【山記録】
日時・天候 2010年12月05日(日/快晴
山名標高 綿向山(1110m)・奥草山(820m)・政子(803.4m)
山域 鈴鹿
コースタイム
奥の平橋駐車(8:50)~五合目(9:15-25)~綿向山(10:10)~ブナの木平(10:35)~P992(10:57)~塩の道峠(11:45)~P811南斜面で昼食(12:24-13:10)1~奥草山(13:25)~政子(13:35-40)~奥草山戻る(13:55)-14:05~R477へ下山(15:02)
●総タイム6時間12分(休憩70分程度含む)
距離・高度 沿面距離  ・累積高度差 ( +m -m)
人数等 iygsuzuka
政子三角点

【軌跡ログ
蔵王ダム1660m上空から撮影。

【足跡】
<登山口>
  林道を走り奥の平橋まで車を乗り入れる。
 この地点は、登山道が二手(一般道と北参道)に分かれている。
 その先の五号目で合流するので、好きな方を歩く。
 奥の平橋から綿向山まで1時間20分かかった。

<綿向山>
 綿向山頂は、10人ほどいた。
 風はなし、暖かい陽射の山頂から鈴鹿の主峰を眺める。
 二週間前に登った雨乞岳の堂々たる山容が前にある。
 10分休んで南の尾根を下る。
 5分ほど歩くと水無山との分岐、これを左にとる。
 この辺りは深い笹を搔き分ける。ガスに巻かれたら要注意である。
 少し下った先にV字形をした焼尾谷である。その延長線を見ると、鈴鹿の盟主といわれる御在所ケ岳が見える。雨乞や綿向周辺から見る御在所ケ岳とまた違う。
 前面に焼尾谷があり、御在所ケ岳をひきたてている。隣にアルペン的な鎌ケ岳の存在も見逃せない。撮影には、最高のアングルである。

<ブナの木平>
 笹を抜けると、真中にブナの大木が二本ある森に出る。
 夏は、明るい緑の森でオアシス的な存在であるが今は、すっかり裸木となり青天井である。
 例年なら落ち葉が分厚く積もり寝転んでも気持ちの良いベツト代わりになるのだが、風で吹き飛ばされたのか落ち葉も少ない。雪中登山に備え枯れ枝を集め燃料を確保する。

<P992から南尾根を行く>
 P992から南に向きを変える。
 東に尾根が走っている。先は、白倉谷へ落ちている。
 皆は、ショートカットして南の尾根に入る。
 
我は、P992ピークから入る。
 ヒークから奥草山までの縦走路が縦位置になり立体感を増すので写真撮影に好適地。
 撮影後、急いで皆を追っかける。
 左斜面は、菊ケ谷の崩壊地を淵よりに急降下する。
 足場の悪いザラ地を
木に掴まりながら降りる。
 P992から50分余で鞍部の塩の道峠に着く。
 塩の道、熊野と野州へと結ばれていた歴史の道。
 先人たちがこの峠で休憩したであろうという雰囲気は感ずる。
 東西に古道がある。野州側に降りたが熊野側は分からない。
 P811南斜面で昼食。
 奥草山と政子と二つの山が前面にある。
 ここは南斜面で暖かい。体感18度くらい。
 のんびり食事をとる。

<GPS.>
 食事中の話題は、今日もまたGPSに関する質問である。
 説明書を見ても分からないという人が多い。
 イイヨネットは売るだけでサポートしてくれない。
 また、カシミール3D操作も素人には難しい。
 基本は、カシミール3D本(杉本智彦著)を買って勉強するしかないようです。
 それには、PCを使いこなさないと理解しがたい。
 ただ、現在地を見るだけということなら問題はありません。
 最近、オレゴン450を買った人が4人もいてびっくりです。
 GPSは、鬼に金棒だがーーー基本は地図とコンパスです。

<奥草山> 
 山頂は、広々とした草原の台地で、北の端から水無山の眺め良し。
 西の斜面は、二次林が美しい
 山頂は、広々とした台地で、落ち葉もなく枯れ木のさまは初冬の感じ。
 西は、二次林の森。
 北の端から綿向山、水無山が見えた。
 奥草山から政子まで10分。

<政子> 
 政子山頂は、三角点があるのみ。貧相な雰囲気で藪の中にある
 政子とは、変な名だ。
 文献を見ると、三角点名鶏岩。通称名政子と記されている。
 即ち、三角点のあるところが、鶏岩と読める。
 大河原山とある。峰の頭を指すのではなく総称である。
 三角点のある峰は、大河原の頂上で鶏岩というのが一般的らしいとの記述あり。
 政子から大河原「国民宿舎」付近に降りられる。
 政子展望台からの眺め、サクラグチ(918m)の連山が正面にある。
 左、鎌尾根に続く高円山(945)近くのNTTのマイクロウエブが見えた。
 眼下は、野州川ダムへ落ち込んでいる。
 フィナァレーも見事な景観だった。

<下山開始>
 奥草山から林道へ下りる。
 前回は、平子峠へ下山した。後半、地形が複雑で迷路のようだった。
 今回は一般路に近いコース取りで国道477号へ下山した。

 前回、2007年12月2日にほぼ同じルートを歩いたたので記録を見るとーー
 コース、タイム、お天気も、今日と余り変わらなかったことに驚かされる。

登山口
上、
奥の平橋袂に駐車。

左、
北参道を行く山仲間く。


距離的には一般道より北参道コースの方が短い。


五合目の山小屋
 山小屋というより休憩小屋、モダンな建物で明るくてきれい。
 竜王山に朝日があたり眺め良し。

七号目の雨乞神社
左、
九合目付近から水無山(985m)。

綿向山は快晴、鈴鹿の主峰が前面に見えた

綿向山から東南へ進む
上、
綿向山から下ると間もなく水無山と奥草山との分岐。

 奥草山への道は、木が積まれ通せんぼしてあった

左、
焼尾谷上部から見た雨乞岳と鎌ケ岳

ブナの木平】
上左、
ブナの木平。

上右、
P992で南尾根に乗る。

左、
ブナの木平。

大菊ケ谷
 菊ケ谷は、上部崩壊地。 ガレの上に草が生えていた。
 底部は、清水平谷へ通じる林道

P811への道
上左、
塩の道峠。

上右、
P811手前のガレ場。

左、
P811上部。
樹林の切れ間から見えた水無山と綿向山。

P811峰

P811峰は、樹林の中で眺望なし。
左、
P811南で昼食

奥草山
 山頂は、広々とした台地で、落ち葉もなく枯れ木のさまは初冬の感じ。
 西は、二次林の森。
 北の端から綿向山、水無山が見えた。
 奥草山から政子まで10分。

政子

左、2007.12.25撮影。右、2010.12.撮影。
落ち葉の量が違う。山名も、政子と政子山になってるよ。

政子展望台からの展望