【山記録】
日時・天候  2019年01月23日(水) 天候曇り/晴 山頂気温3℃  
山名 高見山(1248.3m)
山域 台高
コース・タイム 杉坂登山口(09:30)~小峠(10:35-40)~たかすみ道分岐(10:05-10)~笛吹岩(11:10)~1150m付近アイゼン装着(11:35-45)~高見山(12:20-13:15)~大峠(14:10-15)~小峠(14:55)~杉坂登山口(15:50)
総タイム6時間20分(休憩・写真撮影タイム100分程度含む)
距離/ 高低差 沿面距離9.9km
団体名/人数 単独  高見山三角点

【軌跡・国土地理院40000図】

鳥瞰図ートップ写真と同じ位置から撮影】

【足跡】
<樹氷と高見山>
 樹氷は、氷点下5℃以下の厳しい冷え込みが続き毎秒10mを超す西風が吹くと成長するとのこと。
 高見山は、台高の最高峰で標高1248.3mで広大な西斜面は平野川へと落ち込んでいる。
 この地形が、樹氷が成長し「大エビの尻尾」となる要因である。
 高見山は、初心者でも容易に雪山登山が可能につき関西人気の山である。
 今回は、気温が高く風も弱く雪も少ない冬山で樹氷の張り付きも悪かった。
 事前の天気予報を調べず来たことに悔いが残る。

<高見山からの展望>
 台高や大峰の山々を見ると上部のみ白いものがある。
 雪のある山は殆どない。迷岳や池木屋山も上のみで迫力はない奥檜塚辺りのみが白っぽい。
 北東の三峰山・高鉢山も冬山の景観であった。
 室王の山も、雲の上に倶留孫山などが見えたが黒くかすんでいた。

<大峠の下りで凄い人とご一緒した>
 山頂で地元奈良県から来た60才台男性と避難小屋から大峠までご一緒した。
 くったくのない素直な話しぶりは、子供のような話しぶりである。
 1週間前にも高見山来て樹氷に魅せられた。今日も天気予報が晴れということで来たとの話である。
 だが、一見見て驚いた。手ぶらで普段の服装である。
 大峠まで単車で来て、そこから歩いて往復するとのこと。
 リュックも待たず水もなし。
 靴は、通常のズック靴で何とも気軽な登山である。
 頑張りに敬意を表したいが、山の天気は気まぐれである。
 リュックから水をコップに入れ彼に渡すと「ありがとう」といってくれたがーー。
 登山の基本を伝えることはできなかった。

【杉谷登山口付近】
上、
奈良県ナンバーの車が3台駐車していた。

左、旧伊勢南街道登山口。
登山届ボックス。少し先に右上の看板あり。。
 駐車地から3分程度。

下、
少し上がると杉谷集落と国道が見える。

【山の神】
 旧伊勢南街道の入口。
山の神が祭られている。

【旧伊勢南街道】
 石畳みの道を過ぎると、歴史の説明書きあり。
 樹林の隙間から時折台高縦走路の尾根筋が見えた。

【小峠】
小峠。
 途中、追い越して行った大阪からバスで来た中年グループの団体(10数名)さんが休憩していた。
 
 先頭と後方にリーダが付く。帰りのことも(バス)考えてか、早々に出発していった。
 

【平野分岐】
 平野分岐に着く。
上から単独男性2名が平野方面へ降りていった。
 1人に樹氷の様子を聞くと、今日は暖かくて今一との返事。
 残念だ。まぁ、ゆっくり登ろうかとー

【国見岩に来ると雪が見られる】
 国見岩付近に来てようやく雪が見られるが太陽があたり溶けている。
 アイゼンなしでも行けそうだ。

 山頂手前の尾根に来て凍結状態。
 安全を優先しアイゼンを装着した。

【標高1100m付近でアイゼンを装着】

【高見山山頂】
 杉谷登山口から3時間弱で山頂の避難小屋に到着する。

 避難小屋付近の積雪は数センチメートルで黒土も見られる。
 樹氷は、小さなものは見られたが、ないに等しい。

 避難小屋の中に入ると、ガスコンロの蒸気が上がる。数人のひとが食事をしていた。
 

【三角点付近からの景観】
左、
背景の山は、
三峰山と高鉢山。

下、
室王の山。

【大峠へ下る】
上、
 山頂で地元奈良県から来た男性と大峠までご一緒した。

 リュックも待たず水もなしの手ぶらで靴は通常のズック靴を履いていた。
 登山の知識もなく頑張りに敬意を表したいが


左、
大峠展望台。

【大峠に外人用案内板が建つ】
左、
大峠。
日本遺産・高見山と書かれた新しい案内版が
設置されていた。
中国語と韓国語で書かれていた。

【旧道を下り小峠へ】