【山記録】  一族山800.5m三角点 
日時・天候 2014年10月19日(日)・曇り
山名 一族山(800.5m)
山域 三重県紀和町
コースタイム
上りルート
駐車地(9:30)~布引谷の頭(11:10)~一族山(12:00-12:40)
下山ルート
一族山(12:40)一般路~尾根~谷~ヤブ尾根~ヤブ尾根行き過ぎバック~ゲキヤプ下る~保全林登山口(15:45)
総タイム6時間15分
6距離/累積高度差 沿面距離 キロメートル累積高度差(+m -m)
メンバー 単独

【足跡】
<登山口までのアプローチ>
 伊勢IC6,時30分出発、高速道を走り熊野IC下車。国道42号南下し311号を走る。
 紀和町板屋の鉱山資料館の前で左折れ県道780号線に入る。舗装された一車線の山道を超えていく。
 ここは熊野古道熊野道との併用しており時折指示版が建っている。夕陽公園を過ぎ小円橋に来ると大河内登山口がある。峠を下り三浦集落へくると三叉路に出る。(鉱山資料館から7キロ)
 橋の袂に布引谷への大きな案内板あり。ここを左折れ林道三和片川線に入る。舗装された広い一車線の道を3キロ余走ると布引展望所あり。さらに300m先、登山口の駐車地へ9時時15分着。

<一族山由来と近辺の景勝地>
 由来→一族山と聞いただけで、秘めた歴史ロマンを感じる。その山名は、南北朝時代に南朝側の刀剣をつくっていたと伝えられる入鹿鍛冶(いるかかじ)一族に由来するという。(三重の山本より)
 景勝地→「日本の滝百選」の布引の滝。その他、松山滝・荒滝は道沿いにある。
        「日本棚田百選」の丸山千枚田は近くにある

<三重県の山本を参考に:登山計画>
 三重県本には、保安林往復コースが紹介されている。
 体力度危険度は★一つ。歩行時間3時間50分。累積標高差+563m-563m。
 登山道は、大峯生活環境保全林として最近整備されたもので道幅も広く道標も整っていると書かれている。
 これを参考に登山計画をたてる。
、往は布引谷コース。複は保安林コースを計画した。といっても何の情報もない国土地理院25000地図をプリントしたものを1枚用意しただけである。三重県本を見てこれは情報なしでも行けると思ったのが甘かった。
 せめて本に書かれている小さくて見にくい地図を拡大し国土地理院25000図に書き込んでおくべきだった。
 

<複コースで錯覚>
 複は、保安林コースを歩く予定であった。
 一族山山頂は、名札が木に一つぷらさがっいるのみで何もなし。南方向の踏み跡があり下山開始。
 100mほど下ると階段のある道が出てきたので保安林コースと思った暫く道なりに降りて行くとどんど東の方向に進んでいくのに気づきこの道は保安林コースとは違うのではないかと立ち止まりバックすることにした。
 そのまま降りていけばよかったのだが登山路の書かれていない地図なので錯覚をしてしまった。
 帰宅後、この山に精通している松阪市のMさんに登山道地図を送信して貰った。これを見ると往路も復路もかなりヤブ道を歩いていることが分かった。

【軌跡図】

【一般路ルート図】この図は松阪市Mさんから送信して頂いた地図を手書きしたもの

【駐車地】

 この橋を渡り登山路に向かう。

【小滝】

左、小滝

【美しい布引谷】
 この辺は美しい渓谷で標識やテープはあった。

二股に別れている付近】
 左の本谷へと進むが少々荒れていている。
 一般ルートは右の谷から入り少し上部から巻いて本谷へと入っていることが後で分かった。 

【布引谷沿いに上がる】


 本谷、踏み跡はうすい。歩きやすいところを探しながら進む。

【谷の上部で尾根に上がる】
上、シダを掻き分け高度ると突然登山道に出くわす。
左、この道は谷と尾根を巻くように付いている。
この道の情報をもっていなかったので直登し布引の頭へ出る。

【布引谷の頭とP609】
左、引谷の頭
右、P609

何れもヤブの中で展望なし。

【P609鞍部の展望地】
 鞍部に来ると一族山の標識あり。ここからの眺めは最高に良かった。
 今日歩いたルートでの展望地は、山頂とこの鞍部二か所のみ。

【小栗須分岐】

分岐に標識があり。。
山頂へは急登20分ほど。
付近にアサマリンドウが咲いていた。

【一族山】


山頂に来たらアサマリンドウが一面に咲く。
特に、三角点付近は足場を選ばないとほどーーこれにはびっくりさせられた。

【山頂からの展望
上、ツエノ峰(646,2m
右、西山(627m)


左、紀和町大栗須集落。

【下山路】
 山頂から100mほど降りると階段の道がある。道なりに降りて行くと東の方向へと進んでいるのに気づき尾根筋まで戻りヤブっぽい尾根を下る。テープを頼りに降りて行くと工事中の林道に出た。登山道を探したか分からず来た尾根をそのまま降りる。テープは途中で⑥西の方向に付いている。
 地図を見ると直進は険しい谷のようで東の谷へ向かう。
 標高410m付近で階段を見つける。ここが、保安林コースとの接点だった。ポイントなる地点を見落とした。この先は、厳しい尾根と谷へと迷いこんでいった。

【間違いの検証】
軌跡図番号は、下の写真の位置を示す。  予定ルート

【検証写真①~④】
③二つのテーブあり。直進はダメという表示。

④林道工事中。西は未整備。東の道は下へと伸びているようです。

【検証写真⑤~⑦
⑥は、
右斜面(P500方向の尾根)にテープ巻かれていたので、東南方向の谷へ


谷に降りると階段あり。ここは、検証地図を見ると標高410m付近で保安林コースとの接点だった。

検証写真⑧モノレール道】
⑦の場所で探索すべきたったが、ここから⑧へのルートは厳しい尾根を上がる。尾根に出ると左のモノレールが敷かれていた。暫くこの線路沿いに歩いたが、行き過ぎてバックする。
布引谷へ下降する尾根は、ジャングルのゲキヤブで苦しめられた。