長い尾根道847.3mの三角点はどこだ | |
ゲジョ山 |
コース | 弓山林道終点(登山口)〜主峰尾根〜タカセ山前峰〜ゲジョ山(往復) |
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参考図 |
【山行録】 |
:ゲジョ山は、尾鷲市と熊野市の境界にある標高927.2mの山である。 登山口は、熊野側と尾鷲側から登る道が数箇所あるようだ。今回は、弓山林道終点から登る。 国道42号線尾鷲矢ノ川トンネルを抜け、左「賀田町(県道70号)へ」との表示を見過ごし、100mほど先のところから右に曲がり弓山林道に入る。約2キロほど行った先が林道の終点で登山口でもある。 舗装はされているが、林道終点手前は荒れており要注意である。腰の低い車は、橋手前の空スペースへ置いたほうが無難だ。 終点広場に駐車する。少し手前のところに「ゲジョ山登山道」入口の標識がある。 少し上ったところにとシシを捕獲する錆びた鉄檻が置いてあった。トチ・ヒメシャラ・ツバキなどの樹林が密生する。昔は、スミ焼きが盛大であったことも頷ける。稜線までかなり急登で左右にふると潅木の隙間から両側にある谷筋も確認できた。 尾根道の上部にくると分岐「右、矢ノ川峠90分」との表示あり、これを行くと矢ノ川峠から高峰山へのショートカット道になるのだろうか。赤テープも巻かれ忠実に辿れば40分ほどで稜線に出た。 主尾根に出ると、ヤブツバキの赤い花がちらほらと咲く。正面に保色山らしき山が樹木を通してぼんやり見える。主峰の反対側は、矢ノ川峠に続いているが、近くにそのような標識は見あたらない。 847.3メートルの三角点を目指し、西方向へ進む。道はしっかりと付いている。コブを二つほど越えたところのピークへ来ると「タカセ山前峰840メートル」いせ青木の標識がある。 地図上の位置では、847.3メートルの三角点と思われるので、標石を探すが分からない。しかも前峰ということになると何処かにタカセ山があるはずだがそれらしき山も見当らず。 復路、この付近注意深く歩くと、「北の尾根三角点タカセ山」という名札を新しく発見した。やっぱり地図上三角点のところがタカセ山か。Gpsを持ってきなかったことを悔いる。 気になったので帰宅してから尾鷲市役所農林課に聞くが、タカセ山という山名は(正式に)は存在しないとのこと。「タカセ山前峰840メートル」の表示を信じたいが、どうやらこれも怪しくなってきた。 大きなコブを二つほど、越えると鹿の踊り場といわれるところに来る。大きな広場で休憩に良い 東紀州10マウテン会の標識がある。ここから賀田へ下るルートがある。国道42号線大叉トンネルの手前に下りる。このルートならかなり時間が短縮できる。 登山口から2時間半ほとだが、長い尾根を何度も上り下りする。飽きた頃に山頂に着いた。 山頂は、少し残雪ありエセビの白い花が沢山咲き春の到来を告げていた。 リアス式の海岸線が美しい。亥ケ谷山や賀田の街並みもきれいに見えた。 |
【登山口と林道終点付近】 |
左、登山口 右、林道終点近くの橋 |
【急な支尾根を登り稜線(本尾根)に出る】 |
【主尾根合流点→左▲のところが右の写真】 |
【タカセ前衛峰は、三角点のあるところか】 |
【鹿の踊り場】 |
【ゲジョ山】 |
下、左端の高い山が高峰山か。 |
【亥ケ谷山】 |
【賀田湾】 |