【山記録】 
日時・天候 2006年11月12日(日)曇り/吹雪
山名 薊ケ岳(1406.0m)
山域 台高
コースタイム
大又笹野神社(7:35)〜古池辻(8:25-30)〜大鏡神社(9:35-10:00)〜木屋ノ尾頭(10:25)〜薊岳(10:55-11:10)〜P1334付近昼食(11:25-55)〜前山(12:30-40)〜明神平(13:00-15)〜大又林道駐車場(14:10)
距離/累積高度差 沿面距離 キロメートル累積高度差(+m -m)
メンバー 4人(男1・女3)

【山記録】
 この時期は日が暮れるのが早いので、今回は明神平から大又林道終点へ下山した。
 登山タイムから推測すれば、「明神平〜国見山〜伊勢辻山〜大又」の周回コースは、登山口(笹野神社)を、6時ごろ出発すれば明るいうちに戻れることが分かった。

 午前5時、スバルレガシイ車にマウンテンバイクを載せ自宅を出発する。
 登山口の笹野神社に7時到着した。同乗車2人とリュックを降ろす。
 車は、大又林道終点へ向かう15分程で駐車場に到着した。車を置いてマウテンバイクで一気に下る。笹野神社まで往復25分で戻って来た。車よりマウテンバイクの方が早かった。歩行タイム(昭文社の地図による)は、往復2時間50分とあった。

 笹野神社にお参りする。
入口の門構えから社と祠に石段が高く積まれた独得の造りである。
こんな神社見たことがない何となく厳粛さが伝わる。鳥居を潜ると自然に頭が下がる。村人もお参りに来た。お早よう気をつけて行きなはれと言葉をかけてくれた。

 神社の前に登山届のボックスあり。届け書を投函すると鍵があり開けられない。
鳥居横の小道が登り口である。少し行くと広い舗装した道路に出る。左折れして坂を上っていく、道がカーブしているところから地道の林道に変わる。スギ林の中を進むと「大鏡池」の標識のところから右に折れ、山道に入る。
 植林された山道は、スギやヒノキの樹林で暗くガスもかかり一層見通しが悪い。
 やっと明るい平らなところに出た。ここが、古池辻かと思い暫く休憩し、池を探したが見あたらなかった。
 右を巻くように登ると主稜尾根に乗る。この尾根も植林された変化のない暗い道である。高度が上がるに連れ気温がぐんぐん下がって来た。時折、道の上に小さなあられのような結晶を見つけた。

 右側に木の実屋塚の頭がガスの中からぼんやり見えた。この先、正面に大きな山稜が現る大鏡山だ。山腹に道が続いているのが見える。急登の尾根を15分ほど登ると大鏡池との分岐に着く。
右側を5分ほど降りていくとで池に着く。池は、ヌタ場のような感じである。池の淵に立派な祠がある。裏側に説明書きあり。この池で八大竜王に雨乞いをしたという。伊勢の朝熊ケ岳と同じ水の神様が祀られていた。
 祠の後ろにすぐピークがあり三角点がある。
 ここへ来た頃から風がざわめき小雪が舞う。カッパに冬手袋を付け登山道に戻る。緩やかに登っていくと、自然林が現れ暗い道から解放され気分も晴れる。しかし、小屋の尾頭にきたら風雪が吹き荒れ気温がどんどん下がる。手足がしびれるほど冷たくなってきた。 この先の道は、前山まで風雪にさらされる尾根歩きである。ヤセ尾根は薊岳まで薊岳から先は広い安全な尾根である。
「ストックをリュックにしまい、三点指示で岩をしっかりホルド」して歩く。 慎重に岩を乗り越し、巻き道を探し薊岳に着いた。
 直後、奈良から単独で来た人がやってきたので、記念写真を撮ってもらう。
 彼は、大又までバスで来て、笹野神社を8時10分にでたとの事。我々より30分余後から来たことになる。
「このような荒天では、明神平から下るしかない」といって風のごとく通り過ぎていった。我々も荒ぶる薊岳に長くいるのは危険なので早々に退散した。
 吹きさらしの尾根を避け、P1334付近で昼食をした。
手がはじかんで、おにぎりを掴むのもままならず、食べ終わると早々に退散した。前山に向かう道までに3グループとすれ違った。

 明神平は、非難小屋もガスで分かりづらい。寒々として暗くて誰もいない風が音をたて吹きぬけていくのみで早々と退散することにした。
 明神滝付近まで降りてくると、ガスは消え空が明るくなってきた。カメラマンが数人いる。三脚で滝の写真を撮っていた。壊れた小屋まできたら、紅葉が見られ下るに従って紅葉が見ごろであった。今日の薊岳は、秋と冬が同居した山行きであった。

【登山口は笹野神社】

入口の門構えから社と祠に石段が高く積まれた独得の造りでこんな神社見たことがない。鳥居を潜ると頭が下がる。

【古池辻付近】
 急坂を登り、開けたところで休憩この付近が古池辻かと思い、古池を探したが見当たらなかった。
 昭文社の地図を見ると古池辻は雲の平のすぐ下にあるのでどうやら通り過ぎてしまったようだ。

【大鏡池】

は、ヌタ場のような感じである。池の淵に立派な祠がある。裏側に説明書きあり。この池で八大竜王に雨乞いをしたという。伊勢の朝熊ケ岳と同じ水の神様が祀られていた。

木屋ノ尾頭

 木屋の尾頭付近は、自然林で感じの良いところ。登山道の樹木に樹氷が張り付き幻想的な雰囲気だが、風強く天候悪化で余裕はなし。

木屋ノ尾頭

【薊岳は小雪舞い荒ぶる】
奈良から単独で来た人に記念写真を撮ってもらう。
 彼は、大又までバスで来て、笹野神社を8時10分にでたとの事。我々より30分余後から来たことになる。「このような荒天では、明神平から下るしかない」といって風のごとく通り過ぎていった。我々も荒ぶる薊岳に長くいるのは危険なので早々に退散した。

【風雪の尾根】

 P1334付近に来て昼食をとる。手がはじかんでおにぎりを掴むのも容易ではなかった。

【荒天の前山付近】

 晴れていれば、素晴らしい光景になるのだが、ブルブルで先を急ぐ

【明神平】

 明神平に来ても小雪が舞う荒れ模様の天候であった。

【明神滝】

【大又林道駐車場へ下山】

紅葉。
日々変化しているた自然美は、何度見ても飽きることはない。明日は違った顔して楽しませてくれるだろう。

大又林道