【山記録】 | |||
日時・天候 | 2015年03月22日(日)/晴 | ||
山名・標高 | 土倉岳(1049m)/御池岳(1247m) | ||
山域 | 鈴鹿 | ||
コースタイム |
小又谷出会いP(8:23)~ノタノ坂(9:09-9:14)~鉄塔(9:31)~P942(9:58-10:03)~真の谷分岐(10:12-10:17)~土倉岳(10:36-10:42)~土倉口(11:01-11:05)~奥の平南峰で昼食(11:36-12:22)~ボタンブチ(12:37-44)~丁字路口(13:23)~ブナ権現(13:43-13:48)~H888(14:17-14:22)~P916(14:35-14:40)~御池林道下山(15:28) ●総タイム7時間05分(休憩1時間20分程度含む) |
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距離/累積高度差 | 沿麺距離 11.5キロメートル 累積高度差(+m -m) | ||
団体名等 | Gisuzuka30数名 | ボタンブチ |
【軌跡図ー山旅改訂25000図71%縮小】 |
【鳥瞰図】 天狗堂上空1288メートルから撮影 |
【足跡】 |
<前書き> 御池岳は、四季いろいろの顔を持ち訪れる人を楽しませる。 冬は、冷凍の世界でアマチュアには厳しすぎる。 自分は、雪解けの春と紅葉の秋が好きだ。 昨年(2014.11.23)、晩秋の御池へ土倉岳西尾根から登ったときは紅葉が素晴らしかった。 今回は、雪解けの御池岳である。 <早春賦の御池岳> 3月22日、天気予報「曇り」から晴れに変わる。 集合時間8時30分小又谷出会。予定時間より早く全員が集まり8時23分出発する。 茨川集落へ向かう古道を歩くが、今や登山道として定着している。 入口に多少残雪はあったが、殆ど解けていた。 途中、雪溶け水が増水し路上に水が溢れ出ていた。 水の流れが速くて一瞬立ち止まるが、スバッツを履いて渡れば問題なし。 ノタノ坂への標識に従い川へ降り橋を渡る。 急斜面に付けられた谷筋の道は巡視路でもある。小谷を跨ぐハシゴは風雨にさらされ曲がっていた。 46分ほどでノタノ坂に到着。1名体調が悪く少し遅れてきた。 ノタノ坂で古道と別れ、土倉岳までアップダウンのある尾根筋の道を行く。 15分ほどで、展望の良い鉄塔に到着。 藤原岳~多志田山~孫田尾根の展望よし。休憩なしで先を急ぐ。 10時36分、土倉岳に到着。 三角点は、雪に埋もれ見えない。ピッケルを持っていた人が積雪を測定すると40cmほど突き刺さった。 土倉岳から御池土倉口までは急勾配の斜面である。 御池のドデカイ顔が前面に現る。 前半は、スケールの大きい山岳展望に皆の足が止まる。 ボタンブチから藤原岳・多志田山まで迫力あるスクリーン。 後半は、コース一番のきつい登りである。 解けた雪の大地を選び一歩一歩足を前に出すとやがて天が見えてきた。 御池テーブルランドの淵に到着。 苦しい登りを終え御池の淵に上がる。 前を見ると今迄登ってきた縦走路が一望できる。 後ろは、テーブルランドで墨絵をかいたような光景が広がっている。疲れが一辺に吹っ飛び山登りは楽しいと思うのである。 ここは山上の楽園だった。青い空はとても気持ちが良い。 ノタノ坂、上にある鉄塔付近から土倉岳までの長い縦走路が見える。 テーブルランドは、樹林が美しい。墨絵で描いたような白と黒と青の世界。 ここから東ボタンブチへは近い。今日は行かなかったがここから真の谷が見える。 迫力ある渓谷はミニグランドキャニオンだ。 数ある池の中で一番の魅力は青のドリーネであろう。 何度もここで撮影したが満足した写真はなし。 今日は、池に太陽が射す。青い空でまぶしい。 池が、一瞬日影になったときシャッターチャンスがきた。 念願の青いドリーネの撮影(トップの写真)ができ宝物になった。 奥の平からボタンブチの眺め水平の雪原で美しい。 だが、雪が解け土が見えているのが残念。 早春賦、春を感じさせる温かい風が吹いていた。 |
