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【山記録】 | |||
日時・天候 | 2007年08月25日(日) /晴 | ![]() 原生林の大木 |
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山名 | 西大台周回(1537,7m) | ||
山域 | 奈良県・大台 | ||
コースタイム |
大台駐車場(9:50)〜大台教会(10:00-15)〜松浦武四郎碑(10:50)〜七ツ池(11:30)〜ガズラ谷で昼食(12:10-1250)〜開拓分岐点(13:20)〜展望台(13:35)〜開拓分岐点(13:50)〜中の谷(14:50)〜大台駐車場(15:25) 総タイム5時間35分。 |
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距離/累積高度差 | 沿面距離 キロメートル累積高度差(+m -m) |
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メンバー | 4名(男1女3) |
【参考地図】 |
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【足跡】 |
原生林が生い茂る西大台。規制前、最後の休日とあって登山者が押し寄せる。 西大台は、自然公園法に基づき、美しい自然環境を将来にわたり保護することから「利用調整地区」に指定された。従って、9月1日からは、事前に立入認定申請をし、認定書と身分証明書を持参のうえ大台ケ原ビジターセンターでレクチャを受けてから入山することになる。 1日の入山人数は、土・日曜日は50人。平日は30人に限定。 ゴールデンウイクやお盆や紅葉シーズンの土祝日は100人。平日は50人となる。 但し、東大台は「利用調整地区」に指定されていないので対象外。 今日は、規制前最後の休日となったため、大台駐車場はバスや自家用車で満車で道路にまで延々と車が留っていた。大台駐車場へ留められる台数は150台。それ以外の車を合わせると凡そ200台前後か。車の数から人間は、500人以上と思われる。多くは西大台を目指す。 途中、清掃ボランテイァの団体や腕章を巻いた観察員たちにもあう。本番に備えグループで訓練をしているようだ。 連日、酷暑が続く今日も真夏の太陽がギラギラと照りつける。 標高1500メートルの大台駐車場は、湿気の少ない乾いた風が吹き涼しいが、少し動くと汗が噴き出す夏らしいスカットした天候である。 西大台・小処温泉8.1kmと書かれた標識の傍に土落としのマットが敷かれている。外来種の種子を持ち込みを防ぐためのものだが、効果は余り期待できないように思うがないよりはましだ。 ニュジランドへ旅したときガイドから「人の住んでいない島でも人間が来ることで゛天敵が現れ生態系が変わってしまった」と聞いた。 道標に従って下るとナゴヤ谷に出る。 明るいミニ草原にバイケソウとトリカブトの群落がーーーー下記に続く。 |
【【登山口は、大台教会から入る】】 |
もう、15年以上前に西大台へ来たのだが以前とは様変わりである。 駐車地から「大台山の家」へ行く道に入る。(昔は、この辺から入ったような記憶があったので、)この道は、東大台を周回する道と分かり「大台教会」の看板のあるところまで戻る。 大台教会まで3分ほど。拝殿で登山の安全祈願をする。教会の奥に周ると森の茶房「たたら亭」の女主人がいたので声をかける。オオヤマレンゲが今年も良く咲いたとのこと。帰りには美味しいコーヒを用意します。と言ってくれた。 |
![]() 教会とは言ってもキリスト教のそれではなく、日本神道の流れをくむ神習教の教会とある。 神様を祀ってあり、入口には注連縄が飾ってあった。 登山の安全を祈念し、出発する。奥にオオヤマレンゲの木を見つけた。 |
【マットで靴底のドロを落とす】 |
![]() ![]() 入山するには先ずドロを落としてからお入りくださいとの注意書きがある。 右、マット。 9月1日からは、皆がこのマットにお世話になる。 |
【大台教会から5分程で分岐。ここを直進する。 |
![]() 左は、開拓分岐からきた道 (下り) |
【ナゴヤ谷へ下るとトリカブト】 |
![]() ![]() ![]() バイケソウは枯れていたが、トリカブはこれからという感じであった。 |
【P1523に松浦武四郎分骨追悼の碑】 |
![]() ![]() ナゴヤ谷を渡ると、直ぐ右手に北海道の名づけ親・松浦武四郎の分骨碑があるとの看板があったので行ってみる。碑に彫られているいる文字はほとんど消え読みづらい。(左) |
【西大台の主役、大木に苔蒸す】 |
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【七つ池】 |
![]() 明るく広いブナの森は、気分爽快にしてくれる。休憩に絶好の場所である。 林床は、湿地になっておりバイケソウが多い。 七つの池はない。何でこの名前が付いているのか不明。 |
【開拓】 |
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![]() 開拓の少し手前にあるカツラ谷で昼食。水量は少なかったが流れは清涼。 左、 開拓の名のとおり平地となっている。 明治の頃開拓し、ソバ・ヒエ・大根・馬鈴薯などを播いたが、大根と馬鈴薯だけしか生育せず、廃れてしまったと案内板にある。 |
【【展望台】 |
![]() ![]() 上右、展望台。 上左、大蛇ーズームで撮る。崖に数人いるのが確認できる。 ー |
![]() 中心部が日出ケ岳。右、千石ーと大蛇 |
【開拓分岐〜中の谷〜駐車場】 |
![]() ![]() 左、逆川に架かる釣橋。 右、中の谷の木橋。 |
![]() 開拓分岐1320m。 標高差250m。 アップ・ダウンしながら90分歩く。 駐車場へ最後の急坂。下草はイトザサの濃い緑が這う。ブナやミズナラの斜面を上がる大台らしい光景である。 |