【山行日誌】
檜塚三角点
日時/天候 2009年10月28日(水)/晴
山名 明神岳〜ヒキウス平〜檜塚奥峰〜檜塚(往復 
地域 奈良県
コースタイム ,大又駐車場(8:30)明神滝(9:25-9:35)〜明神平(10:20-10:30)明神岳(10:50)〜P1394(11:23)〜ヒキウス平(12:00昼食12:55)〜P1394(13:15)〜檜塚奥峰(13:25-13:40)〜檜塚(13:58-14:10)〜明神岳(15:03)明神平(15:25-15:35)明神滝(115:55)-登山口(16:35)〜大又駐車場(16:44)

 ○総タイム8時間14分
人数 4人

【colorado軌跡ログ(25000図)】

【カシバート2123m上空から撮影する。(撮影位置千石山西P1004m)】

【足跡】
 当初、10月25日行く予定をしていたが、天気予報が雨との予想で28日に延期した。
 これが裏目に出て、25日まで紅葉していた台高山脈の錦絵が26日に降った雨で一変し、当日は落葉の道であった。先の台風18号で登山口から奥の大又林道(コンクリートの道)が、水に流され無残な姿をさらけだしていた。危険を冒して明神平へいくことにした。
 それにしてもこんな大規模な崩壊を見たのは初めてである。
 
 
自宅を5時過ぎ出発。
 大又駐車場へ7時15分着。伊勢から2時間で来たことになる。
 滋賀県の仲間3人との待ち合わせ時間は午前8時である。
 少し時間があるので通行止め看板を超え先の様子を見にいく。現場に来ると、今まであった幅広い道が跡形もなく消えていた。
 谷水の津波が襲ったようだ。物凄い破壊力にただ呆然と眺める。
 待ち時間の間、4グループが順次スタートをしていくが、荒廃した現場を見て、3グループは早々に駐車場へ戻っていった。今から高見山や薊ケ岳方面へ行くと話していた。

 予定より20分遅れで仲間の車がやってきた。名神の停滞に巻き込まれたとのことである。
 8時30分、大又駐車場をようやく出発する。
 崩壊地は、200メートルくらい続くがその先は不思議なほど荒れていなかった。
 1時間ほどで明神滝に到着する。
 遠くから滝の瀬音が聞こえてきた。
 水量が多いので、迫力ある滝の写真が撮れそうと思いきや、今日も平凡な滝が写っていた。
 撮影タイム3分では、アングルなど関係なしである。

 明神滝から明神平までは、歩きやすい尾根道。新緑と紅葉の素晴らしいところである。
 期待した紅葉は、3日遅れで間に合わなかった。
 明神平に出ると太陽が照り明るくて眩しい。
 鹿も人間もいない静かな秋の佇まい何となくもの寂しい。遠くを見ると水無山・前山はすっかり色付き秋の風情をしていた。
 四季を感じる眺めである。この景観に魅せられ山登りがやめられない。

 10時50分明神岳到着。
 駐車場で先行した単独の中高年男性が休憩していた。
 彼は、檜塚奥峰へ行くと云って先に行く。
 我々も後を追うように明神岳を出発するが、間もなく彼に追いついた。
 男性は立ち止まり、木にぶら下がっていた標識の残骸物らしきものをペンチで外していた。自然を大切にする行為と解釈し感謝したい。

 P1394のところに檜塚奥峰と明神岳の標識がたつ。
 ヒキウス平らとの分岐でもあるが、ヒキウス平への名前はない。
 この先、踏み跡のない道である。下見のとおり真っ直ぐ進んでヌタハラ谷源流部へ降りる。
 予定では、一つ先の東の谷から上がる積もりでいたが険しそうなので諦めて上りやすいところから上がるとヒキウス平に出る。ここも落葉していて紅葉は過ぎていた。ドウダンツツジらしき木が一 本真っ赤に紅葉していたのがせめてもの慰めである。
 青い空に檜塚奥峰を仰ぎながら劇場でゆっくり食事をとる。
 昼食後、素晴らしい青空のもと檜塚奥峰、檜塚をめぐる。
 帰路は、半官平から奥山谷〜明神平ルートを検討したが、時間も経過していたので安全のため元来た道を戻ることにした。

【登山口の林道が大崩壊
 大又林道駐車場から奥の林道へ行く道は、台風18号の影響で大崩壊していた。入口には、「登山道通行止」の看板が立つ。

林道崩壊現場。コンクリート道部分もズタズタに切り裂かれていた。
 一見、下の掘れれたところを歩いて、先に進めそうだが、背の高さほどあり取っ掛かりもないので、初心者は、尻込みするだろう。
 この板を渡ると手っ取り早く対岸へ行けるのだが 心細い板にビビルーー。
 役所は、復旧工事の見通しは、今のところなしと云っていた。

【明神滝。水量多く滝の瀬音が遠くから聞こえた】

【紅葉】
 25日に来た人のネット見ると、この辺りの紅葉は素晴らしかった。
だが、翌日(26日)に雨が降りほとんどの木が落葉していた。3日遅かった残念デス

【紅葉の明神平】
水無山
前山

明神岳

P1394への道】

【ヌタハラ谷源流部へ降りる】

【ヒキウス平へ上がる】

【ヒキウス平から見たP1394と檜塚奥峰方面】

【この木のみ紅葉していた。ドウダンツツジでしょうか何の木か分かりません】

【檜塚奥峰から見たヒキウス平】

【檜塚奥峰から檜塚方面を見る】

【檜塚への道】

マナコ谷