【山記録】
日時・天候  2018年12月10日(月)/曇り後晴 気温/薊岳-2℃   
山名 大鏡山(1182.9)・薊岳(1406m)・前山(1414m)
山域 奈良県
コース・タイム 大又笹野神社(0743)~P877.8(09:10)~大鏡山と池(09:56-10:10)~木屋の尾頭(10:45)~雌薊岳(10:50)~薊岳(12:08-13:09)~P1334(13:48)~P(14:22)~前山(14:52)~明神平(15:17)~明神滝(15:44)~登山口(16:33)~駐車地(16:43)
総タイム9時間40分(休憩・昼食100分程度含む)
距離/ 高低差 沿面距離12.5km /累積高低差+1459m-1096m
団体名/人数 単独(安全第一。ゆっくり山を楽しみながら歩いた)  薊岳1414m

【軌跡・国土地理院12500図】

鳥瞰図

【カシミール3D標高・グラフ】

【足跡】
<前書き>
 2006年11月12日にも同じコースを歩いた。
 この日は、小雪交じりの悪天候で早々と退散したので6時間30分で歩いた。
 今回は、天候も良かったので写真撮りなど自由自在に時間を費やしたので前回よりも3時間も多く山を楽しんだ。
 大又からの登山道も、前回よりかなり整備された。要所には、案内板もあり歩きやすくなった。
 但し、薊岳手前には岩場もあるので冬場はかなり危険な道となる。
 奈良交通が、大又集落まで入っているのでバスでも来られる。
 大又から登山口までは歩いて100分程度(昭文社地図)かかるようです。
 冬季の大又小川線林道は、凍結することが多いので駐車場まで入るにはお天気次第ということになります。
 
<山レポ>
 午前5時、スバルフォレスタ車にマウンテンバイクを載せ自宅を出発する。
 登山口の笹野神社に7時到着した。車は、大又林道終点へ向かう15分程で駐車場に到着した。車をデポしてマウテンバイクで一気に下る。笹野神社まで復路17分で戻って来た。マウテンバイクは、車とほぼ同じ時間だった。
 笹野神社にお参りする。
 入口の門構えから社と祠に石段が高く積まれた独得の造りである。
 こんな神社見たことがない何となく厳粛さが伝わる。鳥居を潜ると自然に頭が下がる。
 村人もお参りに来た。お早よう気をつけて行きなはれと言葉をかけてくれた。

 神社の前に登山届のボックスあり。届け書を投函すると鍵があり開けられない。
 鳥居横の小道が登り口である。少し行くと広い舗装した道路に出る。左折れして坂を上っていく、道がカーブしているところから地道の林道に変わる。
 山道は、テープや標識もあり坦々と登る。
 P877.8に来ると大倉山に伸びる尾根に乗る。
 地形図に書かれている道は直登だが、左に巻きながら登っていくがかなり急登である。
 昨夜降ったと思われる白い雪道に代わると大鏡山のテッペンらしいところに来る。
 スギ林の中を進むと「大鏡池」の標識のところから右に折れ、山道に入るがーー

 行き過ぎて200mほど直線でバックする。
 大鏡池は、ヌタ場のような感じである。池の淵に立派な祠がある。裏側に説明書きあり。
 この池で八大竜王に雨乞いをしたという。伊勢の朝熊ケ岳と同じ水の神様が祀られていた。
 祠の後ろにすぐピークがあり三角点がある。
 10分ほどいて薊岳への登山道に戻る。

 スギやヒノキの大木は、樹氷が付き美しい。
 緩やかに登っていくと、自然林が現れる。この辺の樹氷が背が高くて美しいので写真撮影に夢中となる。
 小屋の尾頭もなかなかの絶景に見とれる。
 だが、気温が下がり手足がしびれるほど冷たくなってきた。 
 この先の道は、ヤセ尾根でストックをリュックにしまう。三点指示で岩をしっかりホルドする。
 鞍部に出て木の実や塚などの展望が良い。絶好のアングルで暫しの休憩。
 最後の難関、薊岳手前の大岩が待っている。ロープで体を引き上げよじ登ると薊岳に着く。

 12時薊岳に到着。
 北方向、伊勢辻山~雲ケ瀬山~高見山への大縦走路が見える。
 手前、雪化粧をした国見山・水無山・明神平が美しい。
 気温は2℃と低いが風がないので寒さを感じない。
 昼食に1時間とり雪山の絶景を楽しんだ。

 復路は、広い尾根で危険なところなし。
 明神平も見たことのないような雪景色である。
 外国(スイス)の山にでもいるような雪山の景観が楽しめた。

【登山口は、笹野神社】
 入口の門構えから社と祠に石段が高く積まれた独特の造りである。こんな神社見たことがない。
 鳥居を潜ると自然と頭が下がる。

 階段を上がった鳥居の横に「薊岳」への標識がある。
 なお、階段下りた道路脇に登山届ボックスが置かれている。

【林道を歩く】
 林道の傍らに標識あり。これに従い登っていく。

【林道を離れる】
 ここで林道と別れ赤テープのあるとこから山道へと続いている。

【谷筋から中腹への道】
上左、
旧道と新道との分岐。
 新道は赤テープのあるところから上がってくる。

【広い台地に出る】


P877.8手前の広い台地です。

たいきょう山→という標識が出てきましたが不明。

【P877.8】
左、
P877.8m。
緩やかな斜面です。
 たいきょう山は、この付近と思われるがー東南方向にある小さなコブ辺りかなぁ。
 山と高原地図にある「雲の平」はこの辺りだろう。

【雲の平に来るとと景色が一変する。】
 大鏡山への急登。
 だが、樹氷がついて素晴らしい景観となり癒された。どうやら昨晩あたりに降った雪のようだ。

【この標識に注意】
 大鏡池と大鏡山は、右手の道。
 薊岳へは、直進。
 この標識をスルーし直進してしまった。  

【大鏡山・大鏡池付近】
 スルーした標識の先にも窪地とコブがあったが間違いと分かり200mほどバックする。   大鏡池・大鏡山」の写真は、数枚撮影したが、慌てていたので(撮影メニューがズレ)
ピンボケでした。

【木屋の尾頭手前の見事な樹氷】

【木屋の尾頭と雌薊岳】
上、
木屋の尾頭。

左、
雌薊岳。
岩場を登る。
雪が着くと三点指示も容易でない慎重に。

【岩場】
 雪が付くと危険が増す。

【岩場を超えると絶景】

【最後の難所】
 雪が付くと滑りやすいので要注意。

【薊岳】
上、
薊岳山頂。
昼食タイム。
気温、2℃の極寒。
 風がなかったので1時間も休憩し景観を楽しんだ。

左、
高見山への縦走路。

下、
復路の縦走路と水無山と国見山が見える。

【P1334付近】
上、
ピーク手前

左、
P1334。

下、
付近からの展望。

【P1321付近】

【前山】

【明神平への下り道】
 青空と白い樹氷とのコントラストが見事な景観である。

【明神平】
上左、
明神平。
あしひ山荘
天理大山小屋が見える。

上右、
明神平から薊岳。

左、
東屋。


明神平全景。

【明神滝】