【山記録】
日時・天候 2020年04月08日(火) 晴 
山名・山域 大洞山(985.1m)・尼ケ岳(957.7m)
コース・タイム
三多気第一駐車場(06:50)~真福院(07:05-10)~キャンプ場跡(07:23)~登山口(07:46)~大洞山雌岳(08:40-50)~大洞岳雌岳(09:09)~倉掛峠(09:55)~大タワ(10:10)~尼ケ岳昼食(10:53-11:30)~大タワ(12:05)~倉骨峠(12:22)~苔の石畳分岐(12:27)~桔梗平(13:21)~キャンブ゜場跡(14:00)~真福院(14:30)~三多気第一駐車場(14:45)

総タイム7時間35分。(休憩60分程度含む)
距離/累積高低差 沿面距離12.8km .累積高低差+1228m -1190m
人数/登山レペル 単独/やや健脚

【国土地理院25000図軌跡】 軌跡ログのダウンロードはここをクリックしてください。

【カシミール3D・鳥瞰図

【カシミール3D・標高グラフ図】

【足跡】
<前書き>
 10数年前、桜峠から尼ケ岳・大洞岳を登ったことがある。
 確か、東海自然歩道が整備されてから間もない頃かと思います。
 尼ケ岳への道は、長い階段道が多く自分との歩幅が合わず難儀した記憶がある。
 次は、さくら道の三多気から「尼ケ岳・大洞岳」を登りたいとの思いを強くしていた。
 一度計画したが、花見客が多く車を留めるのに時間がかかり伊勢路のミツマタ見学に変更したこともある。
 今回、コロナウイルスの影響で「桜まつり中止」との情報を得て計画した。
 登山口の三多気は、奈良県と思っている人も多いと思うが三重県津市である。

 
 今回歩いたコースは、東海自然歩道が整備されている。
 ここは、近畿なのに何故か東海の標示である。(整備した頃は、近畿自然歩道はなかったかも)
 その他、観光関連事業者が整備したと思われる案内板も要所にあり迷うことはありません。
 三多気から登ると、案内板が次から次へと氾濫しています。
 また、スカイランド大洞へ行く県道なども整備されており中腹まで車でも来られます。
 登山というよりハイキング向きです。
 しかしながら、今回歩いたコースは急登や階段が多く体力を要します。
 往復コースとなると健脚向きといっても差支えないかと思います。

<山レポ>
 自宅(伊勢市)、5時10分発。高速嬉野IC下車、県道15号線を経て三多気第一駐車場6時30分着。
 自家用車専用の駐車場は、30台以上留められる。軽自動車が1台留まっていた。
 出発時に老人(男性)が大型カメラに三脚を持って車に戻ってきた。
 真福院の参道1.5kmに山サクラ500本とか。老人は、さくらの撮影に来ていたと思われます。
 周辺の第2第・3駐車場には、山ざくらの大木が多くあり見ごろでした。
 案内板や休憩ベンチへトイレもあり整備されています。
 6時50分駐車場出発。
 参道口には、「コロナウイルスのためさくらまつり中止」の張り紙がある。
 参道は、桜の花盛りできれいでした。真福院まで古木・棚田・茅葺家など変化がある。
 駐車場から真福院までかなりの高低差があるので、桜の開花具合も違う。
 色も濃い薄いと違うので低地の桜より見ごたえがあった。
 
 大洞岳
 雌岳と雄岳の双子峰。
 県道17号線、車から見ていると丸い形をし恰好良い何処から見ても個性的で登行欲がわく。 
 雌岳は、985.1m。雄岳は、1013m。
 雌岳には、少し低いが方位版が設置されている。山座同定が可能。堀坂山や朝熊ケ岳が見えていた。
 ゆったりとした山頂の雰囲気がとても良い。
 雄岳は、1000mを越えているので価値がある。
 ここも室王の山が一望できる。山頂の雰囲気は雌岳の方がよい。

 尼ケ岳957.7m
 別名、伊賀富士。伊賀盆地の最高峰。
 広々とした草地。山名板やベンチが設置されている。マユミの木の傍らに雨乞地蔵が祀られている。
 眺めが良いので長休憩したくなる。北西に名張市・伊賀市。南に大洞山や倶留尊山が近くに見える
 西北尾根・階段の道を30mほど下ると、東海自然歩道分岐に出る。
 ここは、四辻で富士見峠・桜峠・大タワ・尼ケ岳への標識がある。

【三多気第一駐車場】
上、
第一駐車場付近から、
青い空に赤・白・゜ピンクと花盛りの奥に大洞山が顔を出す。

左、
上と同じ所です。周りは大木のヤマザクラ満開。

下、
第一駐車場から学能堂山が迫る。

【真福院参道のさくら並木】
上、
駐車地から真福院まで1km余の参道には、青い空に山ざくらが満開。

左、
参道から右道へ降りたところから大洞山

下、
棚田とサクラ並木。


【真福院-7時05分】
上、
真福院山門。
創建は、白鷗時代(670年頃)と云われている。

左、
大欅。(県指定天然記念物)二本の大杉の左側。
樹齢1000年以上
幹回6.7m。
標高25m。

下、
真福院本堂。
ミツバツツジが満開でした。

【キャンプ場跡、東海自然歩道の案内板あり-7時23分。】

【大洞山登山口ー7時46分】
上、
真理院から20分ほどで、舗装した道に出る。80mほど先に大洞山の登山口がある。
この道は、上太郎からスカイランドオオホラへ通じる車道である。

