【山記録】
八経ケ岳三角点
日時・天候 2011年07月09日(日)/晴
山名 日裏山(1725m)・明星ケ岳(1894m)・八経ケ岳(1915.1m)・弥山(1895m)
・頂仙岳(1717m)
山域 大峰
コースタイム
林道P(7:50)~栃尾辻(8:40)~ナベの耳(9:35)高崎横手(10:18)日裏山(10:40)~明星ケ岳(11:30-11:50)~八経ケ岳(12:10)~弥山(12:55-13:30)~狼平(14:10-14:25)~高崎横手(14:40)~頂仙岳(15:03)~P1518峰(16:10)栃尾辻(16:35)~林道P(17:20)
総時間(9時間30分)
距離/累積高度差 総距離 19.2キロメートル 高度差(+1737m -1639m)
メンバー 単独

【足跡】
 天川村の坪内林道を20分ほど走り標高1200メートル付近の林道脇へ駐車する。 駐車地から100メートルほど先に「弥山登山口」という標識が立つ。
 ここを7時50分出発する。
 自然林の多い尾根道、緩いアップダウンをしながら10時18分高崎横手に来る。登山口から2時間半要した。
 この地点に分かり良い案内板が立っていた。
 「左回りと右回り」のタイムが書かれている。左は、狼平へ下り弥山へ登る。右は尾根伝いに明星ケ岳から弥山へ登る。
 弥山・八経ケ岳をピストンするなら左の道が近い。周回するとなると4時間程度で条件は同じである。
 看板を見ていたら、昆虫研究員の一人が近づいて来てアドバイスしてくれた。日裏山から明星ケ岳の登り尾根が厳しいが後は坦々としているとのこと。
 天気も良いので右から周回することにした。
 この一帯は、シラビソ・トウヒの群落や夏緑広葉樹林など土壌の違いに応じて多様な森林が発達し亜高山帯の豊かな自然環境が残っている。
 シラビソやトウヒはコケの上に発芽し成長する。
 高崎横手から弥山辻で見た緑濃い美しいコケに癒された。
 八経ケ岳付近は、コケの生育が悪いのか枯れた木も点在し異様な景観である。
 八ケ岳でも美しいコケを見たことがあるが、歩いて楽しいのは大峯と思う。
 オオヤマレンゲは、花の旬は過ぎた感じだがま蕾もまだ沢山あったので暫くは楽しめる。
 
 <感想>
 初めて歩いたが、アップタ゜ウンも緩く登山道も整備されており絶好のハイキングコースだった。
 しかしながら歩いた距離19キロ余。タイムは、9時間半。(休憩・撮影タイム含める)
 かなりハードな山旅である。
 前夜から登山口付近に来ていないと日帰り登山は無理。
 オオヤマレンゲ目的で弥山や八経ケ岳への登山者は沢山いたがーー。
 周回コースで出会ったのは、二人のみでした。

 鳥瞰図】大塔村上空3467mから撮影
 

【軌跡・山旅40000図】歩いた距離20キロ弱

【坪内林道への道は分かりづらい】 
 県道53号線で天川村役場から10分位で南日衰に来る。この付近が分かりづらい。丸尾ダムまで行き過ぎてしまった。
 南日衰で左の赤い橋を渡り右折れするとこの奥に坪内林道がある。
 林道手前には、日帰り温泉の「天の川温泉センター」がある。道沿いには案内標識もあり、これを目印にすると良い。

 天川村役場で林道の状況を聞く。
 数日前、地震の影響で落石があり通行止めとなっていたが、本日から通行可能。
 林道は、今も工事中につき作業開始(8時頃)前に通ると良いとのこと。なお、林道入口から、駐車地(登山口)まで20分ほどかかった。舗装はされているが多少荒れた所もある。

 【駐車地と登山口】

左、林道通行止。
右、登山口。林道脇に10台ほど駐車可能。
 左に「弥山登山口」の標識あり。

 【栃尾辻避難小屋】

ナベの耳】 

【高崎横手iに来ると甲虫類研究員数人が現地調査していた 

【日裏山への道は、明るくて美しい大峯らしい森】 

 【日裏山】

左、八経ケ岳から見た日裏山。
右、日裏山山頂。
下、日裏山から西方面(大塔村)が見えた。

【コケの道。緑の原色はおとぎの国へ来たよう】

【細尾山付近】

【弥仙辻】 
  弥山辻。
 明星ケ岳は、大峯奥駆道を少し先のところから左へ上る。行き過ぎないよう注意。

【八経ケ岳から見た明星ケ岳】 

【八経ケ岳】  

【八経ケ岳山頂から東方面の眺め】 

【日裏山から見た八経ケ岳(左)と明星ケ岳(右)】 

【弥山付近から見た八経ケ岳】 

【オオヤマレンゲ】 
 

【オオヤマレンゲ】 

【弥山】 

【弥山山頂】 

【狼平へ下る】

【狼平】 

【頂仙岳→山頂部はヤブ。巻き道あり】 

【P1518→尾根中心部を歩けば歩き良い。巻き道あり】