【山記録】
日時・天候 2015年04月16日(金) 天候 晴
神宮司庁の境界石
山名・山域 天空界道を行く(竜ケ峠~剣峠編)/伊勢近辺
駐車地までの交通 高麗広最奥地民家の道路脇に置車。登山口の仙人橋下までマウンテンバイクで20分
コースタイム
仙人橋下(8:13)~竜ケ峠(9:16-9:29)~P411(9:49)~標高370m(10:21)~標高422(11:08)~P381(11:59)~床の木分岐(12:15-12:45)~P401(13:16~13:22)~八大竜王(13;35-13:42)~県道と八禰宜山分岐(13:50)~休憩地(14:03-14:16)~県道下山(14:50)~剣峠(15:16-15:25)~高麗広駐車地(16:15)
●総タイム8時間02分
(休憩タイム50分+ロスタイム20分程度含む)
距離/累積高度差 沿面距離17.6km   累積高度+   m -   m
団体名・参加人数 単独

【【軌跡・25000図66%縮小】】

【カシミール3D標高距離グラフ図】 

【足跡】 
 <概要>
 天空界道とは、五十鈴川流域の尾根を周回するコースで全長推測35km位ですが、歩いた人が今迄に一人しかいないので正確なことは分かりません。
 尾根筋の内側は神宮領域なので立ち入り禁止ですが境界尾根は登山のマナーを守れば歩けます。
 低山ながら太古の森は標識などはないので迷いやすく一般向きの山ではありません。
 縦走となるとコース選定のアプローチが難題です。
 神宮林には入れないのでAからB地点へ行くには相当大回りをしないといけない。
 今回は、高麗広に車を置いて周回する。
 宇治から剣峠まで20キロほどあり県道とはいえ名ばかりで片側は崖で対向できない所も多くこの道を車で走るのも正直しんどいです。高麗広から登山口の仙人橋下までマウテンバイクで20分かかった。
 
 <仙人橋下~竜ケ峠>
 
昔は、沼木と宇治を結ぶ生活道路であった。
 近年、歴史街道として菖蒲までハイキングコースが整備された。
 この中間に竜ケ峠がある。峠には、立派な東屋や案内板が建つ。
 この整備により鷲峯への登山も気軽に行けるようになった。

 <P441~P401尾根>
 この区間は未踏。
 カシミールのグラフ図を見ると、距離5km。
 高低差の緩い尾根をほぼ南に向かって歩く。
 標高370m付近に来ると花崗岩の岩場にミツバツツジが咲いていた。
 岩の上から前山・鷲峰・竜ケ峠・P441が見えた。
 展望地は、ここのみだった。
 このP441~P401尾根は、ツバキ・ヒメシャラ・コナラ・アセビなとが多い。杉や檜は少なく太古の自然林に覆われ広くて明るい楽しい散歩道でした。沼木道分岐で昼食をとる。
 天空道は全体的に暗い感じの山が多いがこの森は素晴らしかった。

 <P401>
 イセaoki「フカクズ」と「八大竜王北峰」の標識名がぶら下がっていた
 自分は、フカクズと思っていたが、八大竜王北峰に戸惑う。
 北峰に対し南峰は何処になるのか。八大竜王か、それともその上に位置するP366辺りか。
 この山名は、地元の南勢テクテク会さんが付けたとも思えない。

 <八大竜王~八禰宜山~剣峠>
 三重県の山本に紹介されている一般道である。
 コース全体が樹林に覆われ暗い。
 ポイントには、南勢テクテク会が作成したダイダイ色の標識がある。
 何度も来ないとこの標識が分かりにくとの声をよく聞く。
 某山会から、ポイント地点で「登山道地図と標識」を入れた写真を公開をして欲しいとの要望あり。
 三か所で撮影したので下記参照されたし。
 「八禰宜山・県道道分岐」で、県道コースをとり探索に歩いた。
 県道登山口は後で分かったが行き過ぎてバック15分ほどロスした。

【登山口】
 宇治側と沼木側を結ぶハイキング道が、近年整備された。
 登山口には、駐車rスペースもあり。
 「鷲峯・しゆうれい」への新登山口として利用価値が高くなった。

【国交省高麗広雨量観測所】
 国の雨量観測所。
 伊勢市には勢田川と宇治と二か所あり。

【谷道を行く】


案内標識は、神宮司庁が作成したもの。
何処にでもある案内板と違ってとてもユニーク。

【馬落とし】 
 馬落としは、南北朝時代の伝説
 当時は、厳しい地形でこの辺りに来ると馬が滑って谷へ転落していったことからこの名がついたとの説。

【竜ケ峠ー9:29発】 
 近年、歴史街道として沼木と宇治を結ぶハイキングコースが整備された。
 鷲峯登山に欠かせない存在である。

【P441ー9:49着】 
P441は、
樹林の中で展望なし。  樹林は緑樹系の自然林で明るい

ヒメシャラ・ツバキ・アセビ

【標高370ー10:21着】 
  P411峰からP401峰まで凡そ5km。展望が開けたところはこの標高370m地点のみ。この付近は花崗岩に覆われミツバツツジが咲いていた。

【P392手前のピークー10:42着】 
標高430mコブ。
東西南北に大きな尾根が緩やかに広がっている。
 南の尾根に乗る。

【P392ー10:55着】 
上左、P392の最高地点。
右上、
最高地点の岩塊の中にあった標石
下、
手前から撮影したP392
 
、東南方向に尾根が張出しているので引きずりこまれやすいので要注意。


【標高422付近ー11:10着】 


 新緑で明るい尾根筋には、太古の大木が存在する。
標高420mコブ。
 明るい樹林が続く。
 東西南北に尾根が走っている。
 南尾根に乗る。

【P381-11:58着】 
 西と南方向に尾根があり。どちらからといえば西(右)の尾根に自然と足が向かうのでここは、現在地確認しないと進めない。

【床の木分岐ー12:15着~12:44発 昼食】 
 ここで、昼食をとる。
 この地点には、沼木へ通じる古道あり。   昔は、床の木(沼木)から長く厳しい山を越え五か所や高麗広へ向ったこと思われる。

【P401(フカクズ)-13:15着】 
 P401は、平地でうす暗い樹林の中にあり迷いやすいので、方向に要注意。

イセaoki「フカクズ」と
「八大竜王北峰」の標識名がぶら下がっていた。 

【八大竜王-13;35着】 
 八大竜王社は、伊勢朝熊ケ岳に引っ越しをしたが今も参詣に訪れる人もいるような気配を感じる。

【八大竜王とフカクズ(P401)分岐】 
左、
八大竜王へ

右、
P401を経て竜ケ峠へ

【八禰宜山と県道道分岐】 

左、八禰宜山を経て剣峠へ

右、八禰宜山の腹を巻いて県道へ

【ヒカゲツツジとミツバツツジ】 
 休憩地はヒカゲツツジとミツバツツジの群生地。

【八禰宜山上腹を巻いて山頂へ】 
 登山道は、北尾根に回り込んでから山頂に向かうように付いていた。この辺からなら山頂へ直登もできそうな斜面に見える。

 

【県道に下山】 

左、八禰宜山登山口(1.26km)。
右、付近地図。
 八禰宜山登山口(1.26km)へ降りる予定だったが、かなり行き過ぎたので少しバックしたら県道が見えたので下山した。

【剣峠】 
剣峠。
 名前のイメージとは違って広々とした峠です。

 野口雨情の歌碑がある。
「神路山越えまた来ておくれ乙女椿の咲く頃」

 五か所湾の展望が良い(上右)