【山記録】
日時天候 2010年02月21日(日)快晴
山名標高 霊仙山(1247m)
山域 鈴鹿
コースタイム
落合(8:27)~汗ふき峠(9:12-18)~見晴台(10:08-18)~お猿岩(10:45-50)~霊仙山頂で昼食(11:20-12:40)~最高峰(12:55)~南霊峰(13:25-13:35)~近江展望台(13:50-14:00)~笹峠(14:25-35)~今畑(15:00-20)~県道へ下山(15:30)~駐車地(15:45)
総タイム7時間15分(休憩70分程度含む)
距離/累積高度差 沿面距離 約9.6キロ/+1037m -855m
人数等 IYG・suzuka

【軌跡ログ
 大杉竜王上空2690mから撮影。

 快晴の霊仙山。
 御嶽・金糞山などがきれいに見えた。

【足跡】
<霊仙山登山レポ>
 今日のお天気は、年に数回しかない快晴の一日だった。
  二週間前の落合は、残雪と凍結で車を移動するのに苦労させられたが、今は道端に少し残っている程度で何ら支障はない。
 だが、奥集落の駐車スペースは狭くて、先客がいればバックするしかない。
 車の方向転換も容易でないので、手前の道沿いへ留めるのが無難である。
8時27分、落合出発。
 大洞谷の暗い谷間に明るい陽光が射す。
 二週間前、来た時は雪の固い道。今は、黒土に変わりつつあり。春近しを感じる。
 <9時12分汗ふき峠着>
 落合から40分余かかった。
 道に雪が付いていたが薄い。寒いという感じはなくオーバジャケットをリュックにしまう。きつい登りがはじまる。
10時08分見晴し台着。
 見晴し台に来ると琵琶湖の向こうに比良の山々と特徴のある白い金糞山が輝いていた。
 滅多にお目にかかれない景観だ。熱い眼差しで皆なが眺めていた。「カナクソ」とは変な名前だ。  糞とは、ナニクソのクソと思いたい。
 ここから見る金糞山の山容は素晴らしい。あの上に立ち白山を見てみたい。未踏峰の山だ。

10時35分冬道・夏道分岐着。
 リーダが、一番若いiha氏へ。
 分岐から霊仙山への直登を進める。
 彼は、間もなく仕事で中国へ旅立つので、山登りは暫くお預けである。
 山男は「挑戦」を決意し、夏道へと歩む。
 ラッセルでヘッバッタラ、オリテコイ。
 もし、迷ったら上へアガレ。
 但し、「よう助けにいかん」とのきつい言葉が本人に聞こえたかどうかはーーー?
10時45分お猿岩着。
 お猿岩に来たら、宇宙の果てまで続くかのような青い空だ。東から西に白いジェット機が数機飛んでいくのが小さく見える。機内から見た霊仙山はどんな山なのだろうか。ここからは、好きなように登れということ。
 さて、どこから上がろうかーー前は、樹氷の山。
 思案のうえ今まで歩いたことのない谷周りで直登することにした。
 お猿岩から谷を歩く。ツボ足もあるだろうと覚悟していが、予想していたより雪が固くしまっていて歩きよい。10分ほどで谷を離れる。
 先導者が歩いた軌跡を辿る。
 高度を上げると金糞山・伊吹山・白山などの白い山が後ろに見えてきた。特にデッカイ「伊吹山」と名峰「白山」は初めて見る。前は、樹氷が張り付いて美しい。苦しい登りだったが岩ガゴヅゴツしたところに霊仙山山頂を示す標識が見えてきた。
11時20分霊仙山着。
 山頂には、10人ほどの人がいた
 白山まで見える360度の大眺望である。澄んだ水平線の彼方に点在する白い山群を見ていると地球は丸いということを実感する。
 空を見上げると、高層雲か雪雲か分からないが、様々な恰好した雲の動きが実に楽しかった。
 風を避け南面で昼食をとる。
 若いiha氏も何事もなく合流した。
 さて、以前ご一緒したSさんが隣にいた。今日は,単独で行動され食事だけの参加である。
 ハンドルネームは、「山大好き」さん。お久しぶりです。
 タロボウさんの掲示板でご厄介になっていると話していた。
 鈴鹿の山なら、何でもご存知の山博士である。
 ザックの中から、ピンピンのスボシを四つ取り出し網で焼き近くの三人がもらう。温かくてとても美味しかった。
 「山大好き」さんは、会話もお上手。
 山仲間にも極く一部しかサイト名を明かしていないshunonだが、
 「いせ人の山楽誌」のこともご存じとのこと。毎回楽しみに見ていると聞いた。
 これには驚いた。

【大洞谷】

今日は、一日快晴。

【汗拭き峠】

ひとあせ掻いて休憩。

【近江見晴台】
 見晴台から足元に琵琶湖の向こうに金糞岳(1271m)が見えた。

 滅多に見ることができないので感動した。

冬道を行く

お猿岩。樹氷と空の碧さに感激ス

左、お猿岩。樹氷と空の碧さに感激デス
右、谷筋を攻める。
左、
谷を離れ西峰へ直登する

下、
高度を上げると金糞山・伊吹山が見えてきた

冷たそうな雲が飛ぶ。樹氷は針のように尖る

【霊仙山】

【霊仙山最高峰へ】
上、
霊仙山直下で昼食。


左、
最高峰に向かって行動開始。


下、
最高峰から御嶽方面。

【近江展望台】

西南尾根、笹峠へと下る
 素晴らしい霊仙山最高に楽しい山歩きでした。
 今度来る時も笑うておくれーー。

2009.02.22 霊仙山 厳寒にしては暖かい