左、
ここが、登山口。

下、
直ぐ上がったところにある標識。

【標高730m付近から急勾配】
上、
標高730m付近にある標識。

左、
標高780m付近のベンチ。この先は、少し緩くなる。

下、
標高900m付近。

【雌岳山頂尾根筋に来る】
上、
標高960m付近の山頂尾根

左、
右、倶留尊山~亀山峠~古光山。

下、
中央、鎧岳・兜岳。
左に国見山・方面。

【大洞山雌岳ー8時40分】
上、
山頂、中央に三角点あり。

左、
山名板あり。
東に富士山。
堀坂山や朝熊ケ岳も望める。

下、
背景に雄岳が見える。

【大洞山雄岳ー9時09分】
上、
雄岳山頂。
背景は雌岳。

左、
山頂に建つ
スカイランドおおぼらから3700mの標識。

下、
雄岳から倶留尊山の展望。

【雄岳から20mほど下の休憩ポイント。倶留尊山眺め良し】

【標高870m付近、林道との合流点ー9時29分】

【地理院地図標高894m地点ー9時36分】
上、
標高894m地点
からの展望。

左、
標高894m地点。

下、
コケの道。
この先、下り道が続く。

【石畳の苔道との分岐ー9時51分】
ここは、尼ケ岳と石苔道との分岐。
尼ケ岳1.7km
大洞山雄岳1.6km健脚向きと表示されている。
倉骨峠は、100m先と近い。

下、
上部が石苔道。手前が倉骨峠・尼ケ岳への道。

【倉骨峠ー9時55分】
上、
倉骨峠。

左、
林道倉骨線。
上部は、R368号下太郎方面。手前は、スカイランドオオホラへ。

下、
倉骨峠に建つ東海自然歩道の標識。
大タワ500m
尼ケ岳1.6km

【一の峰ー10時04分】
標高784mの小ピーク。
木にプレイトがぶら下がっていた。

【大タワー10時10分】
ここは、四差路。東海自然
歩道の標識には、尼ケ岳1.0km
大洞山雌岳
2.2km
下太郎生
3.0km


【標高800m付近の階段】

【標高860m分岐ー10時36分】
左、
大タワ・尼ケ岳・桜峠の三叉路の標識。
直進し、勾配のきつい斜面を上がる。
 

下、
桜峠道。
復路、尼ケ岳から桜峠道を下る。途中、分岐から山腹の東海自然歩道を歩いてここに戻る。

【標高905m付近ー10時46分】
左、
傾斜きつく軟弱な地盤。雨が降れば滑りやすい。

下、
ススキの原になると展望が開けてくる。

【尼ケ岳】ー昼食タイム(10時53分~11時30分)
上、
尼ケ岳。
広々とした草地で展望がよい。眼下に名張市・伊賀市街が見える。

左、
まゆみの木の傍らに雨乞地蔵が祀られている。


下、
三角点標石と伊賀市街。

【復路、桜峠道下る】
上、
山頂、西北尾根にある階段を下る。
鞍部が富士見峠。

左、
階段道を80m程下ると分岐で四差路となっている。標識に従って南方向をとる。

下、
上の写真広角。

【復路ー大タワ12時05分】

【復路ー倉骨峠12時22分】

【石畳みの道と大洞雄岳分岐ー12時27分】
左、
分岐。
石畳の道。
雄岳から来た団体さんと一緒になる。

下、
倉骨峠から見た分岐。

【石畳みの道】
 苔の道として東海自然歩道が整備されている。
 花や苔が多いので人気コース。
 今日も団体さんともお会いした。

【桔梗平ー13時21分】
桔梗平。
東海自然歩道のメイン拠点の一つ。標識を見ると、大洞雌岳0.8km。スカイランド大洞0.5kmとある。 ここまで車で来られるので最短距離で大洞岳と尼ケ岳が周回可能。

左、 東屋。周辺には詳しい標識が多くあり。

【県道と三多気キヤンプ場分岐-13時27分】
直進、:県道へ。スカイランドおおぼら320m。
東海自然歩道は、右折れ杉の樹林帯斜面を下る

【ャンプキ場跡ー14時05分】

【藤堂池ー14時10分】
上、
池の反対側は堰き止めた谷間。

左、
記念碑。

下、 
藤堂高虎が建設したといわれている池

【真福院へ戻るー14時30分】
 朝は、気温が低くかったが、14時半20℃前後と気温差10℃位い。桜もミツバツツジも満開で楽しめた。
下、
境内南の庭園から見た光景。駐車場の奥に三角の山は何処だろう。方向は、局ケ岳辺りと思われるが

【サクラ満開の真福院参道を歩いて14時45分駐車場へ戻る】