古城  唄:三橋美智也 作詞:高橋掬太郎、作曲:細川潤一、
 1 松風さわぐ丘の上
  古城よ独り何偲ぶ
  栄華の夢を胸に追い
  ああ 仰げば侘(わ)びし天守閣
 2 崩れしままの石垣に
  哀れをさそう病葉(わくらば)や矢弾(やだま)のあとのここかしこ
  ああ 往古(むかし)を語る大手門
 3 甍(いらか)は青く苔(こけ)むして
  古城よ独り何偲ぶ
  たたずみおれば身にしみて
  ああ 空行く雁(かり)の声悲し

 

 石狩川悲歌 唄:三橋美智也 作詞:高橋掬太郎、作曲:江口浩司、
  1 君と歩いた石狩の
  流れの岸の幾曲がり
  思い出ばかり心につづく
  ああ 初恋の遠い日よ
 2 ひとり仰げばただわびし
  木立の丘の日暮れ雲
  黒髪清く瞼に消えぬ
  ああ 初恋の面影よ
 3 君を思えば身に染みる
  石狩川の夕風よ
  二度とは逢えぬこの道なれば
  ああ 初恋の日が恋し