【軌跡ログ25000図】

【足跡】

伊賀塾の一般研修に参加した。 　朝は、青い空に太陽も顔をだしていた。 　午後からは冬型の低気圧が張り出し、台高の山に風雲を呼び小嵐(こあらし)が吹く。 　木屋谷の源流に来たら雨が降り始め、カッパを着用する。 　本谷沿いに下降しながら、足場の悪い急斜面の小さな谷と尾根を越えていく。目標尾根(ウシロ�ｰへと上がる)へ12時過ぎ到達した。中腹に来て風の当たらない場所で昼食をとる。 　食後は、やや迂回して尾根に戻るとガスが濃く天気は荒れてきた。 　雨が「アラレ」に変る。アラレが頬にあたるとものすごく痛い。 　GPSやカメラなどのュックにしまう。以後、撮影はできなかった。 　灌木に捉まりながら厳しい登りで苦しい。やっとのことで尾根上が見えてきた。 　後ろの方から国見山との声が聞こえる。(後にPCで軌跡を見たら国見山ではなくウシロ�ｰであった) 　木屋谷源流からこの尾根上まで地図やGPsを見なかったのでどのように歩いたのかイメージできなかった。 　尾根上はアラレ混じりの雨とガスで幻想的である。水無山の標識を見てやっと現在地が確認できた。

【青田発電所】

青田発電所へ9時前に到着。9時20分。8名全員揃う。 　千秋林道は、未舗装の悪路につき、腰の高い四駆車でないと走れない。 　一般車は、ここへ車を停め、四駆車に乗り換える。

【千秋社の許可書を貰い山に入る】

千秋林道から付近一帯の山へ入るには、千秋社の許可を貰わないとへ入山できない。 塾長が、事前に千秋社へ入山申請をし、千秋社から入山許可書を貰う。入山許可書は、車のフロントガラスの目立つところへ貼り付ける。本日は、仕事をしていないのか作業車を見かけなかったが、ゲートの扉は開けてくれてあった。

【林道終点から】

林道終点から山の中に入る。木の葉をすっかり落とした樹木は秋の終わりを告げる。遠くまで見通しが良い。何とも寂しげなところに遭難碑が建つ。悲しげな白い碑を見ると胸が締め付けられる。 　若い女性の名が刻まれていた。心の中で合掌する。

【木屋谷川源流部】

チョロチョロと流れる源流部に来たらぽつぽつと雨が降ってきた。瞬く間に雨は本降りとなる。 　雨にぬれた、きつい斜面は滑りやすい。木の根っ子を踏んで何度も足を取られ手袋やズボンは、ドロまみれに汚れた。

【昼食】

天気が急変し、荒れてきた。冷たい雨と風を避け、写真の左側少し下った岩の下で食事の段取りをする。メニューは、屋外ならではの栄養満点の鍋汁を造る。具は、皆さん持ち合わせの肉や野菜・モチ・キノコなど。ゲキカレ-風の味で美味しい。何べんもお代わりする　雨が汁椀の中に入り辛さも柔らぎ、体も温まる。コック長(塾長)に感謝である。