【山記録】
日時・天候 2020年07月21日(水) 晴 
山名・山域(整理区分) 鬚山(687.7m)・松阪市嬉野
交通・駐車地等 嬉野宇気郷公民館へ駐車させてもらう。伊勢道嬉野ICから県道30号線を車で30分ほど。
コース・タイム
小原登山口(12:15)~林道分岐・頂上まで830m地点地点(12:55-13:05)~鬚山(13:40-14:15)~清水峠(15:05-10)~嬉野宇気郷公民館(15:40)
総タイム3時間30分(休憩+撮影タイム=60分程度含む)
なお、嬉野宇気郷公民館から鬚山登山口まで凡そ1.5km徒歩20分程度(推測)。
距離/累積高低差 沿面距離6.1km 累積標高+604m -647m
人数/登山レペル 単独/初級

【国土地理院25000図・軌跡ログ

【足跡】
<前書き>
 今年の夏山は、東北の「朝日岳」か奥日光の「女峰山」を単独で登る予定をしていたが山小屋の予約が取れず断念。
 新型コロナの影響で、山小屋の環境が様変わりしているようです。
 ネット情報によると、全国の山小屋の5割弱が休業。
 営業している山小屋も完全予約制(テントも予約)で、マスク・消毒液は各自持参。
 寝具も山小屋提供しないので、インナーシーツ・シュラフカバー・枕などは各自持参。
 宿泊人数も制限(大団体はお断り)され、宿泊料金も1割程度上がっているとか。
 交通機関(バス)も、運休しているところもあり注意とのこと。
 今後、コロナ感染者がおさまらなければ:経済停止で山小屋は廃業に追い込まれるのではないかと危惧されている。

 7月に入ってからは、コロナ第2波の様相となってきた。
 都市では、感染者が大幅増となり地方にも広がりを見せています。
 三重県でも少数なから増えつつあります。
 我家の隣町にも感染者が発生し、大騒ぎとなる。
 感染した家は、保健所から消毒に来たのでコロナ家と判明し拡散していった。
 家族は、監視状態に耐えられず引っ越ししっていたと聞く。
 刻々と迫る緊張に我が家も外出自粛が強化され登山にも影響をきたしています。
 山行きは(コロナが治まるまで)、日帰り原則・団体登山禁止となっています。

<山レポ>
 7月、梅雨が長引いて1日中晴れという日はない。
 7月21日は、朝曇りながら昼前から晴れが夜まで続いた。予想とは異なりラッキーなお天候でした。
 松阪市嬉野の山、「鬚山」標高687mの低山に登る。
 下心は、「鬚山~矢頭山」縦走の下見でもある。
 伊勢高速嬉野ICから中村川上流沿いに県道30号線を走る。1車線の狭いところもあるが30分ほどで嬉野小原につく。  小原中心部にある「宇気郷公民館」に車を留める。
 隣には、バスが何台も留められるような空き地あるが鍵がかけられていた。
 公民館入口には、「嬉野山やまゆり園」と書かれた標識あるのでやまゆり鑑賞用の駐車地かとも思われる。

 10時20分、「宇気郷公民館」出発。
 県道30号との分岐で(橋を渡らずに)間違って県道29号へと進む。
 江渕公民館の前で間違いと分かりバツクする。(下に参照図あり)
 鬚山登山口と同じ方向を歩いていたので気づくのが遅れた。

 1時間ほどタイムロスしたが、時間に余裕があり遅れに問題はなし。
 11時30分登山口に到着。

 12時15分小原登山口出発。
 車で来ると、標識を見過ごしすそうな小さな標識「頂上まで2530メートル」がある。
 隣には「ようこそ宇気郷へ」の案内板がある。
 周辺には、車が留められるような広場もあり。木陰の広場で昼食をとる。

: 12時55分林道分岐着。
 標識には頂上まで830メートルとあり。ここにも鬚山遊歩道の標識あり
 この先は、登山靴の方が良い。遊歩道という看板はあるがハイキングといった方が適切だろう。

 13時40分鬚山展望台。
 山頂は個性的で雰囲気が良い。狼煙場の跡なので展望が良い。
 鬚山の記録と書かれた説明版を見ると、歴史が詳しく書かれている。(下記掲載。参照)
 最も原始的な方法で狼煙を上げて行く。
 北畠氏の支配下にあったその昔、一朝事あるとき、山上で狼煙が挙げられ、これが霧山城や白米城へと転送されて、  領内一円に伝達されたと記されている。三方を石で囲った狼煙場跡が今も残されている。
 伊勢湾の伊勢市大湊町へとも伝えたと書かれている。
 周囲には、立派な展望台、ニコン製の高性能な双眼鏡、観音像などがある。
 
