愛国の花
 昭和13年作品。
裏面のレコードは「海ゆかば」と聞いて驚き。メッチャ高級品でした。
作曲家古関裕而は、戦前戦後を通じて活躍した日本を代表する作曲家。栄冠は君に輝くなど数々の名曲を昭和の時代に作った。我が母校の校歌もこの人です。
愛国の花の歌手、渡辺はま子は歌が上手く心に残る。もう一度聞きたくもなるが、自衛官歌姫が歌うと平和ボケでリアル感なし時代が違うので仕方がない。
作詞福田正夫・作曲古関裕而作/歌手渡辺はま子
1.
真白き富士の けだかさを
こころの強い 楯として
御国
(みくに)につくす女等(おみなら
輝やく御代の 山ざくら 
地に咲き匂う 国の花

2.
老いたる若き もろともに 
国難しのぐ 冬の梅
か弱い力 よく合わせ 
銃後に励む凛々しさは
ゆかしく匂う 国の花
 3.
勇士のあとを 雄々しくも 
家をば子をば 守りゆく
優しい母や また妻は
まごころ燃ゆる 紅椿
うれしく匂う 国の花


4.
御稜威(みいつ)のしるし 菊の花 
ゆたかに香る 日の本の
(おみな)といえど 生命(いのち)がけ
こぞりて咲いて 美しく 
光りて匂う 国の花