【山記録】   
日時・天候 2011年07月16日()晴
   仙千代ケ峰三角点
山名 仙千代:ケ峰(1099.7m)
山域 台高
コースタイム
杉の神社参道入口(6:25)~杉の神社(7::05)~登山口(7:20)~支尾根(8:04)~小森山(9:05-9:15)~本尾根(10:35)~千丈山(10:40-10:50)~仙千代ケ峰(11:45-12:30)~分岐(13:05)~倉元橋(14:20)~杉の神社参道入口(15:40)  総タイム9時間15分
距離/累積高度差 総距離 15.6キロメートル(山道11.1キロ+県道4.5キロ)
 高度差(+1421m -1381m)
メンバー 単独

【足跡】
 仙千代ケ峰は近畿の百名山。
 台高の東に位置する日本一の清流宮川の源流域で奥深い山である。
 山案内本やネットを見ると、仙千代ケ峰の登山口は数か所あるようだ。
 周回するには、登り口と下山口が離れているので、車の配置が必要とある。
 周回コースがとれないものかとネット上で調べたら「野又~小森山~大杉林間キヤンプ村」の山記録があったので、これを参考にルートを決めた。

 当日6時過ぎ大杉バス停近くの県道沿いに車を留める。下見もしていないので登山口は参考地図が頼りである。
 大杉から登山口まで林間キャンプ村の道を上って行くと大回りなので最短距離で行けないかと付近を探索。正面に「杉の神参道入り口」という石碑を発見。参道の階段を上って行くことにした。
 林間道と大杉神社道と交差するところで、大杉神社道をとったので振り返ると大回りをしていた。(上図参照) しかも大杉神社から先は道がなく行きどまりなので道なき道を歩いて登山口にきた。

 <登山記録>
①登る時期を誤った。
 連日35度を超える猛暑で、今日も変わりなし。
 登山道は、ほぼ樹林帯の中で、空を見たのは仙千代山頂付近のみである。
 樹林の道は風もなく一日中蒸し暑い山だった。
 地獄の先に天国かと仙千代山頂に来たが、ここがまた酷いところだった。
 弁当を開けたら、ハエとアブの大襲来である。
 手拭で追っ払ってもしつこく付きまとう。
 逃げたしても同じだった。
 仙千代山頂の前からの眺望は、残念ながらガスで何も見えなかった
 下山路、作業をしている気配のある道を通るが、今日は山師も仕事を休んでいるのか静かだ。
 こんな日に山へ来る人は誰もいないわなぁ。 
 シャクナゲやヒカゲツツジが咲く5月が登山の適期だ。
②暑さ対策。
 頭も発汗しないと熱がこもるので帽子をとる。
 水は2.5リットル持ったが下山時にはなくなっていた。
 今日のような暑さなら、3.0リットル位持っていても同じだ。
 脱水状態で動けなくなるのが恐い。
 この奥深い山、暑いときは十分なる水と体力が必要である。
 アルプスより条件は厳しい。
 単独登山はもっと涼しいときにせよーー反省。
③下山後の県道歩き
 倉元橋から大杉の参道入り口まで1時間半もかかった。
 予定では、1時間と思っていたが歩いたら長いのにマイッタ。
 ここでも谷水をガブ飲みしてしまった。

鳥瞰図】日裏杉山上空1660mから撮影

 【軌跡・山旅25000図】

【杉の神参道入口から登山口へ向かう】
右上、杉の神参道入口。
左、大杉神社
 【登山口】

【支尾根。合流点から宮川貯水池が見えた】
山腹を巻いてこの地点に来るとこの先は谷が急激に落ちていた。

 踏み跡、テープも消え迷いやすい。
 ヤブ斜面を突き抜けると小森山北尾根に出た。


 ここ一番の難所もGPSのおかげで難なく小森山に到着した。
 

小森山】
 小森山の名札も数個ぶら下がっていた。
 平凡なところで雰囲気も良くない。それでもこの山にはかなり人が来ているように思う。

小森山】
 小森山山頂から東南方向に千丈山(1042)が見えた。

 肉眼で見るともっと小さくて遠い感じです。

【小森山から千丈山への尾根】
 P883辺りまでは緩いアップダウンの道。樹林の中はムンムンとした暑さで汗が滴る。
 200メートルも歩くと喉が渇くので早めに水分補給をとる。
 千丈山への登りはきつかった。大ピークを越えるとまた次のピークが待っている。ああしんどい。
 左、仙千代峰。
 展望はここしかなかったように思う。

【千丈山】
 千丈山の稜線に入るとテープや踏み跡もしっかり付いていて歩きやすい感じである。千丈山は展望のない山だが涼風を感じた。
 その訳は、下の画像を見て納得。
 谷底から千丈テッペンまで一気に突きあげているので山頂付近はいつも風の道ということである。標高差千丈?迫力ある下の画像が山行き一番の収穫だった。

【仙千代峰】

【谷の下は野又方面】

 小森山(左)と千丈山(右)

【フェンス沿いに行く】

 【仙千代ケ峰】

【倉元谷頭付近から見た仙千代ケ峰】

【下山・分岐】

 【復路の尾根】
 尾根道は、踏み跡がしっかりしているが、テープがやたらに巻いてある。
 ピンク色は森林作業の目印。
 作業用の小道も出てくる。 赤テープが登山

【県道へ下山】

 【新大杉橋から日出ケ岳が見えた】