【登山口付近】 |
上左、駐車地。 上右、登山口。 下、雪解けで増水した道を渡渉。 水の流れが速く足首辺りまで水に浸かる。 |
【小又谷下流部に架かる鉄橋を渡る】 |
「ノタノ坂茨川」の標識に従い川へ降り鉄橋を渡る。 |
【三重県側に通じる古道、谷筋を行く】 |
【ノタノ坂】 |
ノタノ坂は、滋賀と三重を結ぶ小峠。 君ケ畑(滋賀)~ノタノ坂~治田峠~大安町(三重)へ |
【192号鉄塔ー藤原岳・多志田山辺り三重と滋賀の県境】 |
【真の谷分岐】 |
真の谷との分岐。 ここは、藤原岳への道で降りていくと二つ鉄塔があり展望が良い。 |
【土倉岳】 |
土倉岳三角点は、雪の下で40cm位積雪あり。 |
【御池土倉口へ→ドデカイ御池に圧倒される。途中、絶景ポイントあり】 |
土倉岳から御池土倉口へ。 ドデカイ御池岳が前に現る。 二次林の美しい山肌を持つ御池、岳人なら誰もが憧れる山だ。 前半は、藤原岳やボタンブチが見える絶景ポイント。 後半は、ルート中一番きつい登り。 |
【下、御池土倉口。下二列目、歩いてきた土倉岳と天狗堂が見える。】 |
苦しい登りを終え御池の淵に上がる。 前を見ると今迄登ってきた縦走路が一望できる。 後ろは、テーブルランドで墨絵をかいたような光景が広がっている。疲れが一辺に吹っ飛び山登りは楽しいと思うのである。 |
【御池テープルランド】 |
【奥の平南峰で昼食】 |
上左、奥の平南峰で昼食をとる。 上右、遅れた人のサポートをして上がってきたリーダ。 左、奥の平から見た南峰。 下、奥の平から見た丸山。 |
【奥の平から見たボタンブチ】 |
奥の平からボタンブチの眺めは美しい。 テーブルランドの中で一番お気に入りの場所です。 雪が解け土が見えているのが残念。 春を感じさせる温かい風が吹いていた。 |
【ボタンブチ】 | |
上左、ホダンブチ。 上右、ボタンブチから見た天狗の鼻。 下、ボタンブチ。天狗堂が正面に手前に丁字尾根が見える。 ボタンブチに立つと深く切れ落ちた地獄の底ゴロー谷が見える。(次の写真) |
【丁字尾根口からゴロー谷を望むー幸助の池上部から撮る】 | |
【青のドリーネで尻滑り】 |
青のドリーネへは初めて来たといって云っていたた昔の山ガール。 皆さんの前でただ一人お披露目をしてくれました。 |
【丁字尾根口から下る】 |
上、丁字尾根口。 下、急斜面で転倒しやすい。今日は雪が適当にブレーキをかけてくれる。 |
【丁字尾根ーブナ権現】 |
ブナ大木のある斜面で休憩。葉が付いていないブナの隙間から御池ボタンブチ付近の景観が眺められる。季節の変わりめで風情あり。 |
【丁字尾根ー標高888m】 |
丁字尾根にはシャクナゲの木が多い。雪は解けていた。 標高888m で休憩、春を告げるマンサクの花が咲き始めていた。 |
【丁字尾根ーP918m】 |
上左、P918手前の珍木。 上右、P918手前の登り。 下左、 P918。 下右、 P918にある標識。 |
【P878付近からの展望】 |
藤原岳の展望良し。 |
【御池林道へ下山】 |
御池林道へ無事全員下山する。 |
参考ー池めぐり詳細図 |
2014.11.23 御池岳(土倉西尾根~丁字尾根) |