【山記録】 
     三峰山三角点
日時・天候 2014年12月03日(水)
山名 三峰山1235.4(m)・平倉峰(1222m)
山域 北台高
コースタイム
ゆりわれ登山口駐車場(10;39)~月出登山口(10:57)~新道峠まで1300m標識(11:17)~新道峠(12:00-12:12)~標高1129m地点昼食(12:52-13:17)~三峰山(13:54-13:58)~平倉峰(14:31-14:47)~三峰山(15:22)~ハ丁平(15:27-36)~登山口まで1100m標識(16:07)~ゆりわれ登山口(16:23)
 ●総タイム5時間46分
。(休憩タイム40分・撮影タイム30分程度)
距離/累積高度差 沿面距離 11.1キロメートル累積高度差(+1055m -1028m)
メンバー 単独

【足跡】
 <天気と道路状況>
 12月1日寒冷低気圧が大陸から下りてきて初冬の到来を告げた。
 寒冷低気圧が北に抜けていったので12月3日は穏やかな晴天となった。
 この日は、台高の「大又から国見山」を周回する予定であったが朝寝坊をしてしまい近くの三峰山へと変更した。
 午前8時過ぎ家を出て国道166号線を走り福本から林道に入る。
 集落近くの二か所で森林作業をしていた車とすれ違うのに手間取ったのでロスをした。
 国道から5キロ位走ったところで雪が見られた。日陰のところは凍結していたが緊張感はなし。
 昨日、オートバックスで冬用タイヤに履き替えておいたので落ち着いて走れた。
 福本登山口から飯高北奥林道を走る。
 白い道に二本のレールがくっきりついており(一台の車が)試走でもしたかのような感じだ。
 このレールのお蔭で駐車地の月出登山口まで不安なく走れると思った。

 <冬の三峰山登山口>
 三重県側は、三峰山の南面になるので厳寒の時でも容易に登れる。
 初心者の雪山入門コースです。一番の難関は、登山口まで車で来ることであろう。
 三重県側からの登山口は月出と福本と二本ある。
 両方とも国道から登山口まで林道を10km以上も走る。
 舗装はされているが道は狭く勾配もきついので凍結が恐い。
 今日は、雪道のことも考えて大回りして月出道を走り道路状況を確認した。
 結論、月出道は中央構造線が走っているので案内板が建ちある程度整備はしてある。集落を過ぎたところにゲートがあるが通常は鍵はかけられていない。途中、中央構造線用の駐車スペースあり。ここから登山口まで短時間で行ける。最悪の場合はここに駐車する。道路幅やガードレールなどの設置状況などを考えると月出道が走り良いのではないかと思った。

 <足跡概要>
 今日の登山道は、全コース雪道を歩いた。
 2日前に降った新雪なのでふわふわの雪でクッシヨンも良く歩くのに快適だった。
 新道峠に来ると白い幻想的な光景が広がる。
 前を見て驚いた。
 真っ白な平原で踏み跡など全然ない白い世界が広がっていた。
 予想もしていなかった光景にただ吃驚させられた。
 三峰山といえば雪山入門コースで関西人気の山である。
 誰も歩いていないとは不思議なことだ。何でか分からないがこんなこともあるのか。
 戸惑いながらも嬉しい雪山体験は新鮮である。
 踏み跡のない平原をどんどんと自分が道を造っていくのかように歩く。
 三峰山から平倉峰へもラッセルが続く。何と下りの八丁平からゆりわれ道までも自分が道を造っていった。
 長い山登り人生だがこんなことは初めて経験した。
 
 15時30分八丁平に到着。
 三峰山から平倉峰までは紅葉に染まり大地は白い。
 秋と冬が同居した景色が見られた
 余り見られない素晴らしい景観だった。
 東に向きを変えると、
 三重南部の山から大峯まで何とワイドの眺めである。
 迷い岳や池木屋山など台高の主峰が迫る。
 パノラマの大展望にみとれていた。

 <スノーシュウ最適の山>
 新道峠から平倉峰まで凡そ3.6km位です。
 この尾根は広くて勾配は緩いのでスノーシュウで歩くのが最適です。
 初めての方は、八丁平で試し履きをしてから三峰山へ向かうのも良いかと。

【軌跡図】

【グラフ・標高図】

【飯高北林道】
 朝10時頃福本登山口からゆりわれ登山口まで林道を走る。
 日陰になるところは、凍結していた。
 冬タイヤでないとスリップしやすい。

ゆりわれ駐車地から高見山にもかなりの積雪あり

【月出登山口】

お天気は、晴れ。風も弱く登山日和でした。

【歩道決壊の場所は】

 登山口にあった「歩道決壊の場所」は、何処が分かりませんが、左の場所のように思われます。出水さえなければ何ら問題はなし。

【新道峠まで1300mの標識】

月出道の標識は二つあり。
最初は、新道峠まで1300m地点。

新道峠まで500mの標識

 二つ目は、新道峠まで500m地点。

【新道峠】
 新道峠は、月出道(三重)と御杖道(奈良)との分岐。
 月出道は、新道峠から西50m先にあり。
 標識には「中央構造線2200m」と書かれている。傍らに大日如来あり。別名「ワサビ峠

【昼食地】

 出発が遅すぎて途中風の当たらない南斜面に降り食事をとる。

【御杖村登山口と合流地付近】

 左、分岐。御杖村へは階段の道。

上、分岐から50mほど上に地蔵さんあり。直ぐ上に八丁平と山頂の標識。

【御嶽ビューポイント】

【三峰山】

 吹き溜まりには予想外の積雪あり。

【三峰山から平倉への道】
 ブナの大木のある尾根筋は凍結していた。

三峰山から平倉への道】

左、平倉手前の急坂。 風の吹きさらしで凍結していた。慎重に歩けばアイゼンなしでもoK。

【平倉峰】
 三峰山から平倉峰への尾根道はさすがに雪が深い。
 吹き溜まりは30cm位の積雪あり

山頂からの展望。
大洞山、尼ケ岳、倶留尊山など室生の山並みきれいに見えた。

平倉峰

【復路から三峰山を撮る】
 標高1210mのコブの奥に三峰山が見えている。

平倉山から三峰へ

左、台高の山並み。
右、ブナの大木。
復路は、天気がやや回復し逆光で撮る。
ブナの大木にも陽があたり明るい。

【三峰山に戻り八丁平らへと向かう】

左、三峰山。
右、八丁平への道

【八丁平】
 三峰山の峰々に紅葉した山に太陽があたり大地は白くて美しい。 こんな光景はなかなかお目にかかれないラッキーだった。(トップの写真)
 迷い岳や池木屋山など台高の山々もすっきり見える。こんなにきれいに見えたのは数えるほどしかない。

【ゆりわれ道下る】

 誰も踏んでない雪道を歩いて1時間弱で飯高北奥林道の駐車地に着く。
 背景に度会の獅子ケ岳と七洞岳が見えていた。