【山記録】 | |||
日時・天候 | 2012年07月24日(火)晴猛暑であった。 | ||
山名 | コブシ峰(1410.6m) | ||
山域 | 台高 | ||
コースタイム |
往路→大台駐車地(7:50)~尾鷲辻(8:30-35)~堂倉山分岐(9:10-20)~P1362下(1000)P1402下(10:50)~コブシ峰(11:30)
計3時間40分 復路→コブシ峰(12:15)~雷峠(12:27)~地倉山(12:40)~P1414手前のコブ(13:40-50)~堂倉山分岐(14:20-25)~堂倉山(14:40)~白サコ(14.55)~堂倉山分岐戻る(15:00)~尾鷲辻(15:45)~大台駐車場(16:30) 計4時間15分 総タイム7時間55分 |
||
距離/累積高度差 | 沿面距離 往路8.1キロメートル 高度差(+572m -646m) 複路9.1キメメートル 高度差(+725m-572m) |
||
メンバー | 2人 |
【足跡】 |
大台ケ原から尾鷲へいく古道があることをネット情報で知り「コブシ峰」へ登ることにした。 だが、「コブシ峰」という山名に問題があるかのようなコメントも見受ける。 「コブシ峰」ではなく「マブシ峰」が正しいというご意見だ。 山頂に立っていた標識は、「コブシ峰」という名札が3つあり。「マブシ峰」という名札1つ転がっていた。 論点は、いろいろとあるだろうが山と高原地図に載っている山名「コブシ峰」とさせてもらう。 「コブシ峰」は、初めて登る山。 尾鷲辻から先は未踏である。 今回歩いた道は、ポイントでの確認もえられず知識も乏しい冒険の山旅であった。 現地で見た情景をそのまま記事にしたが、これが正確かどうかは今は断言できない。 紀行文は、見たことを思いのまま書くのが原点であろう。 写真など多少のリスクがあることを承知していただきたい。 詳細は、ポイント地点の項で記す。 登山ルートで出会った人は、尾鷲辻で男性1名のみ。 アサギマダラが大台ケ原駐車場とコブシ峰で見つけた。それもリュックに数分も止まる。幸運を呼ぶ蝶か。(左の画像) <ハイキング要点> 〇往路ーー尾鷲道を歩く。 尾鷲辻から白サコまでは、古道を忠実に歩いた。 白サコから地倉山手前までは、古道が不明瞭なところもあったので地図とコンバスを見て進む。 軌跡を見ると尾鷲道を外しているようだ。 〇復路ーー堂倉山までは基本は尾根筋を歩いた。 シャクナゲのジャングルに手こずる。枯れ木や倒木も多し。 尾根からの展望を期待したがガスで見えなかった。 〇水ーーー2.5リットル持参。午後から気温が上がり全部飲んだ。 〇確認出来なかったポイントーーー白サコ・地倉山・雷峠・P1362・P1414 〇登山時間(休憩・ロスタイム除く)ーー往路3時間、復路3時間半。計6時間半。 〇必需品ーー地図・コンバス・GPSがあればなおよし。 〇最適日ーーーシャクナゲの咲く五月中旬。 |
【復路軌跡図・山旅40000図】 |
【大台ビジネスセンター】 |
上、 ビジネスセンター。登山届を出す。 左、登山口 午前7時50分。「東大台登山口」を出発する。 |
【尾鷲辻の道をとる】 |
左、日出ケ岳へ。右、尾鷲辻へ。 午前8時大台ケ原の気温は、20数度。暑くもなく寒くもなく気持ちの良い温度である。標高1500mの樹林の中に入ると、フィドンチットが放散され空気が新鮮だ。これを吸うと体に活力がみなぎる。 |
【ツキノワ熊生息地の説明板】 |
大台ケ原は、ツキノワ熊の生息地である。 この付近も好物の笹が多く茂っているので、注意をしないといけないようだ。 |