 復路は、清水峠経由で駐車地に戻る。
 鬚山直下は、急降下でロープが連続するので要注意。
 遊歩道ではない本格的な登山道である。

【駐車地】
左、
嬉野宇気郷公民館に駐車。入口には
「嬉野宇気郷公民館」と
「嬉野山やまゆり園」と書かれた目立つ標識あり。

下、
手前、清水峠に続く猪手橋背景の山が鬚山。

【登山口へ行くルートで道を間違い1時間余もロス】
上左、
間違い道の詳細図。

上右、
淵草からやっと鬚山が見えた。遠いなぁおかしいぞ

左、
淵草公民館。
ここで、地図を見て間違いと分かりバツクする。

【小原登山口】
上左、
「ようこそ宇気郷へ」の案内板。

上右、
登山口の標識。

左、
登山口の景観。

下、
県道30号線と登山口の接点。

【供養碑】
登山口から200メートルほど舗装道路を行くと、昭和57年台風十号で被害のあった状況の説明板あり。
 隣には、土石流で犠牲となった人々を供養する地蔵さんが祭られていた。

【供養地蔵先に鬚山遊歩道の標識あり】
地蔵さん近くに「鬚山遊歩道」の標識あり。遊歩道と
いう感じはないがーー

下、
少し先で展望が開けた。
上と下の写真は、同じ方向(南)です。
上は、林道(標高350メートル付近)開けた所から見えた景観。その奥、白猪山と高須の峰の縦走尾根ですが見えません。
下は、山頂から白猪山と高須の峰の縦走尾根見えた。右奥に高須の峰が見える

【鬚山展望台1.5km標識】
鬚山展望台入口あと1.5km付近です。林道はやや荒れ気味ですが背の高い四駆車なら来られそうです。

【鬚山展望台0500m標識】
上、
鬚山展望台入口あと1.5km付近。

左と下、
トイレが見えてきました。
広いスペスあり。駐車場に最適です。

【林道分岐ー頂上まで830m】
鬚山展望台入口。標識には頂上まで830メートルとあり。ここにも鬚山遊歩道の標識あり
 この先は、登山靴の方が良い。遊歩道というよりハイキングといった方が適切だろう。

【27号鉄塔】
上左、
鉄塔手前の山道。

上右、
27号鉄塔。

左、
鉄塔から西側が開けている。背景の山は、青山高原か。

下、
山頂手前の尾根道。

【鬚山展望台】
上左、
展望台。

上右、
木彫りに書かれた標識名

左、
山頂中央に観音像がある。腹にしめ縄を巻いている。神様?
上、
山頂から堀坂山方面の展望が良い。

左、
東西南北の方向にある山名盤。
東から北方面の眺めが良い。

下、
津市街地と伊勢湾。奥は、知多半島。
左、
山頂にあるニコンの双眼鏡
日本鋼管を見ると、人が動いているのが見えた。拝観は、無料。見た後は、シートを被せてとある。

下、
北方向に矢頭山が大きく見えた。日帰り2山縦走も可能なようですが、ピストンは健脚向きだね。

【狼煙場跡】
上、山頂にある狼煙場跡。
下、「狼煙場・見張所」の歴史が書かれた記録板あり。

【復路は、清水峠へと下る】
復路は、
鬚山から清水峠へ下る。
 山頂直下は急降下で、ロープが長々と張られている。足場が悪いので、ストックを使わないで3点支持で下る。登るより下りの方が危険。
 

【標高570m付近】
山頂から高度差100mほど下ると勾配は緩くなる。
黄色いテープが巻かれている。迷うことはない。

【清水峠】
清水峠。
県道○○号線は、(嬉野小原町と美杉町山本)間の1車線の地方道です。

旧道(美杉町山本への道)は、お伊勢参りへの道と書かれていた。
 北側は、矢頭山への縦走路だが標識は見つけらずーー。

【猪手橋に下山】
清水峠から県道を30分歩いて、駐車地の猪手橋に到着。

【ゆまゆりの里ー嬉野宇気郷花園】
登山口で車に乗った人からやまゆりの咲く場所を尋ねられた。地元でないので知らないと返事する。気になったので下山後、周辺を探しにいきました。登山口から奥10分位行くと花園という集落へ。
地元の人に聞くと500本位あり夕方は匂いがきついと教えてもらいました。