花は咲く(東日本大震災復興支援ソング)
2011年3月11日東日本大震災で亡くなった方のご冥福をお祈りします。
「いつか生まれる君に わたしは何を残しただろう」東日本大震災の復興支援ソングとしてNHKの企画に作成されたこの曲。タイトルである「花は咲く」という言葉は歌詞の中でも何度も繰り返されています。そこに込められた未来へ向けた祈り、願い、そして希望。静かに穏やかに前を向くことを後押しする曲です。

2011年3月11日、私は朝熊ケ岳にいた。(以下、当日の記録。朝熊山気まま日誌より)
今日、東北太平洋巨地震が発生した。
15時頃、一宇田の頭を少し下り伊勢市街が望める場所に来たら、防災を知らせるサイレンが突然山に鳴り響いた。始めは、宮川放水時の警報サイレンかと思ったが雨も降っていないので様子が変だ。火事にしては余りにも長い時間騒がしい。マイクの声も異常に聞こえた。
 サイレンとマイクの叫び声は、津波警報で「避難せよ」との警報であったことが、帰宅してから分かった。テレビを見たら、津波で東北沿岸の町を丸呑みしていく映像を見てこれが現実に起こっているとはとても信じられなかった。
 翌日の新聞・テレビでは、死者一万人を超えるとか。福島原子力発電機も損害を被り放射能が漏れているとか。
 千年に一度の巨大地震
は、大災害を東北地方にもたらした。せめて寝袋や水を渡せないものだろうか。何もできない悔しさを同時に味う夜でした。後に震度9.0と訂正された。
 毎日、テレビはこの大震災を報じている。余りにも悲惨で見ていられない。何とかしなきゃ。かみさんは○〇万円は寄付せいという。小遣いを全部はたいてしまうが、どないとかせんといかん
 作詞岩井俊二 作曲菅野よう子   
真っ白な 雪道に 春風香る
わたしは なつかしい
あの街を 思い出す

叶えたい 夢もあった
変わりたい 自分もいた
今はただ なつかしい
あの人を 思い出す

誰かの歌が聞こえる
誰かを励ましてる
誰かの笑顔が見える
悲しみの向こう側に

花は 花は 花は咲く
いつか生まれる君に
花は 花は 花は咲く
わたしは何を残しただろう

夜空の 向こうの 朝の気配に
わたしは なつかしい
あの日々を 思い出す

傷ついて 傷つけて
報われず 泣いたりして
今はただ 愛おしい
あの人を 思い出す

誰かの想いが見える
誰かと結ばれてる
誰かの未来が見える
悲しみの向こう側に

花は 花は 花は咲く
いつか生まれる君に
花は 花は 花は咲く
わたしは何を残しただろう

花は 花は 花は咲く
いつか生まれる君に
花は 花は 花は咲く
わたしは何を残しただろう

花は 花は 花は咲く
いつか生まれる君に
花は 花は 花は咲く
いつか恋する君のために