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【山記録】 | ![]() |
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日時・天候 | 2008年04月06日(日)・快晴 | ||
山名・標高 | 霊仙山(1093.5m) | ||
山域 | 鈴鹿 | ||
コースタイム |
アケン原登山口(8:20)~行者の森(09:25~09:35)~笹峠(1020~10:30)近江展望台(11:20~11:30)~南霊岳(11:55)~昼食(12:15~13:20)霊仙山(12:10~12:50)ー最高点(14:10-14:20)~経塚山(13:50)~近江見晴台(1523~14:20)アセフキ峠:(16:00)~落合(16:40)~駐車地(16:50) ●総タイム8時間30分(休憩00分程度含む) |
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距離/累積高度差 | |||
人数等 | IYGsuzuka30数名 | ヒトリシズカ |
【軌跡ログ】 |
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![]() 鳥瞰図ー50m標高。 |
【足跡】 |
<ヤブのあけん原から登る> あけん原から登るのは、今回が初めてである。 登山口は、あけん原集落一番奥にある民家の裏から入る。 鳥瞰図を見ると西南尾根は、あけん原(標高240メートル)から霊仙山最高点(1094メートル)まで、距離にして約6キロほど。標高差は850メートルの長大な尾根が横たわっているでわないかぁ。 一つの山がこんなデカイとは、その大きさに改めて感心した。 植林の中に入ると薄い踏み跡がある。 冬枯れた笹や雑木が生い茂るヤブ山で急登の連続である 今の季節はなんとか歩けるが、間もなく笹のヤブ山に戻る。 「行者コバ」へ出る尾根に乗り変えると勾配はゆるくなる。 雑木は、春の芽をだす。 太陽があたる木に黄色の花が咲く。 ダンコウバイか。アブラチャンか。判定はいかに。shunonは、花や木は覚える気がないので一度教えて貰っても右から左へと抜けていく。 <行者コバ> 明るい平地で、のんびりした雰囲気で休憩には絶好の場所。 平地の東淵からは、鍋尻山が見えた稜線が美しい。倒木に座り空想する。 昔、霊仙寺の学徒僧が山へ修行に出かけたのもこの地でなかろうかーーー。 コバからのきつい登りでオオジヤレの頭へ向かう。 石灰岩が露頭し歩きにくい。 ヤセ尾根を抜けると、目の前が開けた緩い丘みたいな地に出る。 ここから岩肌の尾根が近江展望台まで突きあげているのが見える。朝日に輝く岩肌は実に雄大である。(トップの写真)尾根上には50人ほど米粒ほどの大きさで登っていくのが確認された。北アルプスにでも来たようで実に新鮮な味がした。 この展望地周辺は、高い笹に覆われており夏期歩くのは困難を極めるだろう。ここを降りていくと笹峠に出る。 <笹峠> 今日は抜けるような青空と風もなく絶好の登山日で笹峠に来ると、今畑から登って来た多くの登山者に出会う。笹峠からは、踏み跡も固められ一般道ともいっていいほどである。 数年前とはえらい違いである。 いよいよ石灰岩が露頭する展望の良い登りである。一歩上がるごとに白谷やナガオ尾根が開けてくる。真っ青な空と琵琶湖から吹き付ける気持のよい涼風。 足元には白いミスミソウが登山道に次々と花を咲かす。きつい登りもいつしか楽しい道となる。 <高貴の花> 西南尾根一帯は、フクジュソウが咲いていないところはないと言っていいほど多い。昼食も休憩中もそばから離れない子供のようにーー。霊仙のフクジュソウは、その昔、天皇家の住む御所へ正月の花として献上した高貴の花と聞く。 緩い斜面の下の方まで延々と黄色に染まる。 足の置き場も苦労するほど咲いているのだ。木陰から洩れる陽射しに向ってパラポラアンテナを一杯広げている。どの花も瑞々しく良い顔している。こんなに多く咲いているのを見たのは初めてとの声・声ーー。山仲間の一人が呟く。「一日で10年分のフクジュソウを堪能した」という。 今日、霊仙山に来た人たちの実感ともいえる言葉でしょう。 この環境が永遠に花を一層大切にしたいという気持ちを強くした。 <新発見ー貝の化石> 石灰岩が露出する鞍部は、霧に巻かれたら方向が全く分からなくなってしまうが今日は快晴で周りの山々が確認できる。昼食後、カレフエントの本丸(霊仙山)へ直登である。 出発後、間もなく貝の化石を見つけたと、サブの山田(吹田市)さんが教えてくれた。 ここが、海底であった証明でもある。 これは大発見だ。 他の場所にもないか岩を点検しながら歩いたが誰も見つけられなかった。 |
【あけん原登山口】 |
![]() 行者コバまでは、急登だ。 |
【行者の森】 |
![]() ![]() 行者の森は、灌木の平地で明るい。休憩に最適な場所である。尾根の右端から鍋尻山の稜線が美しく見えた。 |
【南霊岳付近】 |
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【西南尾根に咲いていた花】 |
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【福寿草】 |
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【ミスミソウ】 |
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![]() スハマソウ。 |
【貝の化石、新発見】 |
![]() ![]() 上、発見場所。 |
![]() この時は、意識もせず歩いていたが、突然サブの山田景三(吹田市)氏が化石を見つけ皆なが大騒ぎした。 |
【伊吹山を望む】 |
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![]() 最高点から伊吹山。 下、 三角点から伊吹山。 |
【下山→お虎ケ池付近】 |
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2005.02.20霊仙山 猛吹雪強行突破 |