【山記録】
日時・天候  2018年10月28日(日)/晴   
山名 伯母谷覗()・阿弥陀ケ森(1680m)・脇の宿跡
山域 大峰
コース・タイム 久久能智神社(07:45)~上谷分岐(08:20-25)~天竺平(08:45-50)~P1166直下(09:20)~尾根直登下(10:38)~尾根直登上(10:57)~西伯母谷覗900m崖淵(11:25-30)~脇の宿跡昼食(12:00-45)~阿弥陀ケ森(13:07)~東伯母谷覗(13:30)~西伯母谷覗(14:18)~天竺平(15:27)~上谷分岐(15:41)~久久能智神社(16:00)
総タイム8時間15分(休憩・昼食70分程度含む)
距離/ 高低差 沿面距離15.5km /累積高低差+1423m -1405m
団体名/人数 単独  伯母谷覗標識

【軌跡・国土地理院40000図】

【下山後、調査したルートです。この軌跡が、一般的な奥駆道ルートと思われます】

カシバート.鳥瞰図

【カシミール3D標高・グラフ】

【足跡】
 当初予定では、10月24日団体て登山する予定でしたが、自分の手違いで参加できなかった。
 そこで、お天気を見て単独で行くことにした。
 10月28日のお天気は、快晴。今回が初めてのルートです。
 コースは、上谷から明王ケ岳まで行く予定でしたが時間切れで脇の宿跡まで行って戻ってきました。
 奥駆道(整備されているとの思い)なので、前調べもせずふっつけ本番でかけました。

 地理院の地図を信頼していたが、登山道(奥駈道)が消えているところもあり現況と違っていた。
 一発勝負では、地図読みができない。下見をしないと予定通り歩けない。
 間違いそうな場所の地図を下記に掲載したので参考にしていただければ幸いです。

間違いポイント
 ①登山口から間違い倒木の海をさ迷い上谷柏木分岐に到着。かなりアルバイトさせられた。
 ②奥駆道を快適に歩いていたと思っていたがーー。
 気が付いたら伯母谷覗道分岐を500~600mも行きすぎていた。
 (奥駆道の正解は、そのまま直進すると伯母谷覗に出る。但し、地理院地図には登山道が書かれていないので初 めての来たものには判断が難しい。)
 バックしようかともと思ったが、GPSを見たら伯母谷が上にあることが分かった。
 その場所から直登(60mほど)することにした。何とか尾根筋へ辿りついたが、足場が軟弱でへばった。
 尾根筋に出ると、暫くは歩き易い道だったが間もなくヤセた崖淵となり恐々歩いた。
 この崖淵から大展望でアングルが素晴らしい。大峯の大普賢岳~弥山までその奥の山並みも見えた。
 帰宅後、(カシミールで調べたら)この崖淵は、地図にある道から外側(崖淵)を歩いていることが確認できた。
 気ままに歩いたことが、良いのやら悪いのやら結果次第です。
 今回は、吉に出たようです。

 ③崖淵から降りたところが、「伯母谷覗」という標識があった。
 地図上では東の位置にある筈なんだが。地図上とは違う場所なので面喰った。
 何故なんだろう。「伯母谷覗」が二つあるということを理解するまでには時間がかかった。
 ここが、通称「伯母谷覗」と呼ばれている場所であった。
 標識に注釈でもあれば難しく考えなくても良いのに!!取りあえず「西伯母谷覗」と勝手に名付けた。
 伯母谷覗道検証①~④ということで下記に記しました。

<11月1日>
 今回、歩いたコースを調査した結果、
 一部、奥駆道を外れ厳しい道を歩いて「伯母谷覗」へ来たようです。
 参考のため奥駆道(上谷~伯母谷覗~大普厳岳)地図を上記に搭載させていただきます。
 正確どうかは確認できていません。

【駐車は神社前に留めさせて貰う】
午前7時20分上谷到着。
集落は、静まりかえり人の気配なし。
 地図上に書かれた登り口を探しに街中を探索するも分からず。神社前から出発する。

