上がる。熊はいる」との答えでした。 <山行き報告> 巡視路口は、分からず。 高須林道を60分ほど探索して分かった。 ここは、登山道ではないので、テープなとなし。ポイントに来ないと鉄塔の位置表示がない。 14号鉄塔前に来ると、大伐採地に出る。 正面を見ると、山が幾重にも重なり背後に局ケ岳や栗の木岳の鋭鋒が連なる山岳展望にしびれた。 高須の峰や春日山も見えたが、前者の山並みにかすんでいた。 展望地は、この伐採地のみであった。 14号鉄塔からP492へ。 P492から先の15鉄塔分岐(尾根から谷へ降りて行く)を行き過ぎ巡視路から外れた。戻るにもシンドイので地図を見て尾根を目指した。白猪山にアプローチできる尾根にでると広くて歩きやすい。 小さなコブの上に出て左に行くか直進するか。また、尾根分岐でも(地図を見ないで)山感で歩いていたので間違いGPSで修正した。 赤い鉄塔(17号)は、展望の良いところとガイド本にあったが期待はずれだった。 赤い鉄塔から春日山へは、雑木や低い笹の茂る山深い感じである。 熊がいそうな環境に来てホイッスルを吹く。お手てつないでノミジを行けば皆な可愛い兎になってーーーと歌う。 春日山に着く。 以前は、名札も付いていたが今は何もなし。単調で面白みのない山でした。 春日山から高須の峰はヤセ尾根の急登である。 山頂が見えたかと思って来たらニセピークでがっくり。 高須の峰は、平凡なコブで長居はできない。 下山の道は、踏み跡ありテープありで迷うことはないが面白みがない。 結論としては、これといった特色のないヤブ山でマニア向けである。 ガイ゛ト本に書かれている。 「歩き方によっては楽しめる。」その答えを見出すことはできなかった。 |
【登山口周辺図】 | |||
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【軌跡図・山旅2014新判25000図縮小なし】 |
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【登山口】 |
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![]() 石積みの集落跡が近くにある。 林道高須線の錆びた看板が目印 当日は100m先の地点で探索をした。60分もロスタイム。 |
【巡視路】 |
![]() 17号鉄塔は、赤い鉄塔で尾根上にある。 三重山本は、この巡視路を歩くようガイドしているが、 ここは専用道なので情報に乏しく道を間違いやすい。 |
【展望の良い伐採地】 |
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![]() 伐採地から北に高須の峰(中央)と、春日山(右)が見えた。 下、 伐採地から西方面は、山が幾重にも重なる山岳景観が望めた。 三角錐の局ケ岳から栗の木岳方面の山並が美しい。 今日の収穫はこれのみだった。 |
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【14号鉄塔】 |
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【P492付近】 |
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![]() 道なりに歩いていたので中電の標識を見落とす。 気づいた時にはかなり行き過ぎていたので、バツクする気にはなれずそのまま尾根道を進むことにした。 |
【尾根に出る】 |
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【P758】 |
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![]() 上、P753。 左、 P753から50m位下った地点に16号鉄塔への標識あり ここが巡視路との接点でした。 |
【赤い鉄塔で昼食をとる】 |
17号鉄塔で昼食。 三重百本には、津方面が見渡せ海も見えて眺望が良いと書かれている。 晴れてはいたが、津の海(伊勢湾)は見えず。周りは、伐採され天井は明るいが外周りは樹林に覆われているので必ずしも眺望が良いとはいい難い。 |
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【春日山】 |
![]() 山頂は、ヤブの中。 高須の峰へは、急なヤセ尾根をが続く。ガマンガマンの道が続く。 |
【高須の峰】 |
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![]() 高須の峰山頂は、三角点石と古い山名札が数個ぶら下がっていた。山頂にあるはずの14丁標識は分からなかった。 視界なし。暗い雰囲気で長居はしたくない所だった。 |
【山頂直下】 |
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![]() テープが西側に巻かれていので少しいったところから谷へ降りる。50mほど降りて東側に向きを変えトラバース気味に下ると尾根筋に出ると道は明確になる。 山頂直下から降りた方が分かりよいかも。 |
【花】 |
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![]() 谷筋へ来るとヤマゴボウが咲いていた。 |
【9丁付近で谷へ降りる】 |
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【6丁付近】 |
![]() 谷沿いに道が付いている。 |
【蔵ケ野登山口付近】 |
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![]() 上左、二丁の標識。後方に堰堤あり。 上右、一丁の標識。 前の橋が壊れていた。 左、蔵ケ野林道入口。 林道終点へ駐車する。 |