【整備されたコンクリートの道が尾鷲辻まで続く。】 |
左の斜面、金網がはられ上部は立ち入り禁止でて保護されている。 説明板によると、森林再生への取組と書かれていた。 周りは苔むした岩が点在する。 雨の多い大台ならではの景観である。 |
【尾鷲辻】 |
尾鷲辻の東屋は、方位を基準にして建てられているようだ。天井に方位が書かれいた。 標識があっても良いと思うが東西南北のみである。 参考に地図を見ると、 北、正木峰、日出ケ岳方面。 南、コブシ峰、堂倉山方面。 東、堂倉山から、加茂助谷の頭 西、牛石原、大蛇嵓方面。 |
【尾鷲道】 |
亜高山性の針葉樹と、ブナ、ミズナラ、カエデ類からなる原生林は大台らしい雰囲気のある森。 尾根と谷の中間部を巻きながら尾鷲道が伸びている。 尾根を歩くより近い感じがする。 |
【堂倉山との分岐は、絶好の休憩地】 |
堂倉山へ登る道と、腹を巻いていく道の分岐である。 この場所に来てやっと天井が見えた。カンカンと照りつける。気温はかなり上昇してきた。 10分ほど休憩し水分補給をとる |
木の幹に赤マジックでYマークがある。 左、堂倉山。右、コブシ峰とあり。 (上の軌跡図は復路です) |
【白サコ?】 |
往路では、白サコのポイントが分からなかった 復路、白サゴから堂倉山に登る予定をしていたが、ポイントを行き過ぎ上の場所まで来てしまった。仕方なく、上の場所から堂倉山へ登る。 堂倉山から、白サコへ下ろうと思って歩いたが、少し手前へ降りたので、コブシ道へ少しバックしGPSを見て左の場所が白サゴと確信した。 |
【白サゴから地倉山へ】 |
この区間は、原則的にはテープや踏み跡はあるが、樹林が密生し分かりにくいところもある。 突然、踏み跡が薄くなり複雑に歩いた跡に出会う。どれが本命の道を分からない。 上がったり下がったりしテープを探しながら修正した。注意点は、余り谷へ下り過ぎないこと。 また、谷が崩れ迂回した場所もあり。 |
【地倉山への道】 |
樹林を抜けるとP1402と地倉山を分ける広い尾根に出る。尾根の先に見えるハゲのところがコブシ峰のようだ。(左の写真) この尾根道は、かなり急登。木にもマークあり。 淵に来ると湖になった谷の底は「坂本湖」か。谷底から山頂まで格好の良い山が見えた。 山と高原地図を見ると又剣山(1377.2m)ではないかと思うが、正直分からん。 |
【地倉山?】 |
ピーク付近を探索する。 標高1450mの古い標識を探したが、ここはピークではなく10mほど下にある。何故こんなところにあるのか。 ピーク付近で境界石みたいな石碑を見つけたが、三角点ではない。肝心の地倉山という名札は見つけられなかった。 |
【雷峠】 |
コブシ峰側から見た雷峠。 中央の山が、地倉山。左にP1402峰が見えている。 手前の赤土のあるところが「雷峠」と思われる。 この周辺に名札がないか探したが見つけられなかった。 |
【雷峠付近から見たコブシ峰の稜線】 |
【コブシ峰】 |
三重県側はガスが発生して視界なし。 西方面、大峰山系の山々が遠くに見えた。 特徴ある大普賢岳は、直ぐ分かる。 山上ケ岳や弥山・八経ケ峰の山容も確認できた。 |
【堂倉山】 |
復路、白サコから堂倉山へ登る予定をしていたが、白サコを通り過ぎてしまったので、北のポイントから登る。 堂倉山の山頂部は、かなり広く平地である。「三重県・堂倉中継局」の建物がある。白サコ方面への降口は分からず地図を見て適当に降りた。 |
【復路は尾根道を行く】 |
尾根筋は、枯れ木や倒木が多い。シャクナケゲが密集したところを抜けていく。 三重県側はガスで見えなかった 往路より距離が多少長く時間がかった。 |