左、
久久能友智神社前。
4台位は、駐車可能。神社に安全登山を祈願するが賽銭箱が見当たらず。

【登山口への道】
左上、
上谷公民館(青い屋根の建物)前、小世古(二本目の電柱)から入ると登山口まで分かりよい。
右上、
登山口にある大峯標識。
左、
登山口。
槇小屋のところに「ギフ蝶の採集しないでください」の看板あり。  久久能友智神社前から来ると近いが今回は失敗した。

【登山口を間違うと倒木の海】
 登山道を外れ、倒木の海に手こずる。
 GPSで現在地を確認し地図を見ながら修正する。

左、
 ようやく登山道に出る。
 軌跡ログを見るとかなり大回りをしていた。
 上谷柏木分岐までは、かなりきつい勾配なのでマイペースでゆっくり行こう。

【上谷柏木分岐】
上左、
上谷柏木手前の斜面。
上右、
上谷柏木分岐に建つ標識。
左、
上谷柏木分岐。
 倒木の海でアルバイトさせられ苦闘した。
 この先は、緩くなり道も良い奥駆道となる。
奥駆道の起点は、柏木。

【天竺平】
上、
奥駆道78丁。

左、
古道は、緩やかな尾根道。78丁石を過ぎると、台地状の広い所に出ると天竺平に着く。
 休憩には絶好地で雰囲気も良し
 ネットで「天竺平」を検索すると、「ほとんど登山する人がいない場所」とある。

【60丁石を過ぎると紅葉の道】
 緩やかで歩きやすい紅葉の快適な道。
 歩く速度のピッチも上がる。
 地元中学校の生徒も登山しているようです。要所に標識(→)あり。

【川上中学校の伯母谷覗き標識あり】 


【検証地図】
 今回の登山で、ルートを外れて歩いた所を検証する。
 伯母谷覗道検証①~④を左の地図に表記します。

 ④の位置には、「伯母谷覗」という立派な標識がある。
 地図読みで登山している者にとっては、錯覚しちゃうなぁ。
 取りあえず西伯母谷覗とします。

【伯母谷覗道検証1】
 50丁石付近で、左の尾根へ上がる  左の写真に山道が写っているが、これを見逃し直進してしまった。
 ポイントにテープなどあったのかなぁ

地図の確認もしなかった
 何もないと前へ進んじゃうようなところです。

【伯母谷覗道検証2】
上左、
この地点で現在地を確認したところ、伯母谷覗道からズレ(行き過ぎ)ていることが分かった
上右、
46丁石。
左、
戻ろうかとも思ったが、GPSを見ると真上に伯母谷覗が確認できたので、直登することにした。
 足場が悪く
きつい登りで苦闘した。

【伯母谷覗き道検証3】
 ここは、地図上伯母谷覗きから西900メートルにある崖淵です。
上右、
崖場で切れた危険地帯。展望は、素晴らしい。HPトップの写真はここから撮影したもの。
左、
西に、伯母谷覗きの岩場も見える。

下、
南に、大普賢岳から弥山付近の大展望は圧巻。

【伯母谷覗き道検証4】
 伯母谷覗きから西900メートルにある崖ぶっちから降りてきたら伯母谷覗きの標識があるところに出た。
 ここが、通常云われている「伯母谷覗」ということのようです。下山後、このことが分かった標識にも
「伯母谷覗」のみとしか書かれていないので、初めて来た者には錯覚しちゃうよなぁ。

【脇の宿跡】
上、
阿弥陀ケ森の中腹を通り脇の宿跡へ。

左、
脇の宿跡。
大岩の周りは、広い大地となっている

【阿弥陀ケ森】
 復路は、阿弥陀ケ森経由コースで同じ道をとる

 この森の下草は、短い笹に覆われ美しい自然林で大峰らしい雰囲気あり。

 樹林の隙間から遠くまで見渡せる。疲れた体を癒しこの森に来て良かったと思うのである。

【西伯母谷覗】
左、
 伯母谷覗きへ来たら4人グループさんが休憩していた。本日、上谷神社に2台駐車した1台の方でした。
 許可をいただいたので写真アップさせていただきます。 
下、
伯母谷覗きからの大展望です。大普賢岳など迫力ある画像は、岳人憧れの地であることが分かりました

【伯母谷覗】
左、
ここは、地図上にある伯母谷覗です。

下、
伯母谷覗の先端。岩場で荒々しい