【山行日誌】
日時/天候 2010年1月17日(日)/晴
山名 三峰山(1235.4m)~平倉峰(1222m)  
地域 三重・奈良県境
コースタイム ゆりわれ駐車地(9:20)~月出登山口(9:40)~新道峠(10:35-10:45)~三峰山(11:50-12:00)~平倉峰(12:30-13:15)~八丁平(14:00-14:30)~ユリワレ駐車地(15:35)
総タイムイ6時間00分
人数 単独

【【軌跡ログ25000図】

【足跡】
 三重県側の登山口は、福本・ゆりわれ・月出の三箇所。
 三峰山中腹を走っている飯高北奥林道にある。
 R166号奥福本から福本登山口まで7.2㌔、月出登山口までは12㌔。
 国道から凡そ500メートル近く上がる。
 夏期は、国道から福本登山口まで20分程度。
 冬期は、凍結の状況により変わる。

 予定コースは、
 月出登山口~新道峠~三峰山~平倉峰~三峰山~八丁平~ゆりわれ登山口。
 7時45分自宅出発。
 国道166号奥福本まで1時間余。
 川俣橋を渡ると「三峰山登山口」の標識が見える。ここを右折し林道に入る。
 集落を過ぎ山道を上がっていくが暫くは順調に走れた。
 「三峰山登山口」から(自動車メータで)4キロも走った地点へ来ると道端に雪が見られた。更に高度を上げると、薄い雪道と変わり車のワダチが続いている。長くはないがアイスバーンとなっている場所も出てきた。急ブレーキは禁物。運転技術もないので冬装備をした車もスロースローで走る。
 帰路も一部で凍結は解消されず。冷や汗を掻きながら通過した。

 9時20分「ゆりわれ登山口」へ駐車する。
 そこから歩いて20分で月出登山口に着く。
 今日は、雪山訓練の積りで来た。
 リユックは、昨年購入したKarrimorCougar40-55。
 アルプス以来二度目の使用である。
 このザックは、身長165cmの自分にピッタリである。
 調理用具、水2リットル、アイゼン、ワカンなども袋の中に収容できる。スノーシュウは無理。
重さ11キロ。今まで、少し小さめのザツク(40ℓ)へ10キロ程度を背負っていたが、双方を比較すると大きい方が扱いやすいし重いという感じは全然違う。
 但し、大は小を兼ねないので夏と冬用を持つのが理想である。

 9時40分月出登山口発。
 積雪10cmほど、新道峠では30cm位。
 登山道は、しっかりと踏み固められアイゼンなど必要はなく普通に歩ける。
 和歌山から来たという中年男性か直ぐ後ろに居た。
 本日は雪中訓練。
 新道峠まで自分の体力の限界を試す積りで歩く。最初、ゆっくりと入り、体がなついたらペースを上げる。和歌山の男性と30分ほど一緒に歩く。谷の上部に来たら後ろが見えなくなっていた。

 10時35分新道峠到着。
 太陽があたり気温も高い。
 天気が良すぎてお目当の樹氷はどんどん溶けていた。
 新道峠まで55分(何時もなら70分程度)要した。
 和歌山の男性は、7分ほど遅れて到着した。
 負けましたと笑って話しかけてきた。
 初めて三峰山に登ったとのこと。
 三峰山から八丁平へと行くが、下山ルートについて教えてほしいと云われたので、「ゆりわれ道」を紹介した。彼は、先に出発していった。

 11時50分三峰山着。
 御杖村登山口から来た人も居て山頂は20名ほどいて大賑わいである。
 初めて雪山に登ったのか。ワイワイキャキャと若い女の子の黄色い声が飛ぶーー。
 「記念写真を撮る」姿に熱い思いが伝わってくる。

 大洞山・尼ケ岳・倶留尊山など室生の山々の展望は素晴らしい。
 神杖村の集落も小さく見える。
 周りを見ると樹氷の張り付き具合も良くない。
 ここを早々に切り上げ雪の深い平倉峰へと向かう。
 積雪は、30cmは軽く超えそう。かなり雪は深いがトレースがしっかりと付いている。
 以前は、平倉峰まで足を延ばす人も少なくラッセルを強いられたが、今はそんな必要もないブナの大木にも雪が纏わり付いているが、量が少なく迫力がない。途中で10名程の人とすれ違う。
 
 12時35分~13時15分平倉峰
 前回来た時よりも雪が少なくガッカリ気分だったが、それでも何とか樹氷は張り付いていた。
 四季いつ来ても新鮮な気分させてくれるのがこの平倉峰である。
 尾根下で7名ほどの団体さんが食事をしていた。近くでうどんを造り冷えた体を温めた。

 14時過ぎ八丁平にいた。
 池小屋山や迷い岳など台高山脈が横一線に見える。
 これほどすっきり見えるのも久しぶりである。寒くなかったので20分ほど我一人佇む。人がいない八丁平ーー今までに記憶がない。 

【月出登山口】

【新道峠】

【縦走路は、適当に雪が締りアイゼンの必要はない】

【登り尾】

【ビューポイントから御岳は見られませんでした。】

【三峰山からの眺望】

【ブナの大木】

【平倉峰】

【平倉峰。日陰となる木立に樹氷が張り付いていた】

【八丁平】

【八丁平から台高山並みの大展望】

【八丁平は、エセビの多い森である】

【ゆりわれ道、降下開始。少し下ると平倉峰が見えた】

【ユリワレ登山口へ下山する】