【山記録】 
日時・天候 2012年02月11日(土)曇り/快晴
山名 明神岳(1432.0m)~檜塚奥峰(1411m)
山域 台高
コースタイム
大又林道駐車地(8:20)~明神滝(9:25-40)~明神平(10:40-11:50)~明神岳(12:20)~檜塚奥峰(13:40-14:10)~明神岳(14:35)~明神平(15:00)~大又林道駐車地(16:20) 

総タイム8時間00分。
距離/累積高度差 沿面距離 10.4kmキロメートル累積高度差(+1987m -1245m)
メンバー 13名

【軌跡図】

【足跡】
 冬の台高は、奥深い山なので登山口まで来ることさえ厳しい。
 過去において、豪雪や凍結で林道を歩いたこともあった。
 予定通り行けるかどうかはお天気次第で決まる。
 滋賀県甲賀市在住のK氏の山行きに参加した。
 計画は、大又~明神平~明神岳~塚檜億峰である。取りあえず行ける所まで行って13時30分になったら戻る計画である。
 8時過ぎ、大又集落に来る。積雪は数cmで凍結もしていない。
 大又林道に来ると一部凍結していたが良好であった。
 終点の駐車場には、大阪ナンバ―が5 台ほど駐車していた。
 仲間の滋賀県グループの車も少し遅れて到着した。

 天気は曇り。駐車場の積雪は数センチ。
 大又林道を走っているときはさほど、感じなかった凍結も駐車場に来るとガチガチに凍っていたのでアイゼンを付ける。風は、弱いがメッチャ冷たいので防寒衣を着用する。

 8時30分、予定より1時間遅れのスタート。
 前に中年グループ(5人)がいる。
 リーダ組は時計を見ながらハイペースで進む檜塚奥峰を踏むことを意識してのことだろう。
 ホームページ管理人(T・K・O)組は、滝の氷瀑などを撮っていたので離される。
 3人は明神平で昼食をとる。
 Shunonは、今一体調が悪くて一番後ろから追っかけることにした。
 明神岳辺りでで引き返そうかと思っていたが、いつのまにやら一人で檜塚奥峰へ向かっていた。
 皆さんとは、1時間近く遅れ檜塚奥峰へ到着した。

 <檜塚奥峰>
 檜塚へ来るまでは、雪雲に覆われ冷蔵庫の中にいるように冷えた。
 それが檜塚へ近づくと天気が急速に回復する。
 雪雲が何もかも吸いとつてくれたかのような、きれいな空が広がる。
 青空といっても色が全然違う。高山の空だった。
 山の神様が、突然天から舞い降りてきたような変わりようだ。

 何時もなら寒くて5分もいられないのに今日は何ということか。
 太陽の温もりを感じ長時間居座った。
 
 檜塚は、台高中心部の山を眺めるには絶好の敵地ではなかろうか。
 正面に迷岳から池木屋山が延々と続く台高縦走路の山肌が見える。

 何度も来ているという大阪グループと山同定する
 迷岳の後ろに見える北東の山は、松阪か度会の山か。
 この容は、獅子ケ岳か七洞岳とShunonが申す。
 そうなると、左の山は鷲峯(しゅうれい)か朝熊ケ岳と断定できる。
 あそこまで100キロ以上ある
 大阪グループは、富士山も見えるといっていたが、今日のような見通しの良い天気で見えぬとなると?である。

【駐車地から登山口付近】

登山口から少し先の登山道に来ると上から流れ落ちる谷水は完全に凍って氷柱となっていた。
 見事な景観に皆立ち止まり眺めていた。

【明神谷に入る】

 山が冷蔵庫のよう体を動かしていないと寒い。

【キワダサコ出会い付近】

【明神滝も凍りついていた

【ブナの森】
明神滝の上はブナの森である。ブナの森から上は、樹氷に覆われていた。
明神平も三ツ塚も明神岳も樹氷の道。
ハイライトは、檜塚奥峰であった。
今日の明神平の環境は、気温-5℃~-10℃。
弱風で地物の全ての方向に樹氷が付着していた。

雪質は、小粒でサラサラしている。
湿っけがないので衣類にベタ付かない。

 雪の踏み跡があるのでラッセルなど必要なし。雪は適当に締まっていた。

【明神平が見えて来た】

 明神平は、樹氷に覆われていた。朝は、曇り夕方は晴れていたので景観は違っていた。気温はマイナスの世界に太陽があたり青空も見えた。
 七色の虹を見ているかのようだった。

【あしび山荘。大阪天王寺無高校管理小屋】

【明神平と水無山】
AM10:44撮影。
AM12;00撮影
PM14時50分撮影

【三ツ塚付近】

【金剛山と葛城山鞍部が水越峠】
明神平から撮る

【薊岳】
明神平から撮る

【日出ケ岳方面】
明神岳付近から撮る。

【明神岳】

【分岐】

明神岳から先の道。
 檜塚へ行くには左へ曲がるのが正解。 
 冬道の功罪。
雪踏み跡につられて直進してしまった。15分ロス。

【檜塚奥峰】手前に来たら急速に天気が回復してきた】

【檜塚奥峰

【檜塚奥峰
 右上、大阪から来た男性グループ3人組。

 ヌタハラ谷から上がって来たという来たという。
 何度も来ているが、今日は最高の眺めという。

【迷岳~池木屋山】
 奥香肌峡に切れ込んだキレットの山は、大熊谷の頭・野江股の頭・P1233だろう。
 迷岳の後ろに見える北東の山は、松阪か度会の山か。
 この容は、獅子ケ岳か七洞岳とShunonが申す。。
 そうなると、左の山は鷲峯(しゅうれい)か朝熊ケ岳と断定できる。
 雪雲が大掃除してくれたお蔭で、100キロ余りの遠くまで山が見えた。
 こんな日は、1年に数えるほどしかないだろう。

【檜塚】

奥檜塚から見た檜塚。
延長線の山は、ナメラ山(1183m)と思います。

右奥は、鈴鹿の山でしょうか。