【山行日誌】
日時/天候 2009年7月5日(日)/曇り
山名 明神岳(1432m)・ヒキウス平(m)
地域 奈良県
コースタイム 駐車場(8:25)〜登山口(8:38)〜明神滝(9:30ー9:45)明神平(10:30-10:45)〜明神岳(11:15)〜奥桧塚分岐(11:55)〜ヒキウス平(12:35-昼食-13:15)〜尾根先端探索〜ヒキウス平(13:45)〜P1394(14:15-14:25)n)明神岳(15:25)〜駐車地(16:55)
総タイムイム8時間30分
人数 単独

【2万5千軌跡ログ】

【檜塚劇場探索カシバート】

【足跡】
<檜塚劇場下見の経緯>
 先週、山仲間のK氏(滋賀県K市)から台高の檜塚劇場を案内してほしいとのメールが届く。
 参加者は7名。彼は、ネツトを見て「天上の楽園」と云われる檜塚劇場に心を奪われたようだ。

 檜塚劇場の名は聞いたことはあるが場所は知らない。検索するとヒキウス平のことらしい。
 ヒキウス平は、(遠い昔)奥檜塚から歩いたことはあるが全然記憶なし。
 このステージが、今、ネット上で脚光を浴びていることも分かった。
 関連するホームページの写真を見ていくうちに、頭の中にあの人の歌が聞こえてきた。
 いつものように幕があきーーちあきなおみの「喝采」である。
 あそこにも同じ舞台がある。
 檜塚と奥檜塚が喝采。ヒキウス平はステージである。
 私も、あそこの舞台に立って見たい。どんな喝采が聞こえるのだろうか。
 この奥深い山、団体連れをブッツケ本番で行くには気が重い。探索に出かけることにした。

<下見報告>
●駐車場付近
 自宅6時15分出発。大又駐車場8時15分到着。
広い駐車場に10台ほど車が留る。全体の3分の1程度か。
 隣の車は、釣客である。彼らと雑談をしていたら、マイクロバス(葛城ナンバ-)で来た団体客(25名位)が先に出発していった。
●駐車場8時25分出発
 工事用道路の先で団体さんを追い越す。
 川を徒渉するところで団体客メンバの一人がいたので、話をきく。
 後から来るメンバのため、石をほりこんで足場を固めているとのこと。いつもより水量が多いようにも感じる御苦労さまです。
●明神滝 9時30分着
 滝音が、高くきこえたので写真タイムをとる。
 岩をこえ一番奥の滝壺までくるが、気に入ったアングル見つからず。今まで撮った写真も、名滝がいつも凡滝に写っていて満足のいく写真は1枚も撮れていない。
 尾根へ出る所のベンチで休んでいたら、上から中年男性2名が降りてきた。昨夜は明神平でテント泊をしたとのこと。テント泊にしては軽そうなリュックを背負う省エネ登山である。
 この先は、ブナ林でジグザグの緩い上りである。何度来てもこの尾根道は気分爽快にしてくれる。
●明神平 10時30分着
 緑の広々とした大地。東屋から人の声が聞こえる5人位いた。
 十字路で寝転び暫し天を仰ぐ。
 ふと、あしびき山荘の方を見ると鹿が4頭いた。付近に人気のいないのを見て現れたようだ。
 突然、人間を見てびっくりした様子であるが警戒しながらも逃げる気配はなかった。
 薊分岐付近で中高年男性(2名)にあう。彼らは、薊岳へ登るといっていた。

●明神岳 11時15分着
 分岐から県境尾根に来ると下から冷たい風が吹きあげ心地よい。前を見ると山ツツジが鮮やかに咲いていた。何で今頃咲いているのだろうか。意外な出会いに驚きやら嬉しいやら。
 明神岳は、標高1432メートル。
 山頂は、実に味気ない。個性のない山。標識がないと通り過ぎてしまう。
 ここでコンパス・地図・GPSを取り出し、ルートを確認する。
 山頂直下を50メートルほど下り東に向きを変え奥檜塚への縦走路に出る。
 この山道は、原始のブナ大木が右に左に現る。下草に背の低い笹が茂り美しい。
 これを、台高らしい雰囲気と云う。この感覚は、歩いて見ないと良さ分からない。
●奥檜塚分岐 11時55分着
 分岐からP1394に出る。尾根が二つに分かれている。
 東の尾根を下る。踏み跡は、あるようなないようなはっきりしない。
 少し下ると奥檜塚が後ろに見える。前は、芝生を敷き詰めたような山肌の斜面が左・右に見えた。
 ここがヒキウス平である。状況が分からないので右(手前)の山を目指すことにした。
 東の尾根の先から谷へ降りる。
 谷底は、水がチョロチヨロと流れていた。キャンプをしたような痕跡もある。
 谷から尾根に出る斜面は、ビロウドの絨毯を敷き詰めたような下草が膝辺りまで茂り美しい。
 尾根上に出ると、踏み跡が出てきた。
●檜塚劇場 12時35分着
 標識がないので、何処が檜塚劇場か分からないが一番展望の良い場所はここだ。
 昼食を取りながら、雰囲気をタップリ味わう。
 残念なのは、バックが白で野外ステージの迫力は今一。
 次に、来る時は青い空のステージを期待しょう。昼食後、奥の尾根を探索する。
 ヒキウス平は、変化があり歩いて楽しい。だが、広い尾根なので帰路は要注意である。
 二度も間違った軌跡が出ていた。

【明神滝】

【明神平】

【明神岳・縦走路】

【明神岳から先のブナ林】

【判官平と奥檜塚分岐の標識】

【奥檜塚】

【鞍部に降り尾根に出る】

【ヒキウス平】

【檜塚劇場】