【山記録】
日時・天候  2016年01月03日/晴  
山名 局ケ岳(1028.8m)
山域 三重県(松阪市飯高)
コース・タイム 局神社(09:30)~椿の滝登山口(09:50)~小峠(11:10-20)~局ケ岳(12:00-12:50)~旧道登山口(14::35)~局神社(14:50)

往路→2時間30分。
復路→1時間50分。
距離/ 難易度 沿面距離 4.8 km
 人数  単独  局ケ岳三角点

【軌跡ロク゜】

【足跡】
<お正月登山に適した山>
 2016年10月鈴鹿の羽黒岳で右足複雑骨折してからようやく回復しつつある。
 標高千メートル級の山で自宅から一番近いのが局ケ岳である。
 伊勢から車で約1時間ほど正月の交通停滞も関係なしで行ける。
 局ケ岳は、標高1026.8m。短時間で登れることから千メートルクラス登山回数ナンバワンの山でもある。
 三重県南部では、これ以上高い山は存在しない。
 天に突き出た三角錐の山容は、伊勢の槍ケ岳と呼ばれている。
 山頂には、市岐島姫が祀られている。
 局ケ岳の名の謂われはーーー
 麓から見上げた形が、十二単衣を着た平安貴族の姿に似ていることから名付けられたとある。
 雨の降る夜は、山頂で美しい局の姿で現れるという。
 さて、麓は何処になるのだろうか。「道の駅飯高」ではなく、滝野辺りか。
 
 2017年お正月、リハビリーを兼ね一般ルートを周回する。
 山頂で、御堂の中にいる「市岐島姫」と対面し今年の安全登山と健康を祈願した。
 山頂からの眺めは、眼下に曲がりくねった櫛田川。遠くに伊勢湾が望める。
 南は、栗の木岳の鋭鋒、背後に三峰山の上部が重なって見えた。西は、大洞山など室生の山々。
 北東は、電波塔が目障りだが堀坂山や白猪山も確認できる。
 本日の天候は、雲が多くて霞んで遠くは見えづらい。

<山頂での出来事>
 12時過ぎ山頂で食事をとる。
 松阪市から来た60才台の単独男性に尋ねられた。
 栗の木山は、どの山ですか。
 南に見えるあの尖った山ですと答える。
 次の質問を聞いて吃驚させられた。
 何せ、局ケ岳へ来たのが今日が初めてと話していたからだーー
 今から、栗の木岳を往復し局ケ岳へ戻りたいがどの程度の時間を要するかとの質問である。
 彼は、地図は持っていないが、スマホのアプリ(GPS軌跡ログ)を見て歩いているとのこと。
 そのアプリを見せて貰うと、国土地理院の地形図軌跡ログには、「局ケ岳から栗の木岳まで30分」と書かれていた。これは明らかに間違いである。
 庄司峠まで書かれている地図を見せながら説明する。
 局ケ岳から栗の木岳までは7km程度。健脚な人でも100分以上はかかる。
 往復14kmにもなるので局ケ岳を10時には出発しないと明るい時間には戻れないと説明した。
 このアプリは、歩いた人の軌跡ログをアップしたものらしいが、いいかげんで信用できないと彼に話した。
 彼は、納得したようだ。
 今日は、このまま下山し、飯高温泉に浸かって帰ります。改めて出直しますと云って降りていった。
 スマホの情報量は凄い。信用できるアプリを使えば鬼に金棒。
 登山もスマホの時代となりつつある。
【飯高温泉と登山口】 

左、
局ケ岳神社。数台駐車可能。

右、
道の駅「飯高」。
天然温泉・かけながし。


【局神社に駐車】
上、
局ケ岳神社。
山頂は、奥宮下は、里宮と謂われている

 神社の横に10台ほど留められる駐車場あり。

左、
新道、旧道への分岐にある標識。

【椿の滝登山口】
 登山口から山頂まで109m毎に距離札が建てられている。
 山頂は、23町とあり。距離は2507mということになる

【旧小峠】
上、
旧小峠。
頂上まで400mと書かれているが、これは間違で実際は600m
と標識の上になぶり書きしてあった。
自分も600mが正解のように思う

【局ケ岳】
上、
山頂で、御堂の中にいる「市岐島姫」と対面し、今年の安全登山と健康を祈願した。

左、
 山頂から室生の山脈。

下、
栗の木岳への縦走路。
奥の三角錐が栗の木岳。

【復路、小峠から旧道へ】

【旧道登山口】
 旧登山口に降りてくると鉄砲と犬の鳴き声にビビル。
 何故、登山道で猟ができるのか。猟師に聞く。
 今は、猟ができる期間で許可は得ている。
 今日は収穫なし。
 登山者には絶対迷惑をかけないと話していたが、--怖いことに変わりなし、登山したくないです。
 

【局ケ岳~栗の木岳の標高・距離グラフ】