<前書き> 6月、学能堂山に紅シャクヤクが咲く季節となりました。昨年に引き続き、関西ハイク山仲間のUさん(伊賀市)からお花見山行きお誘いのメールが届いた。参加メンバ(6人)を見ると、女性が3名男性が3名の高齢者たちである。昨年は、12名でしたが今年は半分。鈴鹿例会でも、自分と同じ年頃の健脚男性(80代)も殆ど参加していないと聞く。自分も80才頃から左足膝が痛くなり整形外科で精密検査をした結果、{軟骨がすり減りクッションが壊れている}と診断された。今は、二本の杖を使って里山に登り膝に負担をかけない歩き方を心がけてます。特に、下り道は後ろ足の体重移動で何倍もの負荷がかかる。これを、膝で支えなければならないので(老人が膝を痛めたら命取り)登山は難しくなるというのが結論である。今日の課題は、杉平峠から標高差270mの急勾配の谷筋を下る。これが一番の難所(皆とは離れ)一番ケツで何とか下ることができたがー-これが限界でした。
●6月8日下見したUさん林道周辺谷筋の花情報-サワギク・ガマスミ・ユクノキ・オカタツナミソウ・コアジサイ・モチツツジ・ウツギ・イナモリソウ・キヨスミウツボ・アカショウマ・ヤブウツギ・シシバリ・ミズ(ウワバミソウ)・ミヤマタニソバ・トチハニンジン・マルミノヤマゴボウ・フタリシズカ・ツルアジサイ・ミツバチグリ・タンナサワフタギ・エビネ・紅シャク・
<山レポ>
前日、関西圏内の天気予報は曇り晴の予想である。御杖村は雲が多いか晴れていた。集合地は、三峰山第三駐車場手前の駐車場8時30分。1台Uさんの車を置車。場所は、津市美杉町杉平から集落から1㌔ほど先の林道の脇へ車を留める。昨年は、この林道は悪路で手こずったが今回は舗装されていたのですんなりと留められた。さて、名古屋組の車が停滞に巻き込まれ60分遅れで到着。9時40分、駐車地出発。ここは、三峰山専用駐車場であるが登山口まで一番遠いので空いていることが多い。多分、上村からコスマ峠へ登るルートの駐車地ではないかと思う。私たちは、仏来山からコスマ峠へとやや大廻のコースである。県道から鍵のかかっていない金網に入り橋を渡り仏来山に連なる尾根先端から登る。ここは、ヤブでテープも見かけなかった。P797までは急登だが危険なところはない。仏来山手前は、倒木が多かったが障害程度は軽い、仏来山山名札が沢山ぶら下がっていた。駐車場から1時間30分かかった。この先は三峰山縦走路で登山道は整備されている。寒くも暑くもなく白いウツギや新緑の道は快適であった。Uさんの資料によると、P942地点が東俣山とある。展望の良い平らな所で昼食をとる。ハゲた大きな学能堂山が堂々としている。前面には、局ケ岳の展望が素晴らしい。風薫る東俣山は絶好の休憩地でした。平らな台地なので何処が山頂か分からない。居心地が良かったので山名札を確認することも忘れていた。1時間弱のんびり過ごした。この後は、今日の目的の花園へと向かう。手前でリュックを置いてカメラのみ持って花園へと向かう。尾根から足場の悪い斜面を下っていくとあちらこちらから声が聞こえて来る。花探しは大勢で来ると発見が早いポインに来ると花は小ぶりだが花の数は多い。昨年は花が大きかったが今年は少し小さいような気がする。まだ、成長の過程だろう。来年に期待が持てそう。14時45分学能堂山着この時間になると皆な下山したのか山頂は貸し切り状態であった。Uさんのコーヒタイム。工夫を凝らした食品と珍しいつまみをいただく。風もなく寒くも暑くもない居心地の良い時を過ごした。ハゲ山の学能堂山、周りは360度の大展望。やや雲がかかっていたが局ケ岳~三峰山~高見山縦走路の山岳景観は素晴らしかった。大洞山・尼ケ岳・俱留尊山・古光山など室王の山々が手に取るように見えた。 |