【山行日誌】
日時 2009年5月10日(日)/晴
山名 高見山北尾根(1248.3m)  
地域 奈良県
コースタイム 道駐車地(9:50)登山口(10:00)ー差杉峠(10:30〜10:35)ー黒石山(11:15)ー展望地(11:30〜11:55)ー舟峯山(12:10)ー天狗岩(12:23)ー天狗山(12:50)ー請取分岐(13:20):ー高見山(14:15〜14:40)ー尾根乗り替え(15:20)-谷川出会(15:45)-林道(16:00)-タカスミ温泉(16:30)
総タイムイ6時間40分・
人数 Igaguku9人

【軌跡ログ25000図】

【足跡】
伊賀塾の山行き(一般向)に参加する。
自宅7時前出発。R42号高見峠から5分も走ると「たかすみの里」への標識が出てくる。。
それに従い右折れ県道に入る。狭い旧道沿いの家並みを抜けると広い道となる。分岐から5分ほどで集合地の「たかすみ駐車場」へ到着した。

 時刻は、8時30分。
集合時間まで、1時間もあろうかというのに既に2人が待機していた。
 N県のIさんとM県のIさんである。
N県のIさんは、昨日のうちに「たかすみの里」へ来たとのこと。周辺を散策し温泉にも浸かって車の中で寝たとの余裕である。
 タカスミ温泉は、日帰り温泉である。
新しく出来た建物は立派であり駐車場も広くて使い良い。
周りのロケーションも、山の素朴な感じで癒される。バスも走っており交通の利便あり。
 駐車場に留めてある車(N県Iさん所有)の周りを
うろうろしている首輪のないおとなしそうな犬が気になる。どうやらIさんが昨夜から面倒を見ているようだ。餌をおねだりしてIさんが山から戻ってくるまで車から離れずにいた。

 9時20分、塾長のご一行が到着した。
 参加者は9名。コピーした地図を貰い本日歩くコースの概要を聞く。
 下山は、この駐車場へ戻るので迎え車を停めておき、相乗りで滝野林道へ向かう。
 9時40分滝野林道の途中で車を留める。
 天気は、晴。体感気温は、28度。
 湿気のない爽やかさだが太陽がサンサンと降り注ぎ初夏のような暑さである。
 この暑さでは大量に汗をかくので、途中で谷水を十分補給するようとの塾長の指示あり。
 軽い準備体操をして、駐車地を9時50分出発する。

 谷沿いの林道を登って行く。尾根へ取りつくところで谷水が流れていたので水を補給する。緩い坂を登って行くと広場に出た。ここが林道終点かと地図を見たら桃俣まで実線の道が続いている。間もなく峠に着く「差杉峠」と書かれた標識がある。10時30分、高見山への記を見て右折れ山道に入る。
 
 差杉峠から樹林の中を高山〜黒石山へと向かう。
 展望のない尾根に時折、山ツヅシが鮮やかな赤色で彩る。遠くに見える白い木の名は何だろう。
単調な山歩きは疲れるが、このような光景に出合うと心も体もフレッシュになる。アップダウを繰り返し45分で黒石山に着いた。黒石山も暗い。標識を見てこの山の存在が分かる。
 黒石山から下った鞍部に来たら、西側の斜面は大伐採され谷底まで見えた。下から涼風が吹きあげ展望も良いので中休憩をとる。
 昼の弁当、おにぎりとパンを一個食べエネルギーを蓄える。
 舟峯山〜天狗岩〜天狗山
 舟峯山は、平凡なピークの一つにすぎない。消えかかった古い名札を一つ見つけたが、大勢で見ないと分からないだろう。

 12時20分天狗岩に着く。本日一つ目のビュポイントである。 
正面にこれから登る天狗山が大きく迫る。遠くに山上ケ岳や大普賢岳など大峰の主峰が、近くに高見山の景観が良い。国道167号側から見た高見は、柔和なマスクで親しみを感じるが、ここから見ると堂々たる山容である。
 足元は、急激に落ちていて足を滑らせたら谷底まで一直線に落ちて行く。クワバラ・クワバラーーー安全第一に巻き道を歩いて天狗山に向かう。
 天狗山は、桃俣から来る道と合流する。国道がなかった頃は、この道を使って高見超えをしたと聞く。
山頂は、植林と自然林に覆われかなり広いスペースがあり休憩に良い。

 二つ目のビュポイントは、請取分岐である。遠くに迷い岳や池木屋山など台高の山。ドカンと真ん中に居座るのが高鉢山である。三峰山への縦走路から局ケ岳方面まで見えたが、主役は高鉢山である。
 20分ほどで崩壊地がある。ここは、中央構造線上にありズレているのてはないのだろうかとの説(塾長)。
10分ほど休憩し大自然の凄さを目の当たりに対面した。
 高見山14時15分到着。駐車地から4時間半かかった。
 遅めの昼食をとる。長い尾根歩き、暑さでバテるのではないか心配したが、尾根上は常に西風が吹いて発汗量が少なくてすんだ。水分は1.5リットル程度。その他、リンゴ・ミカンなど果物類もかなり食べた。
 帰路は、下津谷前谷左岸尾根から下津谷へ降りて平野に戻った。
 下津谷前谷左岸尾根は、シヤクナゲの木が多くあったが花の咲いている木は少なかった。 

【駐車地】

上、林道終点へ駐車。登山口に向かう。

左、集合地のたかすみ温泉。

【新緑に山ツツジの山道】

【黒石山への尾根は樹林に覆われ暗い】

【黒石山】

【大伐採地は絶好の休憩場所】

【舟峰から天狗岩へ行く途中、大峰の主峰が見えた。下の写真一部をワイドにする】】

【全体画像をフレスコで描きました】

【天狗岩の先は切れていた。迂回路あり】

【天狗岩の先は切れていた。迂回路あり】
 天狗岩から見た高見山です。
 表題と同じ画像なので水彩画で描きした。

【天狗山】
 天狗山は樹林に覆われ薄暗い。(左)

下の写真は、天狗岩から見た天狗山

【請取分岐】

【崩壊地】

【高見山へ最後の登り】

【高見山】

【高見山頂から平野を見る】

【平野からズームで高見山を見る。(下枠の画像が実物】