【山記録】
日時天候 2016年01月10日(日)・晴/曇り
山名標高 日本コバ(934.1m)/松尾谷流域周回・登り永源寺尾根下り笠松尾根
山域 鈴鹿
コースタイム
もみじ荘跡広場P(8:35)~登山口(8:45)~永源寺尾根P580(9:33-42)~H660(9:57)~永源寺尾根P785(10:48)~H870(11:06-12)~P915(11;30)~日本コバ(12:04-50)~笠松尾根H680(13:20)~シロキ谷下流広場(14:18)~もみじ荘跡広場P(14:22)
総タイム5時間47分(休憩70分程度含む)
距離/累積高度差 沿麺距離10.3キロメートル 累積高度差(1076+m 1101-m) 
団体名等 Gisuzuka30数名ほど 日本コバ三角点(934.1m)

【軌跡ログ・山旅40000図87%縮小

カシバート・鳥瞰図入道ケ原(阿の瀬山)1660メートル上空から撮影 

【足跡】
<前書き>
 日本コバは、二回目である。前回は、2010年9月衣掛林道~大窪コースを歩いた。
 今回は、永源寺尾根から登り笠松尾根を経て識蘆(シキロ)谷下流へ降りる。
 国土地理院には、松尾谷と書かれてる流域を周回した。
 集合地は、旧永源寺役場跡8時30分。
 定刻前、全員が揃い登山口近くの旧もみじ荘(国民宿舎)」跡へ車を走らせ目的地へ10分位で到着。
 建物があった跡は、何もない広場で30台以上車はは留められる。
 
 このユニークな山名を持つ「日本コバ」は、複雑な地形で特色のある山らしい。
 文献を見ると、名の由来が書かれていた。、
 「日本コバ」は「二本コバ」である。
 古くから山で休むのを「一本たてる」と表現することから、二本たてればこの山に登れるとの解釈は、戦前の山と渓谷に載った有力説。
 コバの名称は、木場(小さな広場)というのが通説。鈴鹿には古くから「コバ」が多く存在していた。

 日本コバは、永源寺を底辺として東は蛇谷、北は角井峠に至る広大な山域を持つ。
 千メートル以下の山とは思えないとてつもないデカ山とある。
 衣掛山は藤川谷の北辺の最高点であるが、過去に日本コバの最高点であったと考えられていたので旧名は藤川山とある。

<往路→永源寺尾根>
 駐車地から10分ほど歩いて尾根の先端に来ると登山口。
 横は、林道が上へと延びているが道は荒れ果て車も走れないほど傷んでいる。
 永源寺尾根は、登山口から標高870mまで2時間40分かかった。
 登山口から標高580mまでが急登で植林の木を掴まりながら登る。ここまで休憩なしでくる。
 標高660m過ぎると緩くなりたいしたヤブもなく尾根上を歩ける。ここまでテープなし。
 標高870mで東に向きを変える。ブナの大木が現る。
 ここから日本コバまでは、二次林を行く楽しい尾根道。尾根筋には標識とテープあり。

<日本コバ>
 展望はないに等しい。山頂部は三角点石と標識がある平坦な小広場。周りも荒れた庭園のようなスペースがある。大きな山だけに眺めがよくないのが残念である。

<復路→笠松尾根>
 尾根上には道はないが、二次林の広がる尾根の芯にはヤブもなく快適に歩ける。
 下に降りてくると、ハイキングとして整備された道があるが今は荒れていた。
 ダム湖・寺・滝への標識は現存している。
 また、窯跡が沢山あり人が入っていた痕跡あり。
 識蘆の滝は、登山道から近くにある。二段から落ちる滝は、水量もあり美しい寄り道の価値あり。

【午前7時、三重県側の鈴鹿 
 三重県大安町R306号と421号分岐付近から撮る。
 竜ケ岳や藤原岳に雪肌が見られず。

駐車地 

国民宿舎もみじ荘の建物があった跡に駐車。
空き地は、広くて30台以上駐車可能。

登山口】 

登山口。林道の奥へ10分ほど行ったところの尾根先端から取りつく。標識などなし、

【永源寺尾根P580
 登山口(310m)メー
トルからP580メートルまでの標高差270メートルを一気に登る。

永源寺尾根標高660m付近】  

この辺りからきのこが見つかる。
あそこにもあるとKさんの声が、大勢で来ると発見も早い。

左、
標高660m

永源寺尾根標高730m】 
 この辺りから西側も二次林の森に変わる。

【標高754m付近から見えた山は、さて】 
 正面に見えたピークは、P870か背景の山は
白鹿背山といことに?

永源寺尾根P785へ】 

右、P785で休憩。

【標高870mに来て永源寺尾根から東の稜線に入る】 
左、H870に来るとブナの大木が居座る。
右、上部にキノコあるも高くてウラメシイ。

御池岳と霊仙山方面の眺め良し】 
 全コース中、展望が開けたのはここのみでした。

上、
御池岳方面
左、
霊仙山方面


P915】 

【標高915mから日本コバに向かう尾根上にある標識の位置が怪しい】 
左、
この標識は他の場所からここに置いたものと思われる。
 現在、置かれている場所から日本コバまでは1.5km程度。

上右、
日本コバ1.0km表示は正確と思える。

【正面に日本コバが見えてきた】 
 二次林の森で秋や春は歩いて楽しいところ。

【日本コバ手前に来ると古い看板が出てきた】  
松尾谷上部は、猛烈なヤブとあり。今は廃道同然。

【日本コバ】 
 山頂部は、盛土を鋤(すき)で削ぎ取ったような形状で、東から藤川谷がこの円形頂部に深く食い込み、最上部は湿地帯を形成し三角点がなければ山頂の認識が沸いてこない。と文献に書かれている。
 最上部に湿地帯があるとは、地形が変わっている。
 

【下山開始】 
12時50分下山開始。

【笠松尾根680m手前-13時18分通過 

笠松尾根P520m-13時36分通過 


復路は、休憩なしで突っ走る。

笠松尾標高520m-13時36分通過 

【降りてくると、窯跡とハイキングコースあり 
標高420m付近から下には多くの窯跡あり。
 湖と寺のハイキングコースの標識が出てきた。

ハイキングコース入口】 

川を渡り駐車地へ戻る】 

下山後、有志で滝見に行く】 

識蘆の滝】 

識蘆の滝 

永禅の滝】