2020年05月17日(日)晴  
コースタイム
 五十鈴公園駐車場(10::50)~宇治道一町標識分岐(11:10)~岩井田山(11:55)~岩井田山展望地(12:00-13:15)~楠部山(13:40)~清水橋(14:20)~朝熊峠(14:45)~朝熊ケ岳(14:55)~朝熊峠(15:00-10)~清水橋(15:35)~一宇田の頭(15:55)~楠部峠(16:20-30)~五十鈴公園駐車場(16:55)----総タイム6時間05分(昼食・撮影タイム100分程度含む)

<希少価値の花>
 ジングウツツジは、日本でも数か所しかみられないな貴重な花。
 ジングウという冠がつく花なので朝熊山で発見された。
 ジングウツツジの開花期は、5月中・下旬で少し遅めです。
 ツツジの種類は多いが、この種は葉っぱの形が特徴です。ジングウツツジの生える場所は、蛇紋岩です。
 蛇紋岩は、アルカリ性でジングウツツジは蛇紋岩でないと育ちません。
 従って、採取して家へ持ち帰っても枯れてしまいます。

ジングウツツジが咲く岩井田山
 朝熊ケ岳宇治岳道沿いにある標高211mのヤブ山です。
 山名も、国土地理院の地図に名前がありません。
 全国的に見ても数少ないジングウツツジが咲く貴重な山ですが、
 ヤブ山なので登山口はありません。知られていないので地元の人でも登る人は少ない。
 今回のコースは、入口から楠部峠までテープがしっかりと巻かれており安全な道で危険なところなし。
 但し、地図とコンパス必携。
 登山口は、宇治岳道一町地蔵付近から入る。
 自然林の明るくて気持ちがいい尾根を登っていく、葉っぱの大きいアサマツゲが見られる所に来ると、
 濃いピンクのジングウツツジが登山道沿いに多く咲いていた。
 岩井田山は、樹林の中です。
 山名プレイトがなくなっていたので分かりにくいです。窯跡らしき凹んだところが山頂です。

 岩井田山から5分ほど先、岩井田山展望地に出る。
 緩やかな広い大地は、360度の素晴らしい眺めである。
 ジングウツツジをバツクに朝熊ケ岳が見えるところで昼食をとる
 鼓ケ岳から前山・鷲峰・島路山・山伏峠・朝熊ケ岳へと続くパノラマの山並みーーこれが天空界道だ。
 眼下には、宇治の街や陸上競技場。その先に広がる伊勢市街と三郷山の全景が印象に残る。
 その奥、伊勢三山(局ケ岳・白猪山・堀阪山)が顔を出す。
 青い伊勢湾の遠い向こうに鈴鹿の山容も確認できる。
 
 復路は、宇治岳道を歩いた。
 ここにも、濃いピンのジングウツヅジが多くみられた。

【岩井田山軌跡図と五十鈴公園駐車場】
上、
岩井田山周辺軌跡図。
岩井田山は、ヤブ山につき地図とコンパス必携。
危険なところなし。快適に歩ける。

岩井田山入口
上、
宇治岳道道
一丁石地蔵。

左、
岩井田山口。
目印の赤テープ。

【ジングウツツジとジングウツゲ】
上、
ジングウツツジとアサマツゲ。
アサマツゲは、通常のツゲより葉っぱが大きい。

左、
開けたところに出る。
鼓ケ岳。

下、
県営陸上競技場・体育館と市街地が見える。

【岩井田山】
左、
岩井田山。
以前は、山名プレイトがあったが消えていた。
窯跡らしき凹んだところが山頂です。

【岩井田山展望地ー朝熊山方面】

【岩井田山展望地ー伊勢市街】

【宇治岳道】

 2014.05.23