【山日誌】      
 山名・ 山域 平倉峰(1222m)・三峰山(1235.4m) 晴
三峰山三角点
日時・人数 2012年03月21日(水)・単独
コース・タイム 
福本登山口(11:50)〜八丁平900m標識(12:40)〜平倉峰分岐(13:00)〜昼食(13:25-13:45)〜平倉峰(14:00-20)〜三峰山(14:50-14:55)〜八丁平(15:00-15:10)〜頂上まで1700m標識(15:40)〜ゆりわれ登山口(16:00)福本登山口(16:30)
 総タイム 4時間40分
距離・時間  9.8キロ 累積標高+1209m -1152

【足跡】
 伊勢近辺で最も近くの雪山と云えば三峰山だろう。今や林道が出来たお陰で気軽に雪を楽しめる貴重な山である。
 三重県側は、南側になるので降雪量は少なく登りやすい。山頂の尾根筋や八丁平は、積雪量も期待できるので初体験の者にとってはもってこいの山といえる。
 昨年、大雨が降った影響で林道が荒廃しているとを聞いていたので遠ざかっていた。
 最近、通行止めの看板はあるが福本登山口までは行けると聞いたので決行することにした。
 今日の山行きは、お陽さまを見て何処かの山に登ろうと思案していたので出発が10時と出遅れた。
 国道166号を走り、飯高町富永に来ると「三峰山登山口」の標識を見て右折れ(松阪側から見て)福本の集落に入る。
 奥福本の最後の家の外れに来ると、車が通り抜けるだけのスペースを残して「通行止め」の看板が立っていた。
 完全な封鎖をしてないので、どう解釈してよいものやら。
 それぞれの自己責任で通って良しと勝手に判断したが、ダメかも。ーーここまで来たらレッツゴオーである。
 福本登山口までの林道は、8キロぐらいでしょうか。
 途中、数か所で道路の一部決壊や岩屑が転げ落ちていたが、何とか通過できた。
 
 11時45分、福本登山口到着。
 駐車地から山の上を見ても残雪なし。
 雪山装備の必要はないが、買ったばかりのリュックをテストする意味でアイゼンとワカンを持って出発する。
 福本道は、植林の中をジグザグに登って行く。適度な勾配と良く踏まれ道で歩きやすい。
 「八丁平まで900m」標識から20分ほどで、立ち木の標識があるところに来る。
 ここは、八丁平と平倉峰との分岐である。
 平倉道をとる。最初は、踏み跡はあるが奥は消えてヤブぽっい。
 稜線を見ながら登って行くとブナの大木が倒れている。
 この斜面は、まともに風が当るのだろう。多くの木が倒れブナの墓場だ。
 下草がないので稜線まで見通しが良く明るい。倒れたブナの木に腰かけ食事をとる。
 風もなく温かい日射しで春を感じる。ここの雰囲気が、最高に良かった。
 稜線に出てブナの森を通り平倉峰に14時到着。
 倶留尊山など曽爾高原が見える。何時見てもこの景観は素晴らしい。
 三峰山頂に来ると残雪が少し残っていた。
 八丁平は、迷岳や池小屋山など台高の峰々、大峰の大普賢など大展望が望めた。下山は、ゆりわれ道を下る。上部は残雪が少し残っていた。
 雪に埋もれていたアセビの木が冬眠から覚めたかのように色付き始めた。
 16時ゆりわれ登山口に到着。
 ここから林道を歩いて駐車地の福本登山口に戻る。
 三峰橋付近の谷に来ると北飯高林道崩壊現場(左)が大きく崩壊していた。修復するには、かなりの時間がかかるだろう。通行止めの理由が分かった。 

【軌跡図山旅改訂25000図

【福本登山口】

 登山口に駐車なし。今日は、誰にもあうことはなかった。
 猟師が鉄砲を打つ音のみ聞こえた。

【八丁平まで900mの標識】

【平倉峰への分岐】

 この立ち木のところから右に曲がり平倉峰へ。途中から道は消える。

【陽だまりで昼食をとる】

 ブナの大木が倒れていた。温かい日差しで春の気配が感じる。
 台高らしい雰囲気が最高に良かった。

【主尾根に出る】

【大ブナの森】
 大ブナのある森。
 葉っぱが出たらまた美しや

【平倉峰】

 倶留尊山など曽爾高原が見える。何時見てもこの景観は素晴らしい。

【三峰山】
 平倉峰から来る三峰山頂手前の登山道には30cmくらいの残雪あり。




山頂部は、一部残雪あり。今日は、誰もいなかった。

【八丁平】

【中間地にある標識】
植林と自然林との境界。

【ゆりわれ登山口】