【山日誌】
 山名・ 山域    局ケ頂(310.8m)・南伊勢町(三重・南部)
日時・天候 2012年12月28日(月) 曇り 
交通・駐車地等 、通称名サニーロード(県道玉城南勢線・伊勢自動車道玉城iCと接続)を走る。
 南伊勢町伊勢路で国道206号線に出る。
 相賀浦トンネル手前で左折れて相賀浦まで7分程度。
 伊勢市内から50分程度。
コース・タイム   駐車地(8:45)〜登山口(8:50)〜相賀浅間山(9:08-15)〜米子浜分岐(09:55-10:00)〜米子浜(10:40-11:00)〜P720m峰(12:00-10)〜局ケ頂(12:45-13:00)〜北峰(13:10-14:00〜海ぼうず二俣(14:45)〜駐車地(15:10)
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総タイム登り2時間55分・下り2時10分。 
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実タイム登り2時間20分・下り1時間10分 
 ●標高差+1170m-1171m   
 ●沿面距離11.2km
 人数  単独

【足跡】
 三重県南部に飯高の局ケ岳と南伊勢町の局ケ頂という良く似た名前があるので、どんな山ですかと関西ハイクの山友から聞かれること多し。
 お局さんと云われるだけあって両山とも気品を持った個性豊かな魅力のある山だと答えています。
 局ケ頂の魅力は、何と云っても山頂から見る熊野灘・五か所湾の動と静の動きである。
 白波が立ち砕けるさまは地球が呼吸しているかのようだ。
 
 過去、二度登ったときに網代浜や塩竃浜にも降りたことがある。
 今回は、未踏の米子浜に降りそこから局ケ頂へ直に登ろうとの目的でやってきた。
 予想外に苦しめられた。
 その他、伊勢志摩国立公園中、展望が一番良いと噂の高い南海展望台である。
 今日は、ここから局ケ頂を見てやろうと期待してやってきた。(トップの写真)
 午後から天気が悪くて真っ青な海と青空に映える局ケ頂を見ることができなかった。
 残念だった。

【軌跡図25000】

【標高と距離グラフ図】

【駐車地】
 相賀浦は、狭いので、駐車スペースはない。相生橋を渡ってニワ浜の海ぼうずの駐車場に留めさせてもらう。

【登山口】

 海ぼうずとは、廃校となった校舎を利用し海洋の体験学習などに利用されている施設。

 今は、階段の手入れなど津波の避難所にもなっているようだ。

 この付近で、トウグルマを押している老人を多く見かけた。
 10年ほど前来た時は、そんな光景がみられなかった。

【相賀浅間山】
 ニワ浜が美しい。左の半島上部が絶景地の南海展望台がある。


下、国道260号の後ろの山は、霧間の八辺りか。
 背後は、獅子ケ岳〜七洞岳の度会アルプス?

【浅間山最高点P137からの眺め】

【相賀浦の高P172mは海ぼうずへの道。北回り1,1キロと南周り1.6キロあり】

【P188付近にある休憩所からの大展望】

右、ベンチのある休憩地
左、米子浜。
下、展望地から局ケ頂(中央3つコブの右)
  一番右のコブが局ケ頂北峰。
  

【米子浜の頭から少し先に米子浜へ降りて行く道標あり。】

【米子浜へ下る】

 テープを頼りに降りていったので、地図も方角も見ないでいた。
 歩いた感じでは谷をトラバースしながら、東へと向かっているものと思い込んでいた。
 軌跡を見ると、ほぼ谷沿いに南へ降りているのだ。

 トラバースなんて全然していない。
 頭のコンパスは完全に狂っていた。
 

【米子の浜】
左、手前が田曽浦。奥、志摩半島御座。


下、米子の浜。曇っていたので水平線は今一。 
熊野灘の荒波が岩に砕けて白い波しぶきをあげていた。左は五か所湾。ここは太平洋に面しているので豪快だ。

 静かな海岸線は美しい。地球の鼓動が伝わってくる。



【米子浜から局ケ頂へのルート写真。赤線が歩いた道。】

【シダ・ウラジロのヤブでもがく】
上左、この岩に紐があったのでよじ登る

上右、この地の特有「ウラジロ」が、胸辺りまで密生し前が見えず苦戦。
左、P174までは地獄。ルート探しに右へ右へと回り込むが何だ下っているじゃん。
下、P174付近に出てウバメガシとなり前が見えた。左に赤石鼻の尾根が見え現在地が明確になる。
 
 左、無名ピークP810峰合流手前に見えた海岸線の先は、志戸の鼻辺りになるのか。
 赤線ルートで感じたこと
 米子浜からP174付近までは余りにも厳しかった。
 米子浜から、上がる地点に紐があったこれは何を意味するのか。
 推測だが、網代浜へ行くのに付けられたものかとーーその痕跡はあった。

【無名ピークP270m峰に到着。】
 三角点、標識などなにもなし。無名ピークの山頂は、木が伐採され広くて明るい。

 下、西方向に見える山は、昨年登った
標高307mのたこら山だろう。
 右は、左衛門か。


【局ケ頂】

 山頂からの展望は素晴らしい。
 熊野灘が広がり。入江は白波が上がる海岸線がとても美しい。
 伊勢志摩国立公園の最奥地。観光客はいない。

【局ケ頂からの展望・よなご浜と五か所浦方面】

 局ケ頂からの展望・塩竃浜方面・下、志戸の鼻方面。】

【局ケ頂北峰】

山頂は、少し手前になるのか。見えないようだ。

【南海展望台から見た相賀浦とニワ浜。背後の山は、局ケ頂】
 南海展望台。
 シンボルの人魚が太平洋熊野灘に向かってささやいているかのようです。
 

 夕刻。
 ぽちりぽちりと雨があたっていたので暗くてきれいな写真がとれませんでした。

【南海展望台から見た五か所湾】

【南海展望台から伊勢志摩国立公園リアス式海岸(五か所湾口)が見られる】

2006.1.28局ケ頂