【山記録】  
日時天候 2017年05月03日(水/祭日)
山名標高 高取( 684m)・比婆乃山(670m)・イワス(643m)・男鬼山(683m)
山域 鈴鹿
コースタイム
男鬼町東方広場(08:53)~男鬼峠(09:13-22)~高取(10:00)~高取最高峰(10:10)~高取城跡(10:27)~比婆之山(10:50)~比婆乃神社(11:04)~比婆乃山(11:14)~鉄塔(11:26)~イワス(11:48-12:38)~林道(13:03)~鉄塔(13:31-38)~男鬼山(13:58-14:07)~林道(14:58)~男鬼町(15:23)~男鬼町東方広場(15:30)
総タイム6時間37分(休憩等タイム90分程度含む)
距離/累積高度差 沿麺距離 12.3キロメートル 累積高度差(+912m -825.0m) 
団体名等 Gisuzuka31名 廃村の男鬼町

【軌跡図ー山旅25000図87%縮小

【足跡】 
<前書き>
 ゴールデイウイークの初日(5月3日)は風薫る皐月晴れ。
 鈴鹿の廃村となった集落、男鬼山(おおり)山域を周回した。
 自然林の美しい森は、新緑で眩しく空気はうまかった。
 この山域には、男鬼・落合・入谷・甲頭倉と山深いところに集落が存在する。各集落とは山を越し生活物資の搬送路として使った山道であるが古道は既に廃道となり迷い道である。
 2014.05.11登頂したコースとほぼ同じであるが、男鬼山からの下山ルートが少々違っていた。
 前回は、男鬼山東尾根筋から東南方向へ駐車地に向かってダイレクトに降りた。
 今回は、男鬼山から東の標高500mのコブへ向かう。コブから谷に降り南方向へ進み古道を歩いて男鬼町を経て駐車地に戻る。
 
<登山口>
 8時20分、集合地の「野鳥の森公園」を相乗りで出発。
 落合奥の集会所で左折れ谷間の薄暗い狭い古道を走る。
 男鬼町1キロ手前の道路脇に車を留める。ここが登山口である。
 野鳥の森公園から30分ほどで着いた。
 

<高取と城跡>
 高取は、4回目である。。
 今の季節、鈴鹿で一番のお気に入りの場所だ。
 新緑の美しい静かな尾根を歩くと心も体もリフレッシュできる。
 しかしながらこの高取は、鈴鹿の深山なので近づきがたい山でもある。
 こんな山奥に歴史に残された城跡が存在する。
 今、NHK大河ドラマ「直虎」で城跡見学が大注目である。
 彦根市教育委員会の資料には、男鬼入谷城(おおりにゅうたにじょう)とある。
 何でこのような深山に頑丈な城を築く必要があったのか。誰もが疑問に思うことである。
 高取城は、謎の多い山と書かれている。

<比婆山と神社>
 比婆山頂は、比婆神社への参道みたいなところで標識がないと素通りしてしまう。
 山とは思えぬ通過点である。
 比婆山は、そもそも比婆神社のご神体の山。
 新しいお宮さんが建て替えられていた。
 神殿の上に建物がある。一寸変わった造りである。
 険しい岩に囲まれた地形なので、保護を目的に建てられたような気がする。(トップ画像)
 外垣も立派である。造営資金は高そう。

<イワス>
 セメント会社の鉱山跡がある。
 先端は、一目30m以上も削られた崖につき注意。 
 彦根市街と琵琶湖はかすんで見えづらい。
 イワスの山頂は、どこがピークか分からない。
 平たい大地のイワスで昼食をとる。

<男鬼山>
 青天井が見え円形の広場が男鬼の山頂に前回見かけなかった山名プレイトがあった。
 木がなぎ倒され無残な姿は今も変わりなし。
 人工的に伐採したとも思えない。風の通り道で倒壊したとしてもこの倒れ方異常のように思える。
 当然、鬼の住処はなくなり鬼はもう死んでしまったようだ。
 鬼のいない山は余りも寂しい。元の環境に早く戻って欲しい。 
 皆さん山菜取りで長めの休憩をとる。

【林道に駐車】
上、
駐車地。
植林の平坦な地。適当な所へ車を留める。

左、
登山口。
水のない谷間を渡り広い斜面に出る。
 適当に道を選んでリーダを進む。
 下の方は、植林だが意外と明るい谷間。

【広い谷筋を適当に登る】

高度を上げると自然林に変わる。

【男鬼峠】

突然、女ターザン出現?木にぶら下がっているだけよ
男鬼峠。
入谷と男鬼を結ぶ古道。
 

【P649付近】
 新緑で美しい二次林の森。

【高取付近】
 美女群の中に男一人。
 

【高取680m】

【これ何の木】

【高取城跡】
 高取城は、謎の多い山と書かれている

 今、直虎ブームで城跡見学が注目。

【比婆の山】
 前に笹がなくなり霊仙山が大きく見えた。
 比婆山の壊れた山名札があった。

【P669】

P669で休憩。エビネは、新芽が出ていた。
リュックを置いて比婆神社へ。

【比婆神社】
左、
比婆神社。 新しくご神殿が造営された 他の神社にはないユニークな建物は新発見だった。

【鉄塔】

鉄塔から男鬼山の眺め良し。

イワス
上、
イワス。

左、
高山砕石跡。
 再生はしていない。

下、
琵琶湖方面の展望は今一でした。

【標高572m地点】

上、標高572m地点。
右、古道に出る。

【謎の標識】

謎の標識。東、男鬼山。西、イワスの方向。

【鉄塔】

鉄塔付近、山菜が沢山あり。

【男鬼岳】
左、
男鬼山山頂はハゲ山。
 人工的に伐採したとも思えない。風の通り道で倒壊したとしてもこの倒れ方異常のように思える。
 ワラビ取に夢中であった

下、
少し下ったところから霊仙山の眺めよし。

男鬼山からの下山ルート】

下、谷筋を歩いて林道へ。

林道を歩いて廃村の男鬼町へ
左、
古道へ下山。
バイク数台と車ともすれ違う。
 米原か鳥居本町方面へと行く

廃村男鬼町
左、
廃村の男鬼町集落。
 静かで侘びしい集落だが、この道を歩いていると今も生活の匂いがする。

【林道で見かけた花】