【山記録】
日時・天候 2014年05月02日(金)・晴
山名 水沢岳(1029.7m)鎌ケ岳(1161m)
山域 鈴鹿
コースタイム
上り→宮妻峡(8:00)~水沢峠(9;30 )~鎌ケ岳(12:25)--計4:25(40分程度花撮影タイム含む)
下り→鎌ケ岳(13:10)~雲母分岐(13:30)~宮妻峡(14:40)
●総タイム6時間40分(休憩・花撮影タイム1時間40分程度含む)
距離/累積高度差 沿麺距離 11.8キロメートル 累積高度差(1365+m -1346m) 
団体名等 単独 水沢山三角点

【足跡 
<前書き> 
 4月下旬、御在所岳中道から長石尾根を眺めたら中腹までビンク色をしていた。
 御在所や鎌のアカヤシオは、連休はじめには見頃と思い鎌ケ岳へ登る計画をしていた。
 5月2日は、全国的に高気圧に覆われ鈴鹿も1日中素晴らしい好天気となった。
 午前8時前、宮妻峡の道路脇の駐車場は1台カズラ谷登山口には2台しか留まっていない。鎌尾根から鎌ケ岳へ登ったのはもう10年前のこと快晴の空を見て気持ちが高ぶった。

<登山口>
 カズラ谷口に来ると鎌ケ岳登山口という立派な標識が建つ。昔は、この先で道が分からずウロウロしたものだが、今や迷うことはない。
 全コース中、左のような標識(現在地と上り下りの方向を→線で示す)も見かけた 多分、四日市市が製作したものだろうが、「鎌ケ岳を守る会」さんのご意見なども聞いてこのような分かりよい案内板となったものと想像する。
 林道は、入口でバリケートがあり車は通れない。傍に「立入禁止」の標識が建つ。
 これをどう理解して良いか分からないがとにかく通行させてもらうことにした。直ぐ後ろからマウンテンバイクに乗った青年がやってきた。柵を乗り越えバイクを入れたので挨拶を交わす。青年の最終目的は、入道岳だが行けるところまで行って戻って来ると話していた。

<水沢峠への道>
 水沢登山口からは谷道を行く。
 暫く行くと「ハチに注意」と書かれたヤケに目立つ看板が建っている。刺された人がいるんだろう対処法も書かれている。蜂は、攻撃性があるので急に動かず静かにゆっくりと逃げるとのこと。
 花の多い谷である。中間部来るとイワカガミの群生が続く。上部に来ると谷全体がイワウチワの大群落が見られた。二日前に降った大雨で残念ながら花が落ちかけているものが多かった。
 上部に来ると、ヤマルリ草が登山道を埋めていた。

<鎌尾根>
 鎌尾根は、花崗岩が風化した脆い岩の道をあるく。
 滑りやすいので危険なところは慎重にゆっくり一歩一歩足場を固めて歩かなければならない。
 アカヤシオは、こういう地質のところ好む。
 花が咲くと葉っぱが消え枯木に花が咲いたように見える。
 今日は、ほぼ満開で尾根がピンク色に染まっていた。
 青い空と周りの環境も素晴らしかった。
 今日歩いた鎌尾根は、日本一美しい山と思った、

【軌跡図ー山旅2014.4改訂版25000図赤線は登り青線は下り

【鳥瞰図】四日市市水沢町標高1330m上空から撮影

宮妻峡駐車場に留める】 
 宮妻峡の駐車場に留める。歩いて5分でカヅラ谷登山口ペ来る。
 日本百名山と書かれた車が留まっている。
 ナンバープレイトは、○6○7誇り高き数字だ。
「山が好き人が好き」
津・○ネ○○さんの車だ。
 何処かでお逢いしたことがある。

  

【林道は、通行止めだが人は歩ける】 

 バリケートのあるところから400m位行った所に岩屑が道路を塞いでいた。この地点を除くと荒れてはいなかった。

【水沢岳登山口】

【谷道は、花の多い道】  
 水沢峠へ抜ける谷道は、イワカガミ・イワウチワ・ヤマルリ草・ショウジョバカマが一杯咲いていた。花の数の多さにビックリです

 昔、カズラ谷にもイワウチワなど沢山咲いていたがーー
 今日見たのはイワカガミのみでした。

 標識や道しるべもあり迷うことは
ない。

 水沢峠近くに来ると春の花木が咲き彩られる。

水沢峠】 

【キレット】 
 花崗岩のサラ場で滑りやすい。足元をしっかり掴むように歩くが風があると怖い。
 ここの通過は、いつも緊張させられる。

【水沢岳】 
 国土地理院の地図には、宮越山とある。
 標識は、水沢岳に 統一されている。
 水沢岳は、鎌尾根縦走路の一とつのピークとしか思えない。
 標高1029.7mと高い。里から見れば立派な山に見えるだろう。
 山頂は、広くて景色も雰囲気も素晴らしい

 

水沢岳ー下りのガレ場】 

P1028峰】 

P1028は、アカヤシオのトンネル 
 ルンルン気分で歩ける。鎌尾根に来て良かった。
 
 
 時間はタップリある。 花を楽しみながら写真を撮りまくる。

 尾根であった人は、殆どか単独者。
 追い越して行った人が5人。
 出会った人は7人くらいはいたかなぁ。

花崗岩岩山の肌はピンク色】 

 精悍な鎌ケ岳は、鈴鹿の顔だ。 この写真は、季節感がありお気に入りの1枚だ。

【リンドウの群生が何か所でみられた。余りにも可愛いので素通りはできない】 

【迫力ある岩峰のコブ。】  

ガレ場を行く】 
鎌尾根、
脆い石灰岩で崩れやすい。

針峰の向こうに雨乞岳】 
 この岩の名前を思い出せない。
背景は、雨乞岳から清水の頭のように思う。

 アカヤシオと雨乞岳】

花崗岩とアカヤシオ】 
 

鎌尾根縦走路が見えた】 

【岳峠付近 
 花崗岩のザラ場で滑りやすいが鎖りなどもあり慎重に歩けば問題はない。

鎌ケ岳】 
上、
鎌ケ岳山頂

左、
御在所ケ岳の山肌も桃色が点在する。

下、
山頂から鎌尾根を見る。背景は仙ケ岳。

カズラ谷を下る】 

【雲母峰分岐 
分岐にある標識。
雲母峰まで60分。
宮妻峡まで
100分。

【滝と関堤 
カズラ谷登山口近くにある。

【カズラ谷登山口 

 2014.04.23御